大塚でつぶやく

北大塚にある、とあるおでん屋で働く夫を観察する妻のブログです。立ち上げは夫だったはず・・・・ですが・・・

懺悔します

2011-09-12 18:53:09 | いきものよもやま話

私、2日前に子供を捨てました。
今、とてもつらくて寂しい思いです。

3人の子はようやっと育てあげたものの、まだ3人も残っていて、もう、いよいよ食べさせるものが底をついたんです。台風が通り過ぎた朝、幼かった二人が亡くなってしまいました。残された子は一人、でももう本当に食べ物がなかったのです!やせ細って、元気がなくなっていくこの子を見るにしのびず、とうとう、、、、。

仕事に行くとき、近くの神社の境内に置き去りにしてしまいました。
あの神社なら、なんとかなるのではないかと思って。
でも、仕事帰りに見てみたら、あの子はそこを一歩も動かず、弱りきっていました。
かわいそうでたまらなくなり、自分の行いを恥じて一度は連れ戻しましたが、やはり食料がないのではむざむざ飢え死にさせるばかりと、心を鬼にして、もう一度、あの神社へ捨ててきました。


なんとあの子は、自力で適応して今、元気でいます。毎日、成長していくあの子の姿を、かげから見守ることくらいは、許されるでしょうか。


神様、どうか、あの子を立派なアゲハチョウにしてやってください。

8月の終わり。自宅のベランダの山椒の木。こんなに大きくなるまで気づきませんでした。この時点で大3匹、小3匹いたんですね。

三匹巣立っただけで、もうこんな状態。もともと30cmくらいしかないこの木、この葉量で後三匹は蛹化までたどりつけまい、、、、。

意を決して、残った一匹を神社のカラタチに。しかし、一歩も動かなかったため、3時間後に回収。念のためカラタチの葉を二枚盗み、食べるかどうか一晩様子をみることに。

朝、すごくゆったりした動きでカラタチの葉をつきさした枝に移動し、ちゃんと食べた。文献をあたった限りでは、4齢幼虫までは食草の変更が可能らしい。こいつは多分まだ3齢。一枚まるまるではないが食べた後死んでいないし、いける!

再捨て子2日目。捨てた枝から動かず、その枝の若い葉をもりもり食べて、体もひとまわり大きくなったようす。この木には同種のライバルがたくさんいた。もし餌が足りなくなったら他の若枝まで、主幹を伝って移動しないといけないから、移動コストを考え、とりあえずライバルのいなさそうな若枝に移してよかった。寄生虫や鳥にまけず、ちゃんと羽化することを祈っています。

 

ちなみに。

ベランダの山椒にアゲハがついた~と姉と母に伝えたとき。
いや~、うちのゆずの木も毎年ぼろぼろに食われて丸裸になって困ったんだよね、今年は来なくてラッキーだったわ、草むらに放した子らには悪いことしたけど。それにしても山椒もミカン科なんだねぇ
「ちゃんと幼虫たちが蛹になるまで育つといいね、あげはのさなぎ、無事に羽化できるといいなあ」って、うちの山椒の心配は??


シロとお別れ

2011-06-01 21:29:29 | いきものよもやま話

2007年5月、生後二ヶ月で我が家にやってきたスナネズミ姉妹。
2011年6月1日、姉妹の一匹「シロ」が急逝しました。享年4歳2ヶ月。

朝起きたら、砂入れに顔をつっこんで、全身で息をしていました。入ろうとするのですがもう、うまく体が動かせない状態でした。それから数分後、息絶えました。

スナネズミとしてはかなり長寿のほうで、年齢が年齢だけに何があってもおかしくはないのですが、シロは前日まで食欲旺盛で活発に動き回っていただけに、これは、5歳までいけるか!?と思っていた矢先の、唐突なお別れでした。

いま、一匹だけ残ったモモのほうも数ヶ月前から体調がよくなくて、シロが一生懸命気遣って毛づくろいをしていました。二匹でずっと、体をぴったり寄せ合って眠っていたのに、、、。
子供のころからの彼女らの写真を見返しています。


きたばかり。ペーパー芯を両側からかじるのがキュート

まだ若くてぴちぴちツヤツヤ
 同時に水を飲む、、、
 暑いからってくっついてどうする
 あ、私ら巣箱なくても平気なんで

猫?しらん。掌せまいんだよ、早くおろしてよ、ストップしていられる時間短いんだよ

4歳になりました!そしてこれが二匹そろった最後の写真になりました

シロ、妹の世話をいっとき忘れてゆっくり眠ってね。あとはお母ちゃん、がんばるよ。




浪漫酒飛行2011のお知らせ

2011-05-21 19:46:17 | おでん屋での日常

GW中のある日、本店を3月末にあがったてつろー君が、ひょいとおでん屋に顔を出しました。
お?何だろう?と思ったら、大量のチラシと、チケットをおいていき、さらに

「すんません、このイベント手伝ってもらっていいですか?」
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002056050P0050001P006001P0030001

えっ
私、日曜お店を休んで客参加する気満々だったんですけど、、、、。
い、いい~ですよ、何手伝います?

「じゃあ、トシさんは而今ブース、ハルさんはピンで天明ブース手伝ってください!」

えっ直に蔵元さんブースのお手伝いですか、、、
いやっえっ夫婦別々?旦那はともかく私、大丈夫なのか?酒の説明できるのか??半日以上も働けるのか?

よーく聞くと、このイベントはスタッフの手弁当でやるボランティアのようなものです。
それでも、私どもはこの12蔵が酒の会などで一堂に会することは本当に希少だと知っておりますし、まぁてつろーがやるなら手を貸さないわけにはいきませんしね。

入場料には陶芸工房 四季火土の矢野孝徳先生http://www.shikikado.jp/index.html作の杯と、おつまみあるいはお酒一杯が含まれて1,900円。場内券も5枚つづり1,500円ですから、お酒、おつまみすべて300円均一なんてそりゃ、お得すぎる。
何せはじめての試み、手探りでやってみるしかありませんね!

いろいろ不安はありますが、そんなわけで5月29日(日)は店休といたしまして
ふたりして渋谷まで助っ人に参ります。いや、渋谷ってすごく人が多いところじゃん。耐えられるのか、私?当日具合悪くなったりしないか?ぶつぶつ、、、、

あ、そうそう、うちのお店にもまだたくさんチケットがありますのでぜひお申し出ください。もう時間がありませんのでよろしくお願いします!!

 


扶養家族のその後

2011-04-28 10:31:17 | いきものよもやま話
春は別れの季節です。

昨年の夏、菅平高原からのキャベツにくっついてきたカタツムリを引き取って飼っていると書きました。

当初、菅平直送有機無農薬しかも新鮮な野菜しか食べなかったやつも、ぶつぶつ言いながらもスーパーのブロッコリーやキャベツの外葉とか、秋に拾い集めて冷凍庫にストックした落ち葉とか、線路わきのクサソテツ(コゴミの開いた葉)とかを食べて我が家で冬を越し、立派な成体になりました。

そして昨日、かねてからの心算の通り、里帰りさせました。
いくらなんでも「クール便あけたらカタツムリ」では迷惑だというトシ房の主張により、
奈良萬おりがらみとともに。送付元のまさきさんも、かたつむりってこんなに大きくなるもんなんですねぇと笑いながら快く引き受けてくださいました!

都心には、彼らが還る土がありません。
もしひとりぼっちで寿命を迎えたら、ただ、燃えるごみとして焼却されてしまうだけ。
生まれた土地なら、運がよければ同種に出会って子孫を残せるかもしれません。
よしんば、耕運機に巻き込まれて畑の土になるとしても、カラスに食べられるにしても
生まれ故郷の土に還ることが大事だと思います。

別に愛情を持って育てていたわけでもないのですが
けっこう手がかかる生き物だっただけに、かたつむり君がいない水槽をみるたび、なんだか寂しい気持ちになってしまうのでした。

パンツのゴム

2011-04-09 18:43:50 | おでん屋の外での日常
我が家は、ボロボロになったTシャツなどを、洗濯後に切り裂いて油をふいたりするのに使っています。
連れのパンツも、けっこう布がとれるので使います。
しかし、ゴムの部分はどうしようもないので捨てます。

先日、切り裂いたあとのパンツのゴムを捨てようとしたら、愛猫ワサビが目を爛々と光らせて飛びかかってきました。
もう、くんずほぐれつ大興奮。パンツのゴムで。

なんなんでしょう。
ただの紐とはちがう、この、弾力がいいのでしょうか。蛇っぽい長さや色がいいのでしょうか。

投げたっ!!

2011-03-05 20:46:31 | おでん屋での日常

冗談じゃないよ~。

おでん屋のオフィシャルブログ。なんだか更新がとまってるなあと思ったら
http://blog.livedoor.jp/kushikomabou/

「あの、店のパソコンもって帰るから、ハルさんブログとか酒メニューとかやってくれない?」
ときた。

投げたな~~~
それって、表も裏も全部私が書くってことじゃん。面白くなくなりますよ?

話はかわって、私のノートパソコンは古い。たしか、最後に買ったのは2003年。猫にキーボードのキーをかじり取られたり、何度となくビールやワインをこぼされて音が出なくなったりとぼろぼろだが、なんとか外部キーボードをつけ、壊滅的状態には至っていない。

それが、今日、突然、眠りから覚めたごとく、大きな起動音をたてた。あの、懐かしい「ちゃり~ら~らら!」という音。心臓が止まりそうになった。

というわけで、久々にPC内で眠っていた音楽を楽しんでおります。
むかし、うさんくさいリサイクルショップのおじさんが、カセットレコーダーとかビデオプレイヤーの一番の治し方は「水でよく洗ってしっかり乾かす」ことだと自慢げに語っていたけれど、、、。
5年も経ってまさか内部が乾いたから」ってわけじゃあないでしょう。

 


そっくりさんはいるもんだ

2010-10-22 18:41:56 | おでん屋での日常

通常、自分が飼っている犬猫の顔は間違えない。例え100匹の中からだろうと、絶対うちの子はわかる!という飼い主様は多いだろう。

だが

うちの夫は間違えてしまった。
そして
私も目を疑った。

「食べログ」。匿名の市民が飲食店の料理や店内を撮影し
自分の感想や評価点をつけて掲載する口コミサイトだ。
そのサイトには良い感情がないがそれは措いておいて

先日、上記サイトに書かれたおでん屋の口コミを見ていて驚いた。
記事の内容ではない。
Delerium氏というレビュアーhttp://u.tabelog.com/000409576/
の、プロフィール写真。

うちの猫とそっくり!!!
←うちの猫←Delerium氏

はじめ、夫は私がこの投稿者なのかと思ったそうだ。

たぶん、本当に並べばウチの子とわかるだろうが
まぁ~しかし、そっくりさんはいるもんだ。


扶養家族は増え続ける

2010-10-01 21:36:34 | いきものよもやま話

八月のある日、出勤したら、店にカタツムリが居た。

どうやら、菅平からのキャベツにくっついてきてしまったようだ。

K君「トシさん、どうしましょう、これ?」
「どうすっかなー。食べでないしなぁ。」

えっっっ、どうするかって、調理法の相談!?

私、良かったらもって帰りますよ。どんな種類か調べたいし。

K「えっ、本当ですか?」
「だって、こんな都心じゃ繁殖相手もいるかわからないし、かわいそうじゃない」

「リアルにかたつむりの心配ですか!?」

と、数人のお客様やK君にあきれられた。

ところが、コイツ。スーパーの野菜を食べないのだ。菅平直送の有機無農薬野菜しか食べない。しかも敷材はリードクッキングペーパー(高い)。我が家では一番グルメでお金のかかる生き物となってしまった。

後日、そのこと母に話すと

「はぁ~。なんと物好きな。そんなカタツムリなんか、菅平に送り返せば?」
母の日の贈り物の寄せ植え鉢を、即日分解して庭に植えてしまった貴女に言われたくない。家に侵入したムカデを殺したら「かわいそう」と言って非難するような貴女に。

いや、と、いうより

どうなんだろう。ある日、クールで宅配便が手元に届く。
開けてみたらカタツムリ。取引先からの嫌がらせと思われないだろうか、、、。

先日、小金が入ったので、カタツムリにカルボーンというイカの甲のカルシウム剤を買ってやった。とても喜んでいます。
ついでに、猫の餌、猫砂、ネズミの餌とネズミ用ミネラルフードなどを大人買い。
3歳と7ヶ月のおばあちゃんネズミたちはまだまだ長生きしそうです。

この扶養家族たちのために、頑張ります。


お知らせです

2010-06-14 14:36:22 | おでん屋での日常

半年もすっかり放置しておりました「大塚でつぶやく」。おでん屋で客とスタッフが禁断の恋(大笑)をして結婚し、日々よしなしごとを綴っていましたが、立ち上げ人の夫はかなり初期でフェイドアウトしました。

このブログは北大塚にあるおでん屋の裏ブログのようなものです。おでん屋ブログは

http://blog.livedoor.jp/kushikomabou/

にて、夫がつぶやいています。
さて、先月来、私どもには懸案がありました。それは夫がおでん屋を辞め、自分達の店を持つ、つまり独立ということです。物件探しまでちょこちょこしておりました。

マスターから、またもストップが。
「ぇ、ぇ、どうだい。お前、あの店、やってみないかぃ。」
それならと店長は一も二もなく引き受けて、5月から、店長はおでん屋の経営者となりました。
まあしかし、経営権はオーナーにあり、全くのフランチャイズ契約なので制約はたくさんありますが、知らない場所でゼロから立ち上げるよりは確実で堅実ということで。

メニューはもともと店長にまかされていたのですが、串揚げ、おでんに加えてご来店されるお客は1~2名の少人数が多いということを考えて、一品350円、3品で1000円という少量つまみメニューを20種類くらい揃えました。

そして!!

トシ房が店やるなら置いてるでしょとお問い合わせの大変多いワイン。

始まりますよ~。

毎週水曜はビストロ・クシコ・マ・ボー!

たいしたものはご用意できませんが、足で探した、日本では希少な、極上の生ハム勢ぞろい!美味しいパンに食べごろのチーズ、砂肝のコンフィにテリーヌ。パンにオリジナルスパイスとオリーブオイルをちょいっとつけていかがでしょうか?

未完成ですがワインリストを一部挙げますと
ブルゴーニュ・パストゥグラン2007 エマニュエル・ルジェ
シャトー・デミライユ2004 マルゴー
シャトー・バタイエ2005 ポイヤック
シャトー・ラグランジュ・ア・ポムロール2000 ポムロール
シャンボール・ミュジニー1996 ルー・デュモン
マルサネ 1995 ルー・デュモン
クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ド・ブラン ルー・デュモン
クロ・ド・タイユローク2002 カソ・デ・マイヨール
モレ・サン・ドニ1級「モン・リュイザン」1991 ペルナン・ロサン

って、フランスワインばっかじゃん、、、。それもブルゴーニュ多いし。

白やスパークリングはまた追加で仕入れる予定です。また、水曜に限り赤白各一種類だけグラス売りもいたします。

もちろん日本酒とおでんの通常メニューもありますので、ご安心を。生ハムと常温の日本酒なんかけっこういけます。

楽しみだなー。お客として行っちゃいけないかなー、、、。

 


父の名言

2009-12-20 23:04:56 | おでん屋での日常

夏休みの父の「あんなもん、橋じゃぞ!」発言。

いつだか、境港のお義兄さまがおでん屋に来られたときのこと。なんということもなく、家族の話などをしていたら
「そういやあ、お義父さんといえば・・・・・」
父といえば?

「(姉とつきあっているということで)初めて実家に行ったとき、しばらく絶句した後
『なーんとまあ物好きな!』
『こんなんのどこがええんじゃ??』
って、マジに言われた」
「あとお義母さんもさ、『○○君は男子校だったから・・・・』って、まるで女性を見る目がないみたいな言い方された

そうでしたね。おまけに父は姉の短所(でもないものを多数含む)をこれでもかとばかり義兄の前で並べる暴挙ぶりでした。

「結婚のご挨拶をしにいったときもフツーは『苦労させたら承知せんぞ』とか『娘は「やらん』とかいうじゃん。」

はいはい。

「あいさつしたとたん、間髪入れず

『返品はきかんぞ!!』

って、言われたんでかなり驚いたよ。」

言いましたね。 
断っておきますが、姉は決して不器量なほうではありません。父の好みとは違うのでしょうが、どんだけ娘を低く見ているんだ、父。

「あと結納のときもさ、俺の両親が黒留袖に三つ揃いのスーツを着ているのを見て
『あがぃに正装するなんてきいとらんぞ!おまえ、そういうんは早う言えやぁ』
って、姉にむかってでかい声で言ってたけど、俺の両親に聞こえとるっちゅーに」

・・・・・・・・・・・・・す、すいません。

先月、祖母の通夜と葬儀のため帰省した際、斎場の控え室で私に労をねぎらうような営業をスマイルを向け、私が変な顔をすると
「なんじゃ、haruか!どこのおばさんかと思うたわ!!」
と、つい数ヶ月前に会ったときと同じ事を言い放った父。葬儀で集まった父の妹である叔母にも同じ事を言ったとか。
通夜の食事が終わるか終わらないかのうちに、ごろりと寝っ転がって喋っている。
ここはウチじゃないんだよ、お父さんほかの叔父さん叔母さん誰もそんなことしてないよう

裏表というものが存在しないといえば格好よく聞こえますが・・・。