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高校別 併願校ランキング(旧2学区)

◆都立と一緒にどこの高校を受けているか
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今日は旧第2学区を見てみよう。
上位校は男女とも大学付属校と、併願優遇が使える高校に人気が分かれている。

前者は早大高等学院、早実、中大杉並、慶應義塾などだ。
戸山、青山とも男子は中大杉並がTOP5に入っている。
戸山女子では8位、青山女子では3位に入る人気校だ。

一方、文京区にある中央大学高校は戸山、青山の男子にはあまり人気がなくTOP10にも入らない。
戸山女子では同率4位、青山女子では同率7位に入るのに、だ。

おそらく男子は、中央大学の受験日である2/11に他の高校を受けているからだ。
早実、城北、本郷も2/11が受験日である。

なお中央大学高校と中央大学附属高校は別の学校である。
場所も違うし、受験日も違う。

私立女子校は、上位レベルが慶應女子と豊島岡女子しかない(さいたま市の浦和明の星は2006年から高校部の募集を止めている)
男子はたくさんあり開成、慶應義塾、早大高等学院、桐朋、巣鴨、城北など。埼玉にも慶應志木、立教新座がある。

併願優遇で人気なのは、淑徳、青稜、朋優学院、桐蔭学園。
駒場ではこれに八王子や錦城など、多摩の学校が加わる。


◆國學院が激戦の理由
明治学院は2/11と21、國學院は2/10と12と20に入試がある。
都内の上位私立高校はほとんどが2/11~12が受験日。

その上で追加受験をすることができるのがこの2校。
受験スケジュールは以下の通り。
國學院(一般3回)…出願〆切2/17 受験日2/20 発表日2/20
 明治学院(一般2回)…出願〆切2/8 受験日2/21 発表日2/22

特に國學院は1回、2回の不合格を確認してから出願することもできる。
どうしても國學院に行きたい子は3回目まで受けるだろう。
また、他の私立を受けたがレベルの低い併願優遇校しか受からなかった子が、一般3回にチャレンジするというケースもある。
そのせいもあり、毎年かなり高倍率になる。

過去2年分の國學院高校入試競争率を表にした。
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もはや大学受験レベルの倍率である。

なお明治学院の実倍率は、2018年度が一般1回が2.5、一般2回が3.7。
2019年度は一般1回が3.1、一般2回が4.1。一般1回の倍率は2019年が過去13年間で最も高かった。
都立高校志向から大学付属志向に高校受験生の意識が移っているのが見てとれる一例だ。
明治学院高校は過去13年分の志願者情報を公表している。

◆中下位校では大東学園、大森学園、日出が人気
もちろん併願優遇校としての人気である。
ちなみに大森学園と日出は2018年度も2019年度も2次募集をしている。
都立不合格になってから出願できるので「どうしてもお金をかけたくない」のであれば、2次募集に臨むのも手だ。
併願優遇が取れるレベルの子なら、まず間違いなく2次募集で受かる。

日出は、2019年4月から校名が「目黒日本大学高校」に変わる。
高校説明では「60%が日大に進むこと」を挙げていたが、フタを開けてみないと分からない。
東洋大京北の時もそうだったが、大学付属高校になったとたん単願・併願優遇の基準が上がる。
日出も以前はオール3でN進学コース併願優遇まで取れたが、今年はオール4でも不可能になった。5科で21必要である。
実績の保証もないのに。
通知表オール4の単願で日大に行きたいなら、進学実績のある日大櫻丘のほうが圧倒的にお薦めだ。卒業生の7割以上が日大に進める。
<進学研究会発行「平成31年度受験用 進学指針」参照>

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