大塚でつぶやく

北大塚にある、とあるおでん屋で働く夫を観察する妻のブログです。立ち上げは夫だったはず・・・・ですが・・・

エクソシストポタージュ

2006-05-27 23:58:00 | 料理

さて、本日は家酒のことをすこし。

今夜はワインにしようと、つまみを誂えていた。しばらく私の出張や帰省が続いて、多分今日あたりそうくるだろうと予測がついたからである。

某巣鴨周辺の方のブログで暴露されたとおり、店長はブルゴーニュ好き。一昨日飲んだのに「あ~、ワイン久しぶりに飲んだな~」とのたまわる。

さて、おつまみ。
メインは子羊ときめたものの、もうひとつ、なにかワインにあうもの、、、。あ、アレつくってみようか。

先日の結婚式で出てきたポタージュが、きれいなうぐいす色で、固有名詞がついていて正体がわからなかったので、あとでメニューを示して店長にきいてみた。

「これって何?」
「あー、グリーンピース。エクソシストポタージュって呼んでた。」

・・・・・・

・・・・・・

歳がバレるぞ。

ワインは、ミネルヴォワ、ボルドー、ブルゴーニュ(すべて赤)をそろえて選んでもらう。いつもいいワインを入荷してくださっているよしやの田川さんに感謝です。
迷いもなく手が出たのはやっぱりそれですか。予想を裏切らないなぁ。

お酒
フェリ・ムニエのシャンボール・ミュィジニー2001
おつまみ
子羊(ラム)ハーブパン粉焼き
エクソシストポタージュ

・・・で、本当の名前はなんでしたっけね?

 

 


かしわ餅の分布について

2006-05-22 16:20:13 | いきものよもやま話

友人の結婚式で広島に帰った。

おみやげは白鴻特別純米、白鴻純米吟醸雄町、龍勢大吟醸・・・・おっと脱線、これらはなじみのお店たちに配られることでしょう。

そして、おまけのおみやげが写真のコレ。西日本人いうところの「かしわ餅」
祖母は「しば餅」と言ったりするが、どうみても「カシワ」の葉ではない。
正式和名サルトリイバラSmilax china L.、主に暖地の山野に分布する、ユリ科のつる性半低木である。およそブナ科のカシワQuercus dentataとは縁の遠い植物で、なぜこれが同じ名前で代用されるのかいまだ持って先人の知恵が不可解であるが、食べ比べると確かにそっくりな香りがするから驚きだ。

東京生まれ東京育ちのとある研究室の当時助手だった先生が「広島に来たらかしわ餅ってかしわの葉じゃないんだよねぇ!」とひどく感動していたことから話は始まった。おおまかに、カシワの葉でつくるのは関東、関西以西ではサルトリイバラが用いられるという。
もうすこし突き詰めれば、どこにその文化的境界はあるのか。大雑把に言えばそれらの植物の手に入り易さで決まるといえる。しかし祖母は広島でも北のほうの出で、さがせば本当の「カシワ」は生育していただろうがもともとアカマツ林文化に育ってカシワに接する機会は少なかったのかもしれない。

その生態学系のいくつかの研究室には色々な地方出身者がおり、聞き込みを続けて以下まではわかった。

四国・・・・サルトリイバラ
山口・・・サルトリイバラ
広島・・・サルトリイバラ
三重・・・サルトリイバラ
兵庫・・・・サルトリイバラ
東京・・・カシワ
仙台・・・・当然カシワ(というより、サルトリイバラをみつけるほうが珍しいという)
山形・・・同じくカシワ

んっ?東海地方が抜けているぞ?(←名古屋出身者は「知らない」といったしほかの県出身者は少ないし)
境界は関が原説、糸魚川構造体説が飛んだがそののちの検証はなされていない。

が、先日有力な情報を得た。
岐阜は瑞浪市にある始禄・小左衛門さんが東京にいらっしゃったのだ。
これは、聞いてみるしかない!!

「カシワ餅の葉っぱはどうでしたか?」

お答え:「子供の頃から、当然、カシワの葉ですよ、あのふちがなみなみの

とりあえず箱根の関は超えてカシワ優勢。
次は鈴鹿山脈以西での検証例求む。同時に、日本海側からの証言が極端に少ないので情報求む。

もっと細かいことを言えば、関東でも伊豆諸島とか、房総半島とか、暖地ではどうなんでしょうね??

証言の有効性は一応30台以上の方を対象とさせていただきます。自分で葉っぱとりに行かされてつくるとこから立ち会った経験者優遇。(何が?)
近年は流通が良くなって、広島でも菓子処ではわざわざカシワの葉で売っていますが、こういう食文化をこそ伝えて欲しいと思うものなのです。


 


小左衛門・袋吊てつろう仕込み!

2006-05-18 23:05:58 | おでん屋での日常

連ちゃんでおでん屋にいきました。
本日は店長一人営業でも余裕なくらいお暇そうでした。

本日のお通し
・牛スジとキャベツのマリネ(?)←昨日とかぶるので店長の即席。美味しい!
本日のお酒
・雑賀 純米吟醸

次に、「にごり系がありますか?」とうかがったら、なにやら本店まで出かけていって、とってきてくれたのが写真のこれ。
「小左衛門 汲みたてにごり酒 『てつろう』」。

???

どうやら本店に行って交わされた会話
店「にごりない?ハルさん。」
哲「
ハルさん?だったらこれいっとけ!だそうで。

製法は極秘です(笑)
体験されたい方は本店の金髪のお兄さんまで。


本店にいってみました

2006-05-18 14:49:41 | おでん屋での日常

おでん屋さんは「支店」で、近くに「本店」というのがあります。
おでん屋立ち上げから一年、サービスで頑張っておられた哲さんの顔をみに、ちょっと敷居の高い「本店」へ。

ここは一人で入れるところではないのですよねぇ、、、
大人の居酒屋というかんじで、お客の雰囲気もかなり違いますし。気後れしつつ。

お通しは、活け締めの平目のお刺身と、山菜と鮎のてんぷら。
お酒は、写真にあります純米大吟醸のにごり。名前がなくてよくわからない。
不思議な味、、、、これは、何なんですか?どこのなんですか?
と飲んでいたら、おでんや店長からメールが!

「浮気者~~~」

。。。。。。最近怖いですよ、アナタ。

「今日のお通しは~、鮎豆腐とぉ、生ハムともやしのナムルなのになー」
ゎかりましたよぉ(泣)
そして餌付けされた野良猫はおでんやへと足を向けるのでありました。


手をひいたはずが

2006-05-15 13:55:21 | おでん屋での日常

小雨の降る日曜の22時、入店したら誰も居なかった。店長が一人パソコンの前に立っていただけ。手伝いの方さえ、9時半にあがってもらったという。

なじみの哲さんが日曜にはもう居ないのが淋しい。

さて、お通し。
・まぐろの中落ちバクダン(まぐろの中落ちにわさび漬けとかいろいろ刻んで混ぜたもの)←実はあのわさび漬けの味が惜しいと思っている。
・めかぶの酢の物
・あなご寿司←家に持って帰って温めたらウマかった!

◆本日の酒
龍力「雄町」無濾過氷温貯蔵:特別純米
龍力「長生美禄」:特別本醸造(お燗でちょっこり)

そうこうしてたら、お店にお電話。
「はい?あ、はい!15本くらいありますよ。いまハルさんも来てるんで!」
ん?この対応はもしや、今日ご来店と予想していたアノ方、、、、?

10分後。扉の外に見える影、、、やっぱり!巣鴨周辺マップのあの方だ!!
入ってこられるなり、私を指差してひゃひゃひゃと笑っておられる。
?あ、服装ですか、すみません普段着で、、、てか毎日和服を着ているわけではないのですよ。次の月曜日は着てましたけれど。

そうして、まったりと日曜の夜は更けたのでありました。


品川へのりこむ

2006-05-10 16:15:31 | おでん屋の休日
お久しぶりです。

お休みの今週月曜日、品川に乗り込んできました。目的は水族館。
行ってきました「しながわ水族館」は予想以上にエンターテイメントに富んだ造りでかなり楽しめました。一人大人1100円です。
ちょうど2時半から始まるアシカショーに絡むことができ、三匹のアシカのツボをおさえた動きに終始笑っていました。
ここのウリである全面ガラス張りの海底トンネルはさすが圧巻で見飽きないです。
どこのセクションもライトを効果的に使ってあってとても綺麗でした。

全て見終わり、生ビールでも飲もうと外に出ると小雨。。。
唯一の(おい)楽しみがぁぁ。。
天気予報では曇りで降水確率も少なかったのでカサなど持って来なかった。。

ものすごいタイミングで売店がありカサを売っている。。400円。
血が出るほどこぶしを握り締め(うそです)買って駅まで行きました。

この日、もうひとつの目的であったお店が千駄木の「稲毛屋」さんに行くこと。
ここは有名ブログ「トーキョーワッショイ」内のまきこの酒で紹介されていたうなぎやさんで、お酒が揃っており、行きたいなとつねづね思っていたのだ。
時間は4時30分。京浜東北線に乗ろうと駅の階段を上ろうとしたとき、品川という土地で、過去に常々行きたいと思っていたあるお店が浮かび上がった。お店の名前は「酒茶論」。日本酒の古酒だけをこれでもかと集めた古酒専門バーである。
ここは最近有名な「酒の細道」内のコラムでも紹介されていた。店名は載っていなかったけど。
しかし場所がわからない。わかるのは「たしか高輪とついた建物の中にある」という非常にアバウトな記憶だけ。駅の地図で高輪とついているビルを探す。
ちょうど目にとまったのは、今いるJR品川駅高輪口の向かいにある京急ショッピングプラザ ウィング高輪。ためしにそこに行ってみるとなんとビンゴ!ビル案内板の二階に「酒茶論」の文字がっ。オレってすげーー。
しかし、今日の本当の目的は「稲毛屋」さんであって、こちらはたまたま思い出した副産物。「稲毛屋」さんは西日暮里で9時には閉店してしまうので、時間をみると4時40分。一応のぞいてみて、5時から開いていたら入ろうと決め見てみると、5時から開店っ!スバラシイ。
5時までビル内の本屋で時間をつぶし、無事入ることができました。


つづく