映画のOHP
劇団四季のOHP
今、劇団四季のページを見て、改めて思った。
映画のオペラ座の怪人は、アンドリュー・ロイド・ウェーバーの脚本、そのままなんだねぇ。
原作とロイド脚本は流れも重要視されている部分も結構違う。
まず、第三者的な視点に立っているか、どうかということが大きい。
映画版とかは、怪人をメインに話が進むのだけど、原作は、作者が集めた情報から物語を構築するようなストーリー。
基本的に、怪人、救われないなー、的な。
大筋は同じだけど、怪人がなぜ、オペラ座にいるかというとこがかなーり、違う。
仕方なく、オペラ座の地下に行ったのが映画版。
オペラ座の地下を自分で改造して終の棲家と決めたのが小説版。
筋は劇団四季のページでも見ていただくとして、
映画版の怪人は、相当かわいそうです。
かなり泣けます。
わかりやすいストーリーは映画版かな。
サスペンスとして面白いのは小説版。
映画版は時間とわかりやすさの制約があるから、内面描写に少々無理があるのが難点。
しかし、怪人とクリスと支配人とクリスの友人の歌は良い。
ただし、ラウルはいかんよ。
彼だけ、歌が、ワンランク下なので、目立つ目立つ。
まあ、顔だけに惹かれたという意味では、むしろ、OKなのかもしれない
この映画は、説明不足ぎみなので、納得できない部分が多少あるのが難点ではありますが、歌を聴けば、あらかた許せるのでOKな映画でもあります。
ちなみに、先に
児童小説を先に読んでおくとわかりやすく、大変良いです。
小説版は大変長い上、群像小説っぽくなっているので、話が飛んで、筋を見失いやすいです。
特にラウルの兄は要りません。
邪魔です。
ラウル本人は小説のほうがさらにヘタレです。
バカ貴族って感じで、ヘタレ好きにはさいこーかもしれません。
怪人は、小説のほうがかっこいいですが、顔は骸骨です。
児童小説の挿絵では、黄金バットみたいな絵がありました。
相当怖いです。
映画自体をオススメかといわれると、歌が好きな人にはおすすめ。
ストーリー映画が好きな人には薦めません。
たぶんですが、タイタニックとか、感動できる人にはOKなのではないかと。
自分は、タイタニック見たことありませんが(友人にスクリーンに空き缶を投げかねないのでやめろと言われたので見てません)。
(写真なし)