大塚でつぶやく

北大塚にある、とあるおでん屋で働く夫を観察する妻のブログです。立ち上げは夫だったはず・・・・ですが・・・

炭掻丸2

2006-10-30 22:26:49 | おでん屋の休日

へとへとだ。もう、ぐったりだ。

二転三転の末、とにかく新居が決まりました。

すみかがきまったと前々ブログでお知らせしましたがその巣鴨の物件は諸事情あって契約相成りませんでした。

で、結局、店長が一目で魅せられてここに住みたい!と言っていた南大塚の物件に入居することに。なんでも、最初は水商売ということで嫌がっていたそこの管理不動産屋さんが、店長にじかに会って意気投合、すっかり気に入ってくださって家賃の引き下げまでしていただいたとか・・・・・・。
店長って、私ならありえないそういう人徳というか特技というかがある人なんだなぁと羨ましくも思いました。

とにかく、くたくた。先週はお互い仕事が忙しかったに加え、ここ一ヶ月あまり、休日は住居探し他、用事をたすために出歩いてばかりで、ろくに寝てもいない。
でも、南大塚住民になるという興味津々、新居周辺を散策し、お魚の美味しい居酒屋さんでしこたま飲み食いして、帰りにまたまた北大塚「蒼天」さんにおじゃましてお酒だけいただいて、、、夜10時前には畳の上でバタン。目を覚まして布団を敷いたのは夜中の2時でした。

新居って、最初に勤めた会社のすぐ近くなんです、、、、。会社のすぐそばにある0時で閉まる銭湯にさえ入りそこねるほど忙しかったときにグループで来てた銭湯のごくごく近所だったりして。あの会社にもう一度勤めたら超職住近接なんだけど、という危険な考えが頭をよぎるこのごろでした。やりませんけどね、絶対!


ツァンパ・ポリッジ

2006-10-22 21:39:18 | 料理

これなーんだ?

ひと目で表題の食べ物が出てきたあなた、本日のブログネタこれにて終了です(笑)。

風邪で寝込むこと3日間、熱と咳との闘いにいいかげん疲れてきた。
その間、薬を飲むためにちょこちょこ食事をとるのだが、薬を飲む頃には前の薬の効力が切れかけているため長く台所に立つのはつらい。そんなわけで、命をつないでくれたのが、写真のこれ。

幼少の頃から「はったい粉」と呼び習わしていたが「麦こがし」と言ったほうが製法も想像がつきやすい。ローストした小麦を挽いたものである。
関東では蕎麦、西日本ではうどんがよく食べられるように、西日本は麦文化である。これもそれを反映した食品のひとつで、粉に砂糖を入れ、熱湯で好みの固さに練り練りして食べるものだ。いつか書いた「かしわ餅(サルトリイバラ餅)」と同じく意外と知られていないが、実家では祖母が好んでおやつ替わりにちょこちょこ食べていた。向こうではわりとふつうに売っているが、知らない人はただ「はったい粉」と書かれた袋を見ても何なのか解らないと思われる。ちなみにこれは、たまたま新橋の「瀬戸内物産館」でみつけて、容量の少ない手軽さに思わず手がでたもの。

ことは13年ほど前に遡る。
広島大学で関東以東出身の人間は少ない。さらに、今でこそあまり珍しくないだろうが、15年前の段階でネパールを旅した人はほとんどいなかったのではないだろうか。
私の友人に、そのレアな要素を重ね持った人間がいた。
その人は、ある日、スーパーでこのはったい粉を見つけて驚愕、興奮し、表題の食べ物の名を繰り返したのだ。何故これがここで!?というふうに。
私にとっては「?」である。

どうやら、高校時代に家族でネパールに行ったときにもてなされたツァンパ・ポリッジがそれまで好き嫌いが無いことを密かに誇りにしていた友人を打ちのめしたらしい。
シェルパ族などが良く食べるものらしく、お客をもてなすときは、たっぷりの塩と、たっぷりのバターを入れたバター茶と混ぜて供される。そのバターがあまりにも獣臭くて、どうにも食べられなかったという苦い記憶なのだそうだ。ためしに塩と、普通のバターを入れてみたが、別に食べられないものではなかった。私がブータンに行ったとき、バター茶は飲んだけどそんなに臭くなかったし、ツァンパポリッジを食べるチャンスも無かった。

多分、バターがヤクかヤギか、きっとそんな臭いの強いものだったのだろう。先日、一緒にフレンチを食べた獣医師が、食後に出てきたヤギのチーズに「ヤギを飼ったことが無い人はそんなもんかって食べられるかもしれないけれどヤギ臭いよ!!」と叫んでいたように。

ふぅむ。確かにこれに塩とバターで煮出した茶を入れて食べようとは思わないわな。だけどパンは塩とバターと、イーストで焼くんだしね。聖書の時代のバターは羊のそれだろうし。むしろ砂糖で練るほうが少数派なのかもしれない。

だけど、風邪のときにはいいですよ。美味しいし、暖かいし栄養あるし。砂糖を蜂蜜に替えて、ちょっとバターを入れたりするとなお良し。おすすめです。


似た者同士?

2006-10-20 16:12:01 | おでん屋での日常

風邪を引いた。

仕事中からノドが痛くてたまらなくなり、帰りは寒かった。
早く家に帰って着替えて温まろうと思いつつおでん屋の前を通ると、珍しく店長がお客さんと談笑している。どなたかいらしているのかな、と興味につらて扉を開けてしまった(いや本当に純粋にその興味につられただけですよ何も何もこんな風邪引いてるときに酒が飲みたくて入ったわけじゃなくて)。

店内には和歌山のお蔵「鉄砲隊」の方と、マスター。鉄砲隊といえば先日巣鴨の「井こし」でいただいた「じゃばら酒」の蔵元さんだ!おぉ、タイムリー。
じゃばら酒にまつわるお話を聞きながら

「店長、熱燗ください」→広島「瑞冠 いい風」をいただく。

しばしおはなしおはなし。なんだか身内話まで伺えて楽しかったです。上京されることはごく珍しく、なんでも翌日に「利き酒師コンテスト」なるものがあるので蔵元として参加されるのだとか。

蔵元さんが帰られたあと
「店長、熱燗ください」→静岡「臥龍梅 ひやおろし」いただく。この秋最も私がツボにはまったお酒です。
噂の生ハムも削っていただく。実は店内に入ったときから、ブタの足がどーんとカウンターの奥に置かれていて、気になっていたのです。
ふーんこれがイベリコの生ハムかぁ~。ちびちび。

と、扉がきぃっと開いて入ってきたのは
あれっ?境港のお義兄さま??
「東京来たんじゃけぇ顔出さんわけにゃぁいかんじゃろう」って、もうすっかりあれですね。大塚がホームですね。義理だけでそこまで顔出して下さっているとは最早誰も思いませぬぞ。
店長「あ、鳥取出張からようこそお帰りなさいませ」とお出迎え。
偶然にも同じあだ名を持つこの二人は、私の実家では「似ている」といわれている。似ているかどうかはさておき「~しとらーけん」という境弁を操り始めた姪に「ドイツ人かおまえは!」と突っ込みを入れる義兄を店長はリスペクトしている(らしい)。

あぁ、寒気がしてきた。「店長、お燗もう一杯!あとおでんのお豆腐とつくね!」

・・・・・

・・・・・

いーんだ、翌日休みだから。限界まで熱くしていただいたお豆腐が五臓六腑にしみわたりました!

ところで、おでん屋はつい先日から「晩酌セット」はじまりました。
エビス小瓶1本、お通し、お魚ちょこ盛り、おでん3品に聞き酒3種(写真)で2,800円也。

この、聞き酒3種はいつもの聞き猪口ではなく、ちょっと大ぶりのぐい呑みだ。いろいろ食べながらちびちび飲んでいくと、それぞれのお酒がどんな料理に合って、飲み続けるとどう感じてくるかがよく解って、楽しいです。なかなか考えられていますのでお試しになる機会がありましたら是非。

ああ、何故熱出してまでブログ書いているんだろう私。立ち上げ人店長はどこへ消えた~~


すみかきまる

2006-10-18 11:04:42 | おでん屋の休日

へとへとだ。もう、ぐったりだ。

住処を探しに探して歩き回ったこの数週間。いったいいくつ図面と物件を検討したのだろう。虚勢を張るけれど店長の目の下にもクマができている。

結局、なんとか決まったのは築は古いが昔の分譲マンションの5階、やたらデコラティブな玄関や外壁は気になるがエレベーターもついているし、広さにしたら破格の値段だからまあ、ありがたい(一応幽霊物件とかではないらしい)。

さあ、今度は引越しの準備だ。これがしんどい。

そして、私は本格的に職探しだ。ここ数ヶ月のインスタントな働き方ではなく。これもなかなかしんどい。

で、冒頭の言葉にもどる。

それにしても、店長ってすごいなと思うときが多々ある。
どうやったら、会って一時間の人に「あぁ、ツッ込みてぇ」といわせるまでになるんだろう。

そのプロセスを検証してみる。

まず、不動産会社の店頭で。
「何か気になる物件がございましたか?」
店「はい、あるんですけど、女性専用だからどうしようかなと」
「~~~~~(笑いをこらえる周辺)」
物件の内見に出る。
「指の包帯、どうしたんですか?」
店「あ、これ、熊と戦ったんです
「・・・・は?」
「あ、冗談です。包丁で切ったんです。おおげさにこうやって巻いとくと皆が親切にしてくれるんですよ、アピールです、サッカーと同じっすよ
「はぁ、、、、」

車の中で。
室内犬として飼うのはどんな犬がいいかという話の途中
店「『三銃士』にダルメシアンっていなかった?」
「それダルタニャン」

おおっ、ついに不動産の人からツッコミが入ったぞ!
「いや~、もう、さっきから突っ込みたくてウズウズしてたんですよね。」
私「いや、、、真面目に付き合ってると一日の終わりにはツッコミ疲れしますよ」
「あれだな。無意識にできるようになるまで高めないと」

いらんわそんな能力っっ!!

でも楽しくおつきあいいただいた哲さん風の青年、ごめんなさい。その日のうちに別の不動産屋で決めてしまいました。

「なんだよぉぉぉぉぉ~~~~」

って、きっと言ったことでしょう。一日だけのお付き合いでしたが、めげずに頑張ってね。


こわいものみたさ?

2006-10-12 21:51:19 | おでん屋の休日

10月9日、おでん屋の休日。別に祝日だろうと関係なくおでん屋は月曜定休です。

この日は不動産めぐり。この数週間ずっと、家探しをしている。
このブログを読まれている方にまでときどき誤解を受けるのですが、私と店長は一緒に住んでいるわけではありません。お互いの仕事が忙しくないときだけ(あるいは店長が家に帰れないときだけ)一緒にいるに過ぎません。できるだけお互いの休日をあわせたり、それなりに工夫しながら「おでん屋でつぶやく」ようにしてきたのです。

で、これが家選びとなると大変!お互いがこれまでの独り住みで感じていた不満や願望を満たそうとするものだから、なかなかお互いの意外な面が出てきて驚かされる。やれ所帯じみたのが嫌だの、生活感がないだの台所が掃除しにくいだの、天井が低いの風呂が、トイレが、駅近のどうのと。そんなこんなでかなり疲れがちなこの数週間。

何を血迷ったか、本日は大塚に新しくできたモンゴル料理店「チンギス・ハン」に行ってきました。
3900円で食べ放題・飲み放題はなかなか魅力でした。
お料理は、プリフィクスのコースになっていて、前菜の酢の物2品、マトンの揚げギョーザ、包子、ラムの石焼、チャンサン・マハ、チャーハン、おにぎり。そりゃこれだけ食べたらもう他のメニューはいりませんって。飲み物は生ビール、アイラグ、他度数の高い蒸留酒系多数。

お料理はすごく美味しかったのです。いままで行ったモンゴル料理店とひけをとりません。

が、、、、

座ったとたん、周りを見渡してなんだか本当にアヤシイ雰囲気。
内装はモンゴルのゲル風にしてあるが、当然、石炭の暖炉やチンギス・ハンの肖像画はない。
お客の皆がよろこんで(自発的に)化繊でできたモンゴル衣装を着込んでいる。そして、たまたま別席に新婚さんがいらっしゃって、新郎相手に飛び入りの客がわざわざ半裸の衣装を着けてはじまる腕相撲。二時間の間に数回繰り返される歓迎の歌(後述)。歌とともに廻される客人用装飾的冠と羊角でできた杯に満たされるウォッカ。。。
(1/8テンポで)
「アズジリガルタエムシュルレンナイルタルビン 
オットーヤ(合唱)!
(中略)
マンナィディレーレ、マナイディレェレー※繰り返し」
というなんだか一昔前の学生イッキ!イッキ!を思わせるノリでした。

お料理はすごく美味しかったんですが。
コストパフォーマンスもすごくいいと思うんですが。

「くたくたに働いた一週間の終わりの休日に何が哀しくてあの騒がしいノリ・・・・・?」

店長、正解っ。アナタも立派なオジサンです!

そりゃ、休暇とか研究目的で時間をとって日本から切り離されたモンゴルのゲルで同じ歓迎を受けたら溶け込めたかもしれない。青年海外協力隊とか、学生の放浪旅とか。モンゴル旅行したごく少ない人々の郷愁は誘うかもしれない。

でも、現実にここは東京・大塚なのだ。みな毎日あくせくと働き、休日といえば寝る時間を除いたらほんのひとときといっていい貴重な時間だ。そこに、あんな時空を超えた遊牧民族流を持ち込んだら、そこは単に一種の瞬間的非日常を味わう演芸場と化すだけだ。それは、ある意味、モンゴルの民にも苦笑さるべき切り売りだろうと思わざるをえなかった。

モンゴルに生まれ育ち、かの国の助教授を勤めながら日本に博士号を取りに来たかつての友人の姿を思い出した。生まれ故郷の満天の星と、モンゴルの政治・経済事情、日本人や周辺の国の彼らに対する態度について言葉少なに語ってくれた朴訥な、恥じらい深い彼を懐かしく思った。


放浪癖のある女

2006-10-10 13:41:51 | いきものよもやま話

学生時代は広島に住んでいたのだが、いつも友人や家族からかかった電話に出るとまず開口一番

「いまどこ?」

と聞かれるのが常だった。

自分ではそんなつもりはなかったのだが、住所不定と疑われるほどに移動が多かったらしい。ちゃんと呉と広島に住所があったのにね。
仕事に就いてしばらくは、内勤が多かったのでちゃんと家にいた(いや、正しくは会社にいた)のだが、近頃やはり「いまどこ?」が復活してきた。

先週は神奈川は丹沢山麓で植物相の調査に同行していた。山中ゆえ電波が通じず、一部のひとには行方不明になったかと思われた。この現場は今年受けた仕事で一番ハードだったかもしれない。道なき道を踏み分け、標高差数百メートルを一気に登りまた下り、また登り、を一日中繰り返す。沢を数百メートル詰め、足を滑らせて膝を強打する。ほぼ垂直な崖をわずかな足場に手をかけながら登ったときは、あの「火の鳥」黎明編のタケル兄さんの葛藤シーンが頭をよぎりました。

そして週末は巣鴨「もん家」のスタッフさんと常連さん総勢11人で伊東温泉に一泊旅行。前日までの風雨が嘘のような好天に恵まれて、すばらしい風景を堪能しました!

写真は伊豆バイオパークで。みんながパターゴルフをするというのにひとりはずれて遊園地でちょっと「スタンド・バイ・ミー」してみました。そのときそばにつきあってくれたもりもりさん、ありがとぅ!!

で、明日は渡良瀬遊水池(栃木と群馬の境あたりにある)でヨシ原の現地調査です。
夏はひとつき軽井沢に行ってたし。たしかに「いまどこ?」という挨拶をうけてもしかたないのかも。

あ、ちなみに神奈川のおみやげ丹沢山純米吟醸と、純米大吟醸「吟の華」と、伊東のおみやげ若竹純米吟醸、おでん屋に入荷してます。(なんだか巣鴨周辺のどなたかのようになってきたなー。)

余談ですが、私は大抵、仕事でこれらの地へ行っています。仕事ですから、酒屋でお酒を吟味する時間なんかあまりないのですよ。仕事の性格上、大抵、人里をはなれているので、酒蔵はおろか酒屋もない場合が多いのです。だから「○○?美味しいお酒発掘してきて!!」という

無理はあまりいわんといてください。


うらブログ

2006-10-03 22:43:41 | おでん屋の休日

10月2日、おでんやの休日。

大塚で呑んでみたりする。

トマトハイが飲みたぁいっ! ←健康野郎言うなやつー様??

はい、そんな時は大塚「かるた」でございます。
かるたにレッツラゴーで早速注文。

本日の酒
生ビール
生ビール
生ビール
生ビール
トマトジュースハイ


※今ゲロ吐いたら吐血と間違われて救急車間違いなし。
どこがやっ。トマトハイ一杯しか飲んどらんじゃろうがっ。


◆肴
馬ロース刺
馬レバ刺
さんま刺
さんま焼
モツ煮
にんにく焼き
手羽先焼き
黄身納豆←絶対私は食べない
おしんこ盛り合わせ

あぁ、食べた食べた。

外に出ると小雨がチラホラ・・・・よし、あそこに行って傘を借りよ・・・
って、休みだよ!!もともと!!

昨日のお通しケーキだったし(←大感動してたんだけど、ケーキつまみながら日本酒飲んだのですょ。みそおでん頼みたかったのに、いろいろ食べたかったのにというわがままな心残りが爆発)
大塚よしやの隣にできたスペインバルへ移動して、生ハムとチーズをつまみにシェリー全制覇。とはいえ私は翌日6時過ぎに家を出て神奈川は丹沢山麓でディープな植物相調査だったので深酒はせず切り上げたのですが。

シェリー、ナポレオンナントカ・・・・(このあたりがどんなに酔っても飲んだ銘柄を忘れない本家と違う)美味しかったです!近々、シェリーを大幅に増やすそうでそれも楽しみです。

こういうのを、パクリともいいますが古来は本家取りという風雅な表現がございますのでどうかお許しを~。っていうか、このブログをアクセスしていらっしゃるのはホンの10人くらいということで、どうかどうか。

そんな休日でした。


ケーキ

2006-10-02 22:01:04 | お通し日記

10月1日、日本酒の日。

この日は、以前から店の前に「日本酒の日につき、ご来店のお客様日本酒おちょこ一杯サービス!」の張り紙があったため、ずっと狙っていた。←いやしんぼと言って下さい(T_T)

しかし、当日20時ごろ仕事が終わって店長に問い合わせると「22時ごろでも?」が「混んできたから22時半では?」になり、空腹な私は一瞬不機嫌に。
でもいいか、、、、お忙しいときにお邪魔しても邪険にされるだけだし。

22時40分ごろ、扉を開けるといきなり おわっ!!
山梨県人しゅんさま、蒼天テル&クミご夫妻!そして、ホールは『頻尿』(もう治ったけど)哲郎。

とりあえず、日本酒をお願いする。しゅんさん、先週もいらしたのにマメですねー、などとお酒をちびちびしつつお話をしていると、いきなり照明が落とされ、目の前には店長お手製ケーキ(写真)が。そう、実は私の誕生日だったのです。
ああ、、、時間をずらすように言っていたのは他のお客様が引けて落ち着いてからというこの演出、そしてケーキが冷える時間を見計らってだったのですね。嬉しい、嬉しいわ皆様!こんな、こんな・・・・

「35歳おめでとうございまーす」
違うわっ!なんぼ歳かさ上げしよるんじゃ!

「ちがいますよね、34歳ですよ、トシさん失礼だなぁ」
それも違うっ!!

「あ、じゃぁ写真とってとってー、3X歳と3X-1歳!ねー」
クミさん!!??アナタ誕生日一週間違いじゃないですか、貴女までそんなことを(ToT)??

しゅんさま「いゃあ、それにしても初めてここに来たときは僕も20台だったのに、二年の歳月は、、、、」

やめーーーぃっっ!!!!!!

そしてなんだか、ハッピーバースデーの大合唱、なんだか拍手と口笛(テルさん)となんだかなんだか異常なハイテンションの中、誕生日の抱負は?ときかれ、咄嗟のことに声が出ない私に店長
「まず、ギャグセンスを磨くことっすね!!」

いや・・・・・・・何が哀しくて三十過ぎの目標がソレ・・・・・・?

 

そして、みなさんで仲良くケーキをいただきました。
しっかしこれが、めちゃくちゃに美味しかったのです!

上に乗っているスライスしたバナナはバターでソテーしてあり、ふわふわスポンジの間にはたっぷりの季節ものお手製イチヂクジャム。そして生クリームは甘さといい、とろける柔らかさといい、もう、もう!
やったぁ!ここまでの無礼はもう全部許すとしよう!元パティシエのデセール堪能!!な逸品でした。

哲さんがまた、「オレ、トシさんがこんなに真面目にケーキ作ってるの初めて見ましたよ!オレの誕生日のときなんか、『混ぜただけ』それも『いや、いつものよりほんとに混ぜただけ』のケーキでしたからね!!」なんてトークがスペシャル感を盛り上げる。

ありがとうございました。誕生日を皆様に祝っていただいて、今までなんとか細々と生きてきたつらさがかなり報われました。

 

で。

 

哲郎!!そのあとホルモン道場にいってがんがん飲んで何度も私の顔をはたいたこと、何年経っても言ってやるからな!!憶えとけっ。いつかアナタには特別手の込んだお返しをしてやるんだから~。←菱沼聖子調