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「ニホンカワウソ」

2006-02-10 | 読み物


[1979年新荘川で鍋島誠郎氏撮影]

 「ニホンカワウソ」って知っていますか?難しく云えば、ニホンカワウソ(本州以南個体群)脊椎動物門、(哺乳綱/ネコ目/イタチ科)の哺乳類です・・・? まぁ要は、体長70cmほどのイタチの仲間です。河川の中流や下流に生息し、かつては日本全国に分布していたそうですが、毛皮用のために乱獲されて、その数が激減してしまいました。そのため、「ニホンカワウソ」は、「レッドデータブック」に絶滅危惧[1]A類として登録されています。

 日本最後の清流「四万十川」であっても、日本の高度成長期、あちこちで土木工事の嵐が吹き荒れ、そのため彼らの残された生息地は護岸工事でことごとく破壊、餌となるべき魚も、工場排水、農薬の垂れ流しによる川の汚染とともに減ってゆき、彼らは徐々にその数を減らしていきました。その結果、ニホンカワウソの姿は、公式には1979年、高知県の新荘(しんじょう)川で目撃されたのを最後に確認されていません。平成に入ってから、高知県南西部一帯で、非公式での目撃例が報告されているに過ぎないとのこと。そういえば、四万十川名物の川えびや川海苔の収穫量もめっきり減っているそうです。たくさん居たときは、人なつっこさのあまりに人の足を触ったりするくらい愛嬌のある動物だそうで、それで「ニホンカワウソ」が河童の正体だったとも云われていたそうです。まだ絶滅せずに残ってくれているといいのですが・・・今年の夏に訪ねてみようと思います。

 

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