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建長寺境内

続いて建長寺の紹介です。境内は僧堂と一変して、参詣者で賑わっています。近年、境内が綺麗に整備されました。すっかりと石畳で覆われてしまった感がいたします。

建長寺は、時の権力者(北条時頼)が作った寺ですが、この種の禅寺の第1号の寺としてのちの鎌倉・京都の五山の先駆けとなっています。研究者の間では、道元禅師をこの寺に迎えようとしていたとも推測されています。正式名は「建長興国禅寺」。
 
中央にそびえる三門は、悟りの境地を目指してここを自由に通過して、その誓いを立てて欲しいというこの寺のポリシーを感じます。毎週土曜にはこの三門前で、布教師による立ち聞きでの説法が行われるそうです。群馬県から来たという小学校の修学旅行生たちは、三門下で美味しそうにワイワイとお弁当を食べていました。ここを通過する時に、ある子が帽子をとりました。これを見ていた私たちを案内してくださった宗務総長様は、「こういうことが大切なんです」と、おっしゃっていましたが、学び取る素晴らしい環境なのかも知れません。
        
私たち一行も、この三門前でお話をお伺いしました。

専門道場の修行エリアは、こじんまりと質素に出来ているのに対して、中央の参詣者エリアは堂々とした伽藍で立派だ。この違いは何なのか?
 
小学生の賑やかな声の向こうには国宝の梵鐘が、さりげなくたたずんでいます。
 
この度の参詣に当たって、いくつかの度量の大きさに感銘を受けました。三門下の小学生についての寛容さもそうですが、各所で撮影の許可を尋ねると、「どうぞ、紹介されることは嬉しいこと」と、どこでも撮らせていただきました。それだけに、扱い方の自己責任の重さを感じます。是非この寛容さを悪用しないで、誰もが守っていってもらいたいと思います。
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