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併願優遇の基準に届かない場合 3つの策

[2022年11月23日 更新]
都立高校が第一志望、私立高校はすべり止め。
こういう受験をする人は珍しくない。

その際、東京の私立高校は併願優遇という制度を使って受験するといい。
シンプルに言えば、「他の志望校に不合格の際、おたくの私立高校に入学しますよ」という約束の下での受験だ。

併願優遇には大きく2通りある。
・受験すれば必ず合格する
・テストに加点される

多くの人が想像しているのは前者だろう。
余程ひどいことをしない限り、不合格になることはない。
過去に「面接でひとことも喋らず、不合格になった」という生徒はいるが、このブログ読者やそのお子さんなら、そんな馬鹿げたことはしないだろう。

◆併願優遇の基準はどこを見る?
塾に通っている方は、その塾に尋ねるのが手っ取り早い。
都内の塾なら、模試会社から提供される「推薦の基準」資料があるから。

それができない場合、各私立高校のWebサイトの募集要項を見るといい。
例えば目黒学院高校は、以下のように記載されている。


募集要項に載っていない場合は、各高校に電話で問い合わせてみるといい。
教えてもらえる場合がある。
教えてもらえない場合は私立高校の個別相談会に赴き、直に尋ねるしかない。

◆基準に届かない場合の策
ではその併願優遇基準に届かない場合どうするか。
多くの私立高校では加点項目を設けている。よくあるのが「英検・漢検・数検の3級で1点プラス」
ところが最近は3級ではダメで、準2級以上が求められるケースが多い。
3級は1点、準2級なら2点プラスという査定をする高校もある。保善や関東第一はそのタイプ。

同じ高校でも下のコースなら3級、上のコースなら準2級で1点プラスというケースもある。淑徳巣鴨や品川翔英がこのタイプだ。

他には生徒会役員やクラブの部長を務めた場合に加点される場合もある。
高校によっては副部長や委員長でも可。
よく「生徒会をやれば内申にいい影響がある」という話をする人がいるが、私立高校受験に関しては正しいと言える。

それでも基準に達しない場合は、3年間皆勤や3年間部活を続けたら加点してもらえるケースも。

これらは、中学校の先生では融通が利かない場合がある。
塾の先生に相談するか、直接私立高校に相談するといい。遠慮はいらない。


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