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歳月手記

歳月のちょっとしたメモです。
ちなみに「さいげつ」ではなく「としつき」です。

俳句

2004-10-20 01:38:07 | つぶやきいろいろ
咳をしても一人

これは明治の俳人、尾崎放哉の俳句です。

この句を知ったのは、7~8年くらい前に
「驚き20世紀」と言う番組の予告ででした。


咳をしても一人

求めたのは絶対孤独


確かこんな紹介だったと思います。
その句と「求めたのは絶対孤独」と言う言葉にとても惹かれました。
結局、番組自体は見れませんでしたし、作者の名前も忘れてしまいました。

それが今日の昼の話の中で、
この句の話題が出たので、今度こそ忘れないようしらべてみました。

俳句と言っても、自由律俳句と呼ばれる形式で、
音数にも季語に縛られず、心の動きをそのまま自由に、自然に表現するものだそうです。

五七調出ない俳句と言うのはどこか違和感がありますが、
いくつか気に入った俳句があったので、載せてみます。


障子の穴から覗いて見ても留守である


一つの湯呑を置いてむせてゐる


こんなよい月を一人で見て寝る


淋しいぞ一人五本のゆびを開いて見る


墓地からもどつて来ても一人

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