箱根駅伝2009その①・今季の展望

いよいよハコネまで一ヶ月を切りました。今回も熱く応援して参りたいと思います。

今回は８５回の記念大会で、シード校９校、予選会から１３校、関東学連選抜１チームの２３チームが出場します。

駒澤大学・早稲田大学・中央学院大学・亜細亜大学・山梨学院大学・中央大学・帝京大学・日本大学・東洋大学（シード校９校）
城西大学・東京農業大学・上武大学・日本体育大学・拓殖大学・神奈川大学・東海大学・専修大学・明治大学・大東文化大学・国士舘大学・順天堂大学・青山学院大学（予選会から１３校）
関東学連選抜チーム

８４回大会では、東海大学・大東文化大学・順天堂大学が途中棄権となり、また、学連選抜が４位と健闘したために、予選会が熾烈な戦いとなりました。記念大会のため、通常よりは３校多いために幸いに出場権を得たチームもあります。その中に名門順天堂大学があります。久々の出場の青山学院、初出場の上武大学も話題校です。

さて、今回の展望ですが、ここ数年の傾向通り、各校のレベルが上がり、上位と下位は紙一重といった感じ。シード内（１０校）に入ることは至難の業です。
そんな中、優勝候補というと、連続優勝をねらう駒澤、前回２位の早稲田、そして成長著しい東洋があげられます。続いて山梨、中央学院、日大、予選上がりの城西大、東農大なども活躍しそうです。
一方、群雄割拠ですから、中央、日体大、東海、順天などの名門がシード権争いをする展開があるかも知れません。

勢いとしては、スーパーエースとレベルの高い有力選手の多い早稲田が抜け出していると言えましょう。また、ルーキー柏原旋風で波に乗っている東洋も好調です。絶対的なエース選手はいないものの鍛え抜かれた百戦錬磨の王者駒澤がどこまでねばれるかが見所でしょう。

=================駒大ファンのみなさんへ=================

正直なところピンチです。例年に比べて、１１月の全日本以降の各選手の記録に伸びがなくて、確定できる区間配置が読めないのです。特に不安なのは、前回の山登り５区６区が４年生で、ここを引き継ぐ選手が誰なのか、私たちファンには不明なことが一番の気がかりです。もっとも配置は別としても、有力者の数が足りればいいのですが、経験者のコマが足りず、２～３名は初駅伝者になることも不安材料です。ただし、百戦錬磨の大八木マジックで、今のチーム力を最大限に発揮させていただければ、連覇も夢ではないと思います。

今後の予定は１０日に１６人のメンバー登録です。
私の予想候補者１９名
４年・・・池田、太田、高橋、我妻、岩井、砂原
３年・・・宇賀地、深津、高林、星、藤山、岩本、園田
２年・・・渡邉、飯田、末松、藤原
１年・・・井上、佐々木

　は主力(経験者)、　は有力候補、　は補欠候補、　は登録ボーダーライン
16人の候補は、　＋　＋　＋園田・末松、か？

区間予想
１区は失敗が許されないので、経験者から池田か星。
２区はエース宇賀地。
３区は確実なつなぎで高林か我妻。
４区は距離が短いがスピードが必要、伸び盛りの渡邉か井上。
５区が問題。堅実に深津、奮起を期して太田、サプライズで岩井など。
６区も不明。藤山、岩本、ひょっとして我妻か。
７区は３区の要員タイプとして我妻や高林。
８区はここ数年のキー区間。池田か星。
９区は２区の裏、深津。深津が５区のときは太田。
１０区は堅実に長い距離を走れる選手。太田が使えれば最善。あとは４年の高橋、砂原などが適しているか？

このように、山で深津や太田を使うと後のコマに響き、今まで駒大常勝シナリオの３区４区７区８区でアドバンテージを取るパターンのコマが不足してしまうのです。つまり選手層が例年に比べて薄いのです。とはいっても、他校に比べてハイレベルな練習に取り組む選手達ですので、充分に期待は持てるはずです。
何と言っても、山の登り・下りの選手のメドが立ってほしいです。その時、連覇は見えてきます。
太字のオーダーが私の案。ただし、５区の岩井か、または代わる初出場組が使えればさらに良いオーダーに。