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「写真だけ撮って帰る群れ」・・・?

2006-10-22 | 読み物

エトルタの奇岩群 

  先日ネットでフランスのフィガロ (Le Figaro)と云うフランス国内では最も古い歴史を持つ日刊紙。発行部数は約33.7万部、ちなみに読売新聞は1005万部。この日刊紙に日本人団体旅行客を批判するような内容の記事が掲載され、在仏観光関係者はショックを受けており、パリ日本語ガイド協会抗議の手紙を送ったとのこと、記事はモネの風景画やルブランの小説・怪盗ルパンシリーズの「奇岩城」の舞台として知られるノルマンディー地方エトルタを紹介した記事でのコメントで「日本人の群れはパリから昼前に着いて、そそくさと2つの奇岩の写真だけ撮る。そして帰る前に、お土産や体のマッサージに使うため、禁じられているのに海岸の小石を拾う」、「静かな別荘地に(日本人が多い)ピーク時には、別荘の人たちは庭の奥深くに避難する」とか書かれていたそうで、パリ日本語ガイド協会は、フィガロ紙の他にもエトルタ市、エトルタ観光協会へも「記事は事実誤認で偏見に満ちている」とする抗議の手紙を送った。フィガロ紙からの正式なコメントはないようだが、人口1640人。1351戸の家屋のうち別荘が477戸というバカンスと観光のみしか産業のないエトルタ市側の反応は大違いで、観光しか産業のない市にとって、日本人は大切なお客さん。これまでトラブルはなく、夏だけ別荘に来る人が言ったことを記者がうのみにしたのだろう。小石はフランス人も持ち帰っているし、1、2個おみやげにしても問題ない」と、熱心に日本人受け入れ姿勢を示したとのこと。こうした記事が書かれた背景には、日本人団体客への先入観のほか、バカンスや旅行に対する考え方の相違もあるとのこと。本来バカンスは「空白、無為」という意味も持つ言葉。フィガロ紙の記事は、いわば言われなき中傷だったが、年に最低2週間、最高4週間の連続休暇をとる権利が保証されたフランスと、平均連続休暇が7.7日(05年)の日本社会の差が、両国民のバカンスや旅に対する意識の違いが如実にあらわれたらしい。
 

☆エトルタ (ETRETAT)
英仏海峡を望む、白い断崖の風光が美しい。ユニークな形に切り立つ“エトルタの断崖”で知られる海辺の町。画家モネやクールベも、白い断崖が海に溶け込む風景を画題に選んでいます。カジノやゴルフ場もあり、夏にはリゾート客でにぎわいます。
 
 
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