◆都立と一緒にどこの高校を受けているか
進学研究会が発表した、2018年度入試の私国立併願校を高校別にランキングにした。
各都立高校、男女別に並べてある。
◆上位校の受験者は「滑り止め(併願優遇)」と「挑戦校」を受ける傾向あり
例えば日比谷が第一志望の場合、
2/10に早稲田実業(第二志望)
2/11に城北(第三志望)
2/14に淑徳(併願優遇)と受けるとする。
試験日の翌日には合格発表があるので、志望順位の高い1校のみ手続きをする。
上記例だと、2/10に早稲田実業に受かっていたら、2/14の淑徳は受けなくてもいい。
併願優遇はほぼ必ず受かるので、早稲田実業と城北どっちも落ちて日比谷も落ちたら手続きすればいい。
併願優遇なら、都立発表日まで入学手続きを待ってくれる。
逆に、一部の私立高校(=難関校)は入学金等の納入を都立発表日まで待ってくれない。

入学辞退した場合の対応はばらばらだ
・早稲田実業 入学金30万円以外は返還する
・早大高等学院 学費等のみ返還する
・中央大学杉並 入学金29万円以外は、公立高校発表日の翌日まで待ってもらえる。
・立教新座 入学金30万円以外は返還する
・國學院 7万円を納めれば、公立高校発表日の翌日まで残額は待ってもらえる。
・早大高等学院 学費等のみ返還する
・中央大学杉並 入学金29万円以外は、公立高校発表日の翌日まで待ってもらえる。
・立教新座 入学金30万円以外は返還する
・國學院 7万円を納めれば、公立高校発表日の翌日まで残額は待ってもらえる。
多いのは、入学金のみ返ってこない。
というケース。
では旧第1学区を見てみよう。

◆日比谷受験者には早慶が人気
早大高等学院、早大本庄、慶應義塾(神奈川県の日吉)が男子トップ3。
女子は早大本庄、豊島岡女子、早実。
市川は「5万円納入すれば、残金を3/8まで待ってもらえる」のが大きい。
なお、早大本庄に合格し日比谷不合格であっても早大本庄に入学する子はいない。場所が遠すぎるため。
あくまで都立や他の私立高校受験の予行演習なのだ。
なお、日比谷に不合格だった場合の進学先で多いのは
男子…早大高等学院、早実、慶應義塾、慶應志木、栄東
女子…豊島岡女子、青稜、朋優学院、淑徳、桐蔭学園
女子…豊島岡女子、青稜、朋優学院、淑徳、桐蔭学園
青稜、朋優学院は都立発表日に学費等納入でよい。
日比谷を受ける子が100%受かった高校は
青稜、朋優学院、淑徳、桐蔭学園、栄東。
いずれも併願優遇の利用だろう。
◆小山台、三田に落ちた子で朋優学院へ進む子は多い
小山台は男女とも1位。
三田は男子1位で女子3位。女子1位は駒込だった。
中下位校の方が、家から近いところを併願校として受ける傾向がある。
もちろん併願優遇だろう。
大森学園、東京実業、日体大荏原は併願先としての定番である。
裏返せば、入学者の半数は「第一志望にいけなかった子」である。
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