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伊豆の海

 伊豆の海、といっても湯河原ですので神奈川県。山の斜面には水仙が花盛り。ここはもう春の兆しです。 一昨日、私がお手伝いさせていただいている仏教テレホン相談の研修が湯河原で行われ、久しぶりに電車でトンボ帰りしてきました。

 研修の内容は、
・電話相談の内容が多様化して来ているために、内容分類のカテゴリーの点検
・そして、多数の相談に対応するために、時間短縮のテクニック
・信心不在の形式的な仏事儀礼の執行傾向についての毅然とした回答の姿勢
・増える傾向にあるメール相談への対応等…、
などが話し合われました。

 新しい分類のカテゴリーとして加えられたのは、
・人生設計に関しての相談で急増している「喪失の悲嘆」という項目です。
肉親の死に直面した喪失感は計り知れないものがあり、核家族化の今日では切実な重たい相談の一つです。そして、この中に最近同様に急増している「ペット」の喪失悲嘆の相談についても入れて、独立カテゴリーとすることになりました。

 こんなときどう回答?の話し合いでは、「生前葬」に呼ばれた時、包むものの表書きは?、袋の色は?には、自分が相談を受けた時だったら…と思うと緊張しました。「祝生前葬」というのは…と提案回答したという人がいられました。

 
      湯河原駅               駅前の土手に咲く水仙

 そんな、密度の濃い深夜まで続く研修を終えて、朝の電車に乗りました。湘南電車のオレンジのラインが鮮やかに映えます。山々はまだ冬色ですが、足元には水仙。海に反射する陽の光はもう春色でした。

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コメント
 
 
 
ペットレス症候群について (風月)
2006-02-01 18:15:31
私の友人も可愛がっていた猫ちゃんを亡くして、気力を失った日々を過ごしていました。

半年ぐらいたって少し元気になったようですが、日にち薬が一番のように感じました。



水仙の写真見せて頂き有り難うございます。我が家の鉢植えの水仙はまだ咲きません。前に住んでいたお寺から苦楽を共にしている水仙です。
 
 
 
→風月さま (tera)
2006-02-01 20:54:56
いつも身近な話題を提供いただきまして有難うございます。

当寺におきましても、ペットの相談が多くなっています。「日にち薬」は大事な処方箋ですね。

本日の雨が上がると、水仙のつぼみもふくらむことでしょうね。
 
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