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寺院学習

先日、近くの小学生がお勉強に訪れました。

3年生の社会科、総合学習の授業で、1・2時間目の枠で行いました。ねらいは、地域の様子、特色ある出来事、昔の様子などの見聞のようです。それぞれがカードに絵や感想を書いていくのです。
          
お話しのあと、自由に探索!ということもあって、もう楽しさいっぱいの様子。聞いていない子は、先生に注意をされていました。

あまりにも、興味が尽きず、楽しそうということで、先生の判断で、3時間目まで延長になったようです。
       
特に、興味をひいたものは、太平洋戦争の時、この寺は、横浜市街地の小学生の疎開場所になっていて、同じ3年生の女子が、本堂に寄宿生活をしながら学んだという話でした。現在、寺の裏庭には、当時、子どもたちの避難の為に掘られた防空壕が残っているので、その見学に興味をひいていました。戦争の実体などは、まだよくわからないでしょうけど、知っておいてもらいたい事実です。
                    
現に、当山の先々代住職は、この戦争時、沖縄で戦死されています。

過去の遺産・歴史の足跡、緑豊かな自然環境、広い建物空間、先人達の生存の証、どれをとっても「寺は教育の宝庫」です。宗教という環境は別としても学ぶことは沢山あります。でも、実は心の教育として、この宗教的環境が重要なのかも知れません。
引率の先生がおっしゃっていました。

「ここは、ご先祖様のお墓にお参りに来られる方々もいらっしゃいます。マナーを守って、静かに見学してください。」と。
                          
公教育も捨てたものではないと思いました。先生方、ご苦労様でした。
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