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学費の安い私立高校

[2022年4月22日 更新]
今回は、令和4年度の私立高校の学費を比較する。
3年前にも似たようなことを調査していた。

現在、都内私立高校の平均授業料相当額467,000円を上限として、年収910万円未満の世帯は授業料の実質無償化の対象 である。

対象の家庭は、年間授業料467,000円以下であれば負担額は変わらない。
となれば、私立高校側も無理に授業料を安く抑える必要は無くなる。上限ぎりぎりまで授業料をいただいた方がいいということになる。

なお467,000円は2021年度の平均相当額であり、2022年度はさらにアップしそうだ。
<都内私立高校 授業料平均額>
 2022年度 474,897円
 2021年度 468,412円
 2020年度 466,708円 
 2019年度 460,546円 
 2018年度 455,345円
 2017年度 448,862円 
 2016年度 441,547円 
参照:東京都HP

例外なく、毎年値上げを続けている。

◆授業料の最安は錦城学園
授業料の安い都内私立高校(普通科)は、以下の通り。
非募集校(完全中高一貫校)は除いている。色付きは女子校だ。

 錦城学園 348,000円
 国本女子 360,000円
 潤徳女子 360,000円
 帝京大学 372,000円
 八王子実践 372,000円
 錦城 372,000円
 関東国際 378,000円
 淑徳巣鴨 378,000円
 東海大学付属高輪台 384,000円
 愛国 390,000円
 日本体育大学荏原 396,000円
 駿台学園 396,000円
 安部学院 396,000円
 北豊島 396,000円
 白梅学園 396,000円  
 文華女子 396,000円      
 日本体育大学桜華 396,000円    
 修徳 396,000円

東海大付属高輪台は授業料が安いが施設費100,000円が加算され、初年度納入金は938,000円と平均程度。

なお普通科の最高額は、玉川学園高等部の867,000円。
 女子校では慶應義塾女子の690,000円。男子校は学習院高等科の698,000円。

◆値上げは継続中
世の流れからやむを得ないだろうが、私学の学費もどんどん上がっている。
東洋女子高校は2018年度まで、初年度納付金が590,000円と抜群に安かった。
2018年度→2019年度で16万円以上も値上げ。この年の値上げ幅ぶっちぎり1位だった。それでも2022年度はトップ3入りで752,000円。

受験生諸君に気づいてほしい。そのカネを誰が出すのかということを。
大抵の場合はキミらではなく、キミらの親だろう。
高校に行けることを当たり前と思うな。卒業までに数百万円のカネがかかるのだ。少なくともその位は知っておけ。それが礼儀というものだ。

都立に入る! ツイッター 役立つ情報。ミンナニナイショダヨ

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