大塚でつぶやく

北大塚にある、とあるおでん屋で働く夫を観察する妻のブログです。立ち上げは夫だったはず・・・・ですが・・・

広島の夏2

2009-09-20 14:47:07 | おでん屋の休日

続く予告してからまた半月も放置という、まったくやる気のないブログ。すみません。

宿の予約がとれていなかっただけのか、ホテルを間違えたのか?確かめなければ!
と、いってもそこは柳井という田舎。ネットカフェなんかあるのか~??とおもったら、とびこんだホテルのフロントの方が親切に、場所を教えてくれたのでさっそくカチャカチャカチャ・・・・ どうやら予約していなかっただけのようだ。結果的にその親切なホテルに泊まることができて一安心。

翌日は、白鴻・盛川さんオススメ、というか自分ももちろん知っていますが岩国市のちょっと山手にある「山賊」で昼食をとってみるわいと、足をのばす。
 
いくつも建物があり、よく全体を見渡してみると昔の集合寺社を改築したものらしく、「本堂」のつくりはたしかにすごいです。3階建てくらいの高さのある、吹き抜けの大広間は、天井まで壁一面を甲冑が飾り、他にも堂々としたインテリアが見ものでした。本堂の裏に滝が流れ池に鯉や家鴨が泳ぐ、テーマパーク化した居酒屋です。まあ一度店長にも見せておくかという程度のこと。大きなおにぎり(山賊おにぎり)とかブロイラーの腿一本の串焼きとかが名物ですが、私は、モモ焼きのあまいタレが懐かしかっただって子供の頃から何度も来ましたからね

さて午後は、実家に帰って、これも経験と宮島へ。残念ながら潮が満ちてきて鳥居の下にはいけませんでした。神殿の下にもぐって「足」を見たりしました。
 
店長はヤドカリや巻貝を傘でつつきまくるという鬼畜な遊びに没頭していました。まあ、、予想の範囲 彼もまた神社仏閣だの建造物だのに興味を示さないのでした。
そういえば、岩国から帰ったときも父が迎えてくれ
父「どうじゃった、錦帯橋は」
トシ「ああ・・・・橋でした

父「ほうじゃろう、ほうじゃろう!なんで橋なんか見にいくんかと思うたわ!」

・・・・・・・・なんなの、この会話・・・・・・・・

夜は廿日市にある和食処「旬菜 蔵」へ。ここも白鴻・盛川さんの紹介です。ちょっとお高くて、かわったお料理がたくさんのコースでした。個室にカウンターがあり、カウンターの後ろ壁際に砂が敷かれ季節の植物が活けられているという、なんとも奇抜なインテリアでした。

そんなこんなであっというまに最終日。この日は伊丹さんのオススメ、ご紹介でいってきました「金冠黒松」っ!!

岩国駅まで逆戻りして駅構内から出ているディーゼル車「きらめき号」に乗り換える(なぜかJRではないので、SUICAを使ってしまい大変なことになったのですが)。
 ・・・蛍??錦川清流線だからか
新幹線の新岩国駅のすぐ目の前にあるのに秘密の抜け道を知らないとたどり着けない所に、村重酒造さんはありました。
 
こっちは裏側、訪問者が仕込み水を飲めるように改築中
 由緒ある井戸に鳥居
 広い倉庫に4台の縦型精米機っ! そして片隅にサンドバッグ・・・

昨年の仕込みはたった4人でやったとか。サンドバッグは鬱屈する仕込の日々のストレス解消なのだそうです(笑)

・・・・実は、私も店長もここのお酒を知らなかったのです。
内心、「美味しくなかったらどうしよう」とか思ってました。
飲んでみたら、新バージョンの「日下無双(ひのしたむそう)」は赤いボトルといい、味といい近年まれに見るヒットでした!!大吟醸 山田錦(新酒品評会出品酒)も美味しかった~。日本酒仕込みの梅酒も、甘くなくてきりりとして個性的。久しぶりにいいお酒に出会った!と満足。2009年春季 全国酒類コンクール 吟醸・大吟醸部門 第一位・2009年度 モンドセレクション 最高金賞・平成20酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞 というトリプル受賞蔵だということすら調べずに行ったのだから無礼失敬千万夫婦です。

そして、ペアでTシャツやら升やら菰樽の置物やらたくさんお土産を頂いてしまいました。お蔵を案内してくださった先代社長の息子さん、私の知人「与一」さんに似ていて、笑いました。

さて、これにて広島行は終了です。広島といってもほとんどの時間を山口県に滞在していたんですが。滞在中にもちろん2度ほどお好み焼きを食べ、店長はお好み焼きについて何かを悟ったと呟いてました。駆け足だったな~


広島の夏

2009-09-05 23:51:29 | おでん屋の休日

今年は夏が短かったですね。関東以北の方は皆、一様に「寂しい思いをした」といいます。東京もお盆過ぎたら秋の風、こんな夏は何年ぶりなのでしょう。

もう半月以上も前のことになりますが、おでん屋の2週間の夏季休業のあいだに、私の実家である広島へ帰省してまいりました。店長にとっては実に3年ぶりの広島です。前回は実家に滞在することもなく、広島観光もせずだったので、じゃあ今年はゆっくり実家周辺で過ごそうということに。

私は店長に先がけること2日前に帰省し、新しい広島市民球場、もといマツダZOOMZOOMスタジアムで境港の姉夫婦とカープのユニフォームを着てカープ帽をかぶり応援メロディーにあわせてメガホンを振りまわして立ったり座ったりし、カープが点を入れる度に「宮島さん※」を歌ってきました。余談ですが姉夫婦は2日連続で観戦し、お義兄さまは己の野次で後ろにいた巨人ファンのおじさんを黙らせ、叩きすぎてメガホンを一本割りました
(※:広島では運動会などでもよく歌われる応援歌で、『宮島さんの神主が~、おみくじひいて申すには~、きょ~うも○○(←応援チームの名前)勝~ち勝~ち勝っち勝ち♪』という、懐かしい歌です)

店長が到着した日、広島駅前のデパ地下で手土産を探していると、酒コーナーになんだか見覚えのある後姿が・・・・
「あの、なんか美味しいお酒あります?」店長が後ろから忍び寄って声をかける。
白鴻・盛川社長、25度くらいのけぞってから振り向き、しばらく声も出ない。
人間、そこにいるはずのない人に出会うと戸惑いますよね・・・盛川(兄)さん、驚かせてごめんなさい。

その日は宮島水中花火大会だったので自宅近くで花火を観て、一日が終わり。父は夕方から出かけていたし、食事時は甥・姪達がいて大騒ぎ、花火のときは兄・姉家族とは別行動だったので、よくある「ささ、お父さん、まず一献」「いやいやありがとう。で、トシ君は最近どうなのかな」はぁ、まあぼちぼちですよ」「娘とはうまくいっているのかな、うん?」な展開は全くありませんでした。あ、唯一あったとしたら、翌日駅まで送ってもらったときに
トシ「あ、今日は錦帯橋に行こうと・・・」
「なんじゃぁ!?だってあんなもん、じゃぞ!」
という会話があったくらい(笑)父はいわゆる名所旧跡に全く関心が無いのでこういう暴言をときどき吐くのです。
←その、橋

 「サスケェェーー!!」(違うって)
岩国はアオダイショウの白蛇が多いことで有名で、その遺伝子集団が保存されておりあちこちで観覧できるのでいってみました。これは錦帯橋を渡った先の岩国城ロープウェイ麓にある施設で見たもの。リアルタイムで排泄も見てきました・・・・・・・(右上の印つけたところ)。

夜は伊丹由宇氏紹介の柳井市大畠「網代」へ海鮮三昧を堪能しに。氏がお店に電話してくれていたので、2階のお座敷に通されました。国道ぞいのお店で、海が目の前、堤防にはお店のちょうどまん前に小さな船着場と砂浜。そのすぐ目の前、狭い海峡を隔てて周防大島が視界一杯に横たわって、たしかにこりゃ大きな河川が身近にある人なら「河だ」と思っても無理はないですな。
お刺身盛り合わせに穴子の刺身をプラス、カワハギの丸揚げ、鯛のかぶと煮などを食べまくりました。もちろんタコの釜飯もいただきましたよ~。
 穴子の刺身


 お料理いろいろ

その日は柳井市に予約していたホテルに泊まって・・・予約していた・・・はずが!!フロントで予約がないことになっていたのです。ええっ?ホテルを間違えたのか、予約がちゃんと実行されていなかったのか!?

写真も多いし、次に続きます~