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2022年出雲駅伝 駒大優勝予想

2022年出雲駅伝のレース展開と駒大の予想をしてみたいと思います。

 近年の大学駅伝は、各大学、スピード化が進み、それぞれの学校に学生陸上界を代表する選手が分布していて、関東の選抜された学校は、どの学校もそういうエースが揃っています。問題は、そのようなエキスパートが何名揃っているかがポイントになると言えます。そしてさらには、エントリーされた選手が、当日、最大限に力を全員が出し切れるかにかかっていると思います。

 その点では、駒澤大学、青山大学、東京国際大学、中央大学、順天堂大学、国学院大学などは優勝の可能性があると言えましょう。さらには、東洋大学、創価大学、帝京大学、法政大学なども上位に入る可能性を持っています。

 現実的な優勝の確立が高いと考える私の予想は、駒大、東国、中央の3校です。

 出雲の近年の特色は、距離が短いとはいっても、各選手の駆け引きがありますので、高校駅伝の女子のようにヨーイドン的に始めからスパートする展開よりも、並んだ時に駆け引きをしてラストスパートで引き離す距離取り合戦ということが多いのです。1区は特にその傾向にあります。高校駅伝の男子の戦い方がそうなっています。出雲は高校駅伝の延長線上にあるような気もします。その点では、最近、1年生のいきなりの活躍が目立つのも流れかも知れません。ただ、大学駅伝の難しさは、エキスパートばかりの集団なので、普段の実力以上に臨機応変、勝ち切る根性と資質、つまり「駅伝力」が問われているのです。その点では、青学、東洋などといった学校は底力を感じます。駒大は近年、前半の取りこぼしがみられます。実力が出し切れない残念さがあります。

それでは、駒大の戦力予想をします。駒大の区間エントリーが発表されました。

1区-花尾、2区-佐藤、3区-田澤、4区-山野、5区-安原、6区-鈴木、補欠-伊東、山川

 驚いたのは、鈴木芽吹が6区にエントリーしたことです。たぶん変更はないでしょう。怪我からの復帰が心配されていましたが、もし走るとしたら、4区か5区かと思われたところ、アンカーとは? びっくりです。たぶん、順調に仕上がり、本人のリベンジにかけるモチベーションが高かったのだと思います。そして何より、大八木監督の攻めの姿勢、箱根優勝への意気込みを感じます。ここで温存していて箱根にかけても届かない、出雲からレベルアップを仕掛ける強い思いを感じます。この6区に鈴木が使えることで、3区田澤が有効になるはずです。あと一人のポイントは2区の佐藤です。満を持してラストスパートの威力を見てみたいです。この3人が実力の走りをしてくれれば優勝の確率は高いと言えます。近年心配された1区の出遅れは、百戦錬磨の花尾なら大崩れはないはず。ここに花尾を使えるのも6区の芽吹が生きてくることになります。キャプテンの4区山野も万全の体制。安原の5区も安定性があります。当日変更がなければこれでベストと思います。願わくは地元出身の1年の伊藤選手も出てほしいと思いました。体調不良の選手がいれは交代もあるかも知れません。

10月10日、当日の見どころは、何と言っても3区のエース対決です。以前は6区の最長区間にエースを入れての勝負が見られましたが、短距離の駅伝では、前半で離れてしまったら取り返すのは至難の業で、せっかくのエースが無駄遣いのようになってしまいます。とにかく前半勝負の大会に変化しているのです。ですので、今年は3区に見事にエースが揃い踏みました。5000mの持ちタイム順に並べて見ますと、

駒大-田澤27'23  、東国-ヴィンセント27'24  、創価-ムルワ27'35 、中央-中野28'00、青学-近藤28'10(エントリーは補欠ですが、たぶん3区です)   順天-伊豫田28'06  、国学-平林28'12 、東洋-石田28'38 、帝京-福島28'57 、法政-内田28'57

と、10人すべて27、28分台で、5番までは28分10秒までですからすごいハイレベルです。ここで抜け出したチームが優勝候補だと思います。

あと一つは、1区と2区です。両区ともに、並走していてラストのスパートでどれだけの差をつけるかの勝負です。100m走を見ているかのようなラストで10秒20秒はあっと言う間に開いていくと思います。この積み重ねの勝負が最近の出雲の見どころです。佐藤圭汰の走りに注目です。

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