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とろたまなの珈琲飲中毒

これはカフェイン中毒で晩酌のようにコーヒーの欠かせない男の寂しい記録である

今ほしいもの ON THE ROCKS

2006-03-12 | 趣味
販売サイト

フィンランド生まれのイカしたやつ。
JALの機内広告に載っていて、うわ、ほしい、と久しぶりに思った一品。
タルク(*)とマグネシウムの圧縮物らしい。

ほしいなあ、と思っても探してみたんだけど、どこもかしこも、売り切れ(ToT)。
ハンズとかなら、残って売ってるかなー。
案外、ネットだと、高くても、ほいって買っちゃうけど、リアルショップだと真剣に見たあとやめちゃうことがあるのはナンデだろう。

*:タルク=含水ケイ酸マグネシウム(3MgO・4SiO2・H2O):化学的に安定で、プラスチック素材から化粧品まで幅広く使われているらしい。

(写真なし)

アニメ映画版『ゲド戦記』の音楽

2006-03-08 | 趣味
ゲド戦記の音楽は、誰なんだろうと、ふと、気になった。
調べてみると、

寺嶋民哉さん

だったわけだが、寺嶋さんのことはあんまり知らなかった。
OHPで見ると、半落ちの音楽を担当されていたらしい。
半落ちは、役者を含めた映画自体の印象が強すぎて音楽がいまいち思い出せないのだが、さらに調べてみると、最初のころはゲーム音楽、特にファルコム系を担当なさっていたらしい。
いきなり、敬語なのはどうかと思うが、ファルコムは僕らの青春時代を彩る代表的ソフトメーカーのひとつであり、それゆえ、襟を正して、見てしまう。
ファルコムといえば、やはり、イースである。
イースの世界観をゲド戦記とダブらせれば、寺嶋さんは、まさにうってつけである。
しかし、それはジブリ的かと訊かれれば微妙であることは確かである。
もちろん、寺嶋さんのディスコグラフィから鑑みるに、ゲド戦記と寺嶋さんはナイス選択といえるのだが、ジブリ絵と寺嶋さんはOKなのだろうか?
今のところ、OPかイメージソングかわからないのしか、流れていないので、あっているのかどうかの判断はできかねるが、とりあえず、予告編は、大変、期待できない感じだった。
まず、映画館にわざわざ行こうと思う感じではなかった。
あんなものを、映画館の予告編かなんかで流すつもりなのかと、絶望的な気ぶ……

いや、いや、今は寺嶋さんの話。

寺嶋さんはゲーム音楽から、アニメ音楽に流れるように入って、編曲なども含め、劇音楽やハウステンボスの音楽なんかを手がけて、ドラマの音楽、映画音楽と移っていったらしい。
今も、アニメ音楽なんかも手がけているようで、活動は幅広い。
作曲、編曲能力は相当評価が高い。
実際、大変良い。

ロングインタビューにもあるように、見終わったあと、思わず口ずさんでしまうような素敵なゲド戦記音楽を作っていただきたい、と思うわけで、寺嶋さんを、プッシュなのである。

参考:
ロングインタビュー(*ゲド戦記とは関係ない)

(写真なし)

映画『チャーリーとチョコレート工場』

2006-02-19 | 趣味
OHP

goo映画

やっと借りて見た。

あらすじ:貧乏人の息子チャーリーが、世界一のチョコレート工場見学権利を手に入れて、見学する物語

フレディ・ハイモアの愛らしい演技がよくて、泣ける。
ウンパ・ルンパ(ディープ・ロイ)のダンスと歌がすっげえいい。

フレディ・ハイモアはネバーランドでも好演だったけど、彼は僕のツボかもしれない。

ディープ・ロイはビックフィッシュ(サーカスの団長役)にもでてたんだ。
ディープ・ロイ関係で、いろいろ探すと面白い映画が出てきそうだ。

内容は、
ティム・バートンによって、原作のよさを引き出しつつ、風刺などを利かせて、素敵にテンポよく展開するストーリーに一瞬も気が休まらない。

 (まだ原作を読んでいないので、原作との整合性はどの程度か不明。
   原作は、1200万部売れている大ベストセラー本)

ぐいぐい、映画に引き込まれるし、感情移入してしまう。
大変ブラックな内容とファンタジックな映像が相互補完するように入っているため、だんだん、映画自身に取り込まれるような不思議な感覚を味あう。
随所に織り込まれたオマージュというか、インスパイア(笑)というか、パロディがパクリではない素敵さを見せてうまいと思わせる。
クイーンとか、2001年宇宙へのたびとか。

最後に向けての展開は、ティムバートンらしい、心温まる映像を、割合さらっと見せるのが、人によっては、物足りなく感じるのではないかと思う。
べたべたの生クリーム的ではなく、さらっとしたヨーグルトのようなさわやかさが素敵なのだ。

それにしても、ジョニーディップは、なんで寂しそうな顔をしたときが一番、美しいのだろう。

(写真なし)

2月1日WillCOMパワーアップディ

2006-02-01 | 趣味
なんだけど、さっき試したら、

128kbpsで、つないじゃるけぇね

みたいな表示が出て、それって、4×じゃんって思って、びびってやめた。
実際、15秒くらいつながっていたので、その分、料金取られたら、むかつくなあ。

でも、実際問題、これが、今までの料金の体系でつながっているかどうかを判断する手段がないのは問題だと思う。

どうにかしてくれないかな、ウィルコムさん。
それもともつながって時点でOK?
(写真なし)

三菱のPC

2006-01-30 | 趣味
ITmedia

まだ作ってたんだ(笑)。

しかし、また、中途半端なものを。
一キロをきる軽量ノート。
7時間を越える稼働時間。
オフィス向けなので、FDDがいまどきついている。
素敵設計。
つうか、オフィス用にしては値段が高い。
24万円台が最低価格ライン。

なぜいま、わざわざ、こんなものを?

年間6万台を目標にしてるけど、売れるのかな……

(写真なし)

シンデレラ城ミステリーツアーがっ!

2006-01-30 | 趣味
東京(舞浜)ディズニーランド中で、ジャングルクルーズとどうレベルで、怪しいアトラクション、あの、シンデレラ城ミステリーツアーがなくなってしまうらしい。

オリエンタルランド発表

怪しげでテンションの高いお兄さんやお姉さんがいるアトラクションといえば、ジャングルクルーズ、シンデレラ城、あとは、デビークロケットのカヌーあたりが有名だが、純粋な怪しさでは、シンデレラ城が群を抜いている。
シンデレラ城でなぜ、ミステリーツアーなのか、なぜ、城の中に、ドラゴンがいるのか、なぜ、最後、剣から怪しげな光線が出るのか、などなど、全く、意味不明な演出ながら、開始当初は、逆にその怪しさが受けて、かなりの待ち時間をたたき出した人気アトラクションである。
しかしながら、ジャングルクルーズと違い、

毎回、同じ。
新たな発見がない。

などの理由から、だんだんと人気が落ちていたのであろう。
今回とうとう、終焉を迎えるらしい。
ミステリーツアーは東京ディズニーランドにしかないアトラクションらしく、貴重なアトラクションではあるが、人気が出ない理由は、ドラゴンくらいしかキャラクターがいないせいではないかと思う。

リピーターを捕まえる要素が、あらゆる意味で少ないアトラクションは、USJと
同じように、悲しいことだが、消える運命である。

え、USJは消えてない?
大丈夫、時間の問題だから(笑)。
(写真なし)

本『宇宙戦争』

2006-01-29 | 趣味
言わずと知れた、SF古典の名作、H・G・ウェルズの『宇宙戦争』である。
最近、映画化されたほうは、頓に評判が悪いが、たぶん、原作のよさを設定ごと、つぶしてしまっているせいではないかと思う。
みてないから、詳しくは知らないが、火星人がいろいろ地球に埋めといたり、そういう怪しげな設定がわんさかあるらしい。
たぶん尺の関係ではないかと思うのだが。

ちなみに、原題は、『The War of the Worlds』で『諸世界の戦争』と訳すのが、よいらしい。
『火星戦争』という邦題で、出版されていたころもあったらしい。
実際、宇宙戦争でもなく、火星戦争でもなく、火星人によるほぼ、一方的な地球制圧であり、抵抗むなしく、ざくざく、死んでいくのである。

この小説のすごいところは、書かれたのが、一次大戦前なのである。
地球側の装備は、飛行機などなく、南北戦争当時とたいして変わりない装備で、現在の地球科学でも到底到達不能と思われる、科学技術を持った火星人とバトルするという、ありとゾウの戦いみたいな状態なのである。

火星人は、火星の惑星としても終焉を迎えることに危機を感じ、地球侵攻を計画。
そのことを知らない地球人は、一方的に惨殺され、そして、このままでは、滅亡してしまうというところで……

というストーリーである。
子供向けアニメなら間違いなく、ここで、スーパーヒーローが登場するところだが、そんなものは登場しない。

主人公は、新聞に細々と、論説を載せる作家であり、体力も人並みである。
多少は、生き残るために知恵を使ったりもするが、基本的に生き残ったのは運によるところが大きく、家族を守るために、全力を尽くしたのは最初のほうだけである。
むしろ、主人公が極限状況で、出会った人々の様子やそれに対する主人公自身の対応が、この物語のメインであり、火星人襲来はそういう状況を作り出すためのオプションである。
牧師補なんかが出てくるが、恐ろしくヘタレであり、宗教ってもろいなー、という印象抱かせるなど、社会批判的な要素もあったりして、当時よく出版できたなー、という気もします。

案外がんばっているのが、イギリス陸軍です。
明らかに無理とわかっているのに、騎馬突撃をかけたり(笑)。
情勢がやばいと思ったら、市民を誘導して逃がしたり、結構がんばります。
まあ、ほぼ全滅しましたが。

というかんじで、今読んでも、面白い本なので、ぜひ。
(写真なし)

本『はじめての宗教学―『風の谷のナウシカ』を読み解く』

2006-01-29 | 趣味
amazon

正木晃・著

超メジャーアニメ映画『風の谷のナウシカ』をベースに、宗教学の基本的な考え方をレクチャーしている本。

だから、これは、宗教学の本であって、ナウシカの本ではない。
その辺を履き違えたアマゾンレビューを書いている恥ずかしい人がいたり。

宗教学は入り口が難しい。
高校までの授業では、倫理くらいしか、宗教っぽいものがないからだ。
他の学問はベースになる授業がある。

まあ、それでも、大学数学とか、何言ってんだろう、って感じだけど。
数式自体ははわかるし、流れもわかるけど、だから、何ができるのか、のあたりがあいまいすぎて、ちょっと。

それはともかく。
一般的な高校生が知っている知識は、むしろ、日本史と世界史にでてくる宗教知識である。
だから、いつごろ、その宗教が成立したか、誰が起こした宗教か、どの宗教とどの宗教が対立して戦争が起こったか、は知っていても、宗教自体はなんなのか、ということは知らない場合が多い。
神にすがる、というイメージはあっても、なんですがるのか、カソリックでもないのに教会で結婚式をあげる人々にはわからない。
それが普通。

そして、それについて考えたことがない。
考えたことがないから、宗教について学問するといわれたりすると、なんじゃそりゃなのである。

著者自身も、授業を行うときに、毎回困っていたらしい。
生徒が興味なさそうにしているらしい。
なるほど、たしかに、学部時代の比較宗教学に興味を持っている風だったのは、100人くらいの受講者のうち、自分と友人のくらいだった。
二人ともオタクで、なおかつ、高校生のころから、神話、民俗、思想に興味を持っている人間なので、一般人ではない。

で、著者が考えた結果、みんなが知っているものをベースに話を始めればいいじゃん、ということで、ナウシカを持ち出した、のである。
ナウシカは多分、日本人の7割以上が知っていて、大学生くらいだと、さらに浸透率は高く、9割はしっているだろう。

長嶋監督がどういう人か知っているクラスのレベルである。

それをベースに話をすれば、

ナウシカと宗教がどうしてつながるの?

という疑問を持ってもらえば、勝ちである。
疑問は興味だ。

著者の授業は、結構うまくいっているらしい。

本の内容は、仏教ベースである。
著者が仏教の研究者だからだ。
それも密教系、チベット仏教系である。
しかしながら、仏教系の研究者は、ちゃんと他宗教についても勉強している。
この辺は仏教系の研究者の特徴で、仏教がよいというのではなく、仏教と、他の宗教の共通点と相違点を的確に見つめなおすという作業を行う研究者の特徴である。
キリスト教系やイスラム系の宗教では、他を否定して、そのうえで、自分たちの宗教を研究するので、狭く深くなる。
狭く深くするのも悪くはないが、一般人に説明する場合、広く浅く、いったほうがよい(もちろん仏教が浅いという話ではない)。

ナウシカという作品を、宗教的なテーマで考えるのは、人間的なテーマと環境の循環というテーマを時間軸の違いと相互理解という話で捕らえている。

入門書としてわかりやすくするため、ナウシカの色をテーマにしたり、行動をテーマにしたり、人々の役割をテーマにしたり、そうして、ナウシカの内容と宗教テーマをクロスさせることで、理解しやすくしている。

それでも、たぶんわからない人はわかりませんが、わかりやすいとは思います。

宗教ということに興味を持った人が、宗教って、そういうことか、と感じられる本として、宗教学の入り口として、オススメ。

なお、自分は、チャペルウェディングもいいな、と思う、無神教な独身である(結婚予定なし:随時募集中)
(写真なし)

XBOX360って日本で10万台

2006-01-27 | 趣味
XBOX360(以下360)は日本で、わずか、10万台しか出荷していないらしい。

10万台。

日本用のソフトを作ったとしてもマックス10万個しか売れないということになる。
ちなみに、ipodminiの先行予約台数はあっという間に10万台を超えた。
トヨタはタイで生産する年間の車の数と同じだ。
ニンテンドーDSもPSPも国内で500万台をとっぱしているらしい。
何がいいたいかというと、ニンテンドーDSのソフトを作って売った場合、DSを持っている人の2%にしか売れなかったなー、という個数は、360の最大数になる。
360でトップセールスのソフトは売り上げで、DSの2%クラスということになる。
そもそも、ニンテンドーDSで売れているソフトといえば、ニンテンドックスと、脳トレーニングシリーズだけど、これは、ミリオンセールスであるわけで、DS保持者の5人に1人が持っている計算になる。
もし、同じように360で、5人に一人が売れたソフトを、よく売れたソフトとした場合、2万本になる。

2万本。

一本5000円として、1億円。
結構な額に見えるかもしれないけど、流通とマイクロソフトマージンが半分持っていくと、5千万円。
会社利益を10%としても、利益はたった5百万円。
プログラマーからデザイナーまで、一律にして年収を5百万円とすると、実際には、社会保険やらなんやらで、倍かかるので、残り、4千五百万円では、4人しか雇えない。

マイクロソフトは日本向けのゲームもどんどん出します、といっているようだが、4人じゃさすがにバグ取りまでやらないといけないコンシューマーゲームは出せないと思う。
そうすると、やはり海外向けゲームを日本語にして、売ることになるわけで、前機種の二の舞になって、まあ、あとは悲しい未来が待っているわけだ。

やはり、見た目を気取っても、3DO リアル(*)くささが抜けない限り、永遠に日本で成功できないと思う。

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*3DOリアルとは、32ビット機(PSとかサターンとか)が出たころ、先陣を切って、登場し、先陣を切って消えていった、伝説のパナソニックのゲーム機。
大体持っていたやつは、金持ちか、物好き。
悪しき黒歴史のひとつ。
他に、類似品として、PCFX(PC98のゲームができる:一番最後のほうに出て、すぐに失せた)などの怪しげな機体もあった。

ウェルコム

2006-01-27 | 趣味
News
わーい。
32kbpsが64になるらしいぞ。
それも2月1日からだ。
おっしゃー。
いままで、鈍足だったのが、今までの二倍に。


はくしゅだ、ぴーぽー(元ネタは、古いし、ライブネタだしわかるまい)。

それでも、やっと、ISDNなみ。
今の子供たちは、ISDNなど、知らぬまい。
ましてや、テレホーダイなど。

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映画『いま、会いにゆきます』

2006-01-10 | 趣味
OHP

泣きそうになったりしてませんよ。
ええ、してませんとも。




素で泣きましたから。

しょぼ。

今、マジで、泣けます。
これはまず、はずれの役者が、回想シーンも含めて、全くいないことに起因していると思います。
喋りが少ない分、その分、表情と、間で、つないで、そこに、ぽつぽつと、足跡が残るような、そんな作りが、だんだんと感情を高まらせてくれます。

話の筋は、死んでしまった妻(母でもある)が雨の季節に還ってきて、雨の季節だけ、3人で過す。
妻は、記憶をなくしていて、もう一度、夫と、恋をする。
そして、梅雨は終わり……

そういうかんじ。

獅童の静かな演技というのもなかなかこれはこれで味があり、よい、と思えるし、竹内結子の表情が時間とともに明るく自然になっていくので、引き込まれます。
さらに、息子の佑司(武井証)がいじらしく、素直で、まっすぐで、ちょーかわいいーのです。
小日向文世(医者)もいいタイミングで流れの間を埋めてくれます。
脚本がいいせいかもしれませんが、それにしてもキャスティングに全くミスがないのはすごいと思いました。

雨の季節という一定のシーンが、過去の記憶のなかでも常に、場面場面につながりを見せてくれます。

おすすめー。
ちょーおすすめー。

オレンジレンジの花が流れた瞬間、滂沱の涙が。
EDがストーリーにぴたっとはまって、くるねー。

ちなみに、僕は、このとき、初めて、この歌がこれのEDだと知りました。

(写真なし)

映画『戦国自衛隊1549』

2006-01-09 | 趣味
半村良の戦国自衛隊を、福井さんのノベライズでリメイクし、さらに、映画化したしたもの。

OHP

福井さんの監修での映画化が先で、ノベライズがあとかもしれない。
ちなみに、漫画版(全二巻)もある。
漫画版はキャラがいかつい感じで、緊張感は映画版より強い。

古いほうの映画に関するコメント


それはともかく、

タイムスリップもので、きもになるのは、タイムパラドックスの処理の仕方である。
タイムパラドックスとは、過去に行って、何かをしたとき、元の世界に何らかの変化がおきなければおかしいが、それは、未来から来た人間がそれを知っていることによるわけで、今度はそれは知ることができないはずだ、という論理。
典型的なものでは、親殺しの論理がある。
もし、自分の親を殺してしまったとしたら、親は存在しないことになり、その子供は産まれない。
生まれない子供が親を殺せずはずもないので、殺したはずはない。
というロジックである。

・宇宙戦艦ヤマモトヨーコでは、トンネルで事象平面をつなげたままにすることで、それぞれの時間での変化は、後先ではなく、どちらも同時だという処理にしている。
・ドラえもんでは無視している。
・バックトゥザフィーチャーでは、母親に愛されて、まずい展開になったりしている。

この映画でのきもは、タイムパラドックスを、歴史の修正力で処理するという方法で展開する。
これは、原作から受け継がれた部分で、肝になっている。
つまり、もしヒットラーを青年期に殺しても、別のヒットラーが出てくる、という論理である。
織田信長を殺せば、別の信長が出てくる、という。
いくら、先に、やばそうな敵を殺しても別の人がその役にとって変わる、ということであり、これは、時間軸は一方向性ではなく、過去、未来、現在も相互に常に作用している、という理論に基づいている。

んで、映画について。

映画は陸上自衛隊全面協力の力を生かし、90式戦車から、コブラまで、最新鋭装備を惜しげもなく使っている。
もちろん、爆砕するシーンは、CGだが。

映画では、専守防衛、過去への干渉は最小限に、ということで、最初、スタン弾を使っている。
しかし、死なないとわかれば、相手がどんな行動にでるかという戦国の常識をわかっていなかっため、結果、大ダメージを受ける。
また、近代戦等では、主に、射程が200m以上の銃器による戦闘がメインになるため、接近戦への備えが甘く、結果、伏兵にバシバシ殺される。

こういう事態は充分想定できたはずだが、自分たちの装備に過信があると、どうなるかという例である。
なお、廃墟都市部やジャングルなどの紛争地域では、いまだに、直接打撃が多く、もし、今後、自衛『軍』になり、PKFを行うことになれば、ことによれば、こういう自体で壊滅する可能性もあるので、自衛隊幹部は、充分な検討をしてもらいたい。

それた。

ストーリーは、人間が目的を定めるとき、一回定めた目的が絶対だと思うし、相手がそれが目的といわんばかりにアピールしていれば、そこに集中してしまう。
目先を変えれば、全く違う展開も考えられる。

イラクへの対応だっても、もっと、方法があったはずだが、自分の目的と相手の目的が合致してしまったため、他の方法について考えられなかった例じゃないかと思う。
もちろん、イラク戦争を『行わない』という決定はそれを遂行する人間の犠牲は、まず必要な展開ではあったけど.

何をすれば、天下取りになるかということを知っているものが、本来、信長になるわけだが、そこれは映画の転換点なので、見て考えてもらおう。

江口洋介の迫力が足りない気がする。
もっと、緊張感のある演技ができるはずだが、刀をもっと重くすると、多分、いい感じにビクビクした感じになるんじゃないと個人的には思う。

森三佐役の生瀬勝久。
あいかわらず、ワルそうな役者だ。
味は出しているが最後のかっこいい死に方はいただけない。

濃姫は、信長の嫁になったあと、信長に、美濃から来たからお濃と呼ばれたことに由来し、道三は、たぶん、帰蝶、と呼んでいたんではないかと思うけど。

全体的には、飽きさせないつくりで、まあまあといったところ。
ただ、前半にテンションがあがりにくいので、最初の30分を乗り切れるかどうかが勝負。

(写真なし)

映画『ローレライ』

2006-01-08 | 趣味
終戦のローレライの映画化されたもの。
原作との違いは多い。
特に、尺の関係で、ぶちきられた内容やシーンが多く、つながりが原作を読んでないとわかりにくい。
たとえば、

・人物の堀込みが浅い。
特に、南方戦線での絆がちゃんと描かれないため、砲手長が寝返る瞬間がいちいち葛藤がなく、甘い。

・潜水艦の形状に関する説明がないため、怪しげな潜水艦っぽさがいまいち
フランス海軍の拿捕潜水艦にドイツの技術と日本の技術を組み合わせた潜水艦なのだが、そういう説明はなく、どでかい砲を持った潜水艦というのが伝わらない。
なお、主砲のキャップは原作では自動では開かない。
つうか、あんなもんは大和ですら普通は、手動である(もしくは爆砕)。

・通常の潜水艦戦闘が少ない。
ソナーでする戦闘がほとんどないため、ローレライシステムのすごさがわかりにくい。

・朝倉が弱い。
強いとこから弱る部分がないので、人間のもろさが描ききれていない。

・いつのまにか、艦員がパウラを認識している
あいだの話を尺の関係で、切ったのか、いつの間にか、パウラを知っている。

・そもそも、潜水艦や当時の戦艦や砲とはいかなるものかわかってないと、なぜ、どうしてという部分が多い。
どっかのレビューでもあったけど、なぜ、ディーゼル機関を水中で動かせないか、とか、なぜ、戦艦の横にいるのに、撃たれないか、とかの説明が全くない。

などなど、尺や展開のスピード感のせいで切られた部分が結構あるようで、小説読んでないとつらいぞ、こりゃ、が多い。

ここまでは、あんまりよくない部分。

んで、よいところ。

メインの潜水艦がマニアックで素敵。
ここは原作どおり。
実際にあるのかもしれないけど、あんなマニアックな潜水艦を選択した福井さんは天才だと思う。
マニアの心をよく知っている。

パウラがかわいい。
必要以上にかわいい。
ただ、トリートメント完璧な髪はさすがにやりすぎだと思う。

潜水艦映画としては、中の上というところ。

一般に潜水艦映画の面白いところは、閉鎖環境で艦長が絶対であること。
ここがポイントになる。
つまり、ひとつの国のミニチュア版。
反乱や反抗、統率力、微妙な個々人の人間関係。
限られた外の情報。
魚雷の接近や爆雷の投下の緊張感。
そして、爆雷の近接爆破による混乱。
または、限界深度を超える潜水による艦隊のきしみ、浸水。
などなど、潜水艦でしか描けない絵がたくさんあるのだが、これらを効果的に組み合わせていくだけで、ぞくぞくするような映画になるのが、潜水艦の魅力である。
しかし、どうして、そうなるのか、のあたりが甘いと、いまいちわかりにくいというのも潜水艦映画の特徴である。
そして、ローレライはかなり、その部分が甘いので、潜水艦を知っている人には、そこそこの緊張感を与えてくれるのだが一般人にはいまいちな感じに仕上がってしまっているのは大変残念である。
(写真なし)

紅白

2005-12-31 | 趣味
久しぶりに見た。
WaTはストリート出身だけあって案外良かったのに、スタッフやっちゃった。

マイク転倒。

うわー。
アブねえなあ。

それはともかく、WaTもそうだけど、ストリート出身やドサ廻り経験者、そして、アリーナもしくは、ドーム経験者は、結構いい感じだったんですが、ライブスタジオや、メジャーデビュー組は、かなりつらいことになっております。
最初は、NHKの嫌がらせ?とか思ったけど、どうも違うらしく、どうやら、基本的な声量が足りてないらしい。
声量が足りないんで、NHKのスタッフが、BGMのバランスを調整して、ちょこっと下げたり、ベースとバスドラムの音が大きいと、聞こえないんじゃないか、みたいな感じで、いじってあるというか、演歌系はそもそも、バスドラムとベースはあんまり聞こえないし。
結果、ポップス系はリズムパターンが追えない感じに。
つらそうだったなー。

あと、森山直太郎。

自分の声のコーラスが入ってるもんだから、それにあわせるせいで気持ちよく歌えてなかった。

NHKホールって案外音響よくないらしいとも聴いたことがある。
実際にあそこで、クラシックの演奏をした人に聞いたので、マジの話。
ホール自体が古いから、反響版の位置とか、悪かったりするらしい。
紅白とかだと、セットがあるし、上横の反響版がないも同然なので、痛恨みたい。

あそこで、新人がいきなり歌えとか、いわれるのは案外ひどいことかもしれない。
(写真なし)

CD JANE BIRKIN『Arabesque』

2005-12-29 | 趣味
amazon

図書館で借りて、聴いてみたところ、一発ではまった。
アラブ調の音楽。
フランス語と英語のミックスで構成される歌詞。
アラブ楽器の、流れるような響き。
さいこーです。
気持ちいいです。
ぜひぜひ。

ところで、元祖ウィスパーボイス、とか呼ばれているらしいけど、有名なんだろうか?

(写真なし)