[2020年8月7日 更新]
都立高校の専門学科は普通科と比べ、倍率が低い傾向がある。

参照:都教育委員会HP
2020年度一般入試の最終応募倍率を見てみる。
すべて全日制である。
普通科男子 1.49倍
普通科女子 1.53倍
専門学科 1.09倍
総合学科 1.19倍
専門学科はほぼ1倍。
2019年度は1.10倍、2018年度は1.13倍、2017年度は1.32倍、2016年度は1.28倍だった。
年々、専門学科を目指す高校受験生が減っているのが分かる。
例えば、商業高校ビジネス科の7校を見ると
2020年度は応募数996名、受験者974名。一般定員は1022名。
実倍率は最高でも1.15倍。7校のうち4校(芝商業、江東商業、第三商業、第四商業)で受験者全員が合格している。いわゆる全入だ。
偏差値も50に満たない学校しかない。シンプルに「入りやすい」と言える。

専門学科でも倍率が1.5倍を超えるのは、工芸高校、総合芸術高校と国際高校だけ。
工業高校、商業高校とは違い、それぞれ特徴のあるコースを持つ高校が1つずつしかないためだ。
機械や自動車についての技術を学びたければ、複数の工業高校から選ぶことができる。
しかし美術や舞台表現について学べる都立高校は総合芸術1校しかない。
教師の手配や施設の維持など課題はあるだろうが、ニーズにあった教育校を作っていってほしいものだ。
無論、「そういうものは私学や専門学校に任せるべき」という考え方もあろう。
「ゼロから1」は大変だが、「1から2」はまだラクなはず。
国際高校は新国際高校(仮称)という第2弾が支度中である。
総合芸術高校も第2弾を期待したい。映像編集など、今の若者が学びたい事を教える公立高校が合ってもいいのではないか。
定員割れで意欲も学力もない子が入ってくる高校よりは存在価値があると思う。
皆さんはどうお考えかな。
都立に入る! ツイッター 毎日役立つ情報。ミンナニナイショダヨ
コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。