[2023年9月18日 更新]
都立高校一般入試で男子と女子受験者の差が大きかった普通科高校を見ていく。
2024年度入試からは男女関係なく合格者が決まる。
たいていは男子受験者が多い＝男子合格者が多いとなる。逆もしかり。
2023年度一般入試で男子の方が受験者が30名以上多かった高校を挙げる。
次いで、女子受験者が30名以上多かった高校を挙げる。
2023年度 男子が多い都立高校
東大和南 65
保谷 65
光丘 59 ※
杉並 55
秋留台 55 ※
高島 52
江北 49
淵江 48
調布南 47
大崎 44
日野 43
日比谷 41
拝島 39
東大和 37
狛江 36
葛飾野 33
田無 33
雪谷 31
五日市 31 ※
久留米西 31
2023年度 女子が多い都立高校
富士森 75
鷺宮 68
三田 59
豊多摩 49
桜町 39
竹早 39
竹台 38
昭和 38
神代 37
広尾 34
井草 34
松原 30
※は一般入試定員割れ
男子が30名以上多いのは20校。女子が30名以上多いのは12校。
もともと男子のほうが一般入試受験生が多いのでこうなってしまう。
推薦入試は、都立高校に行きたい者がみな受けるわけではない。
だが一般入試は都立高校に行きたい全員が受ける。
自然と男子の受験者の方が多く集まる。男子の方が人数多いから。
◆合格者の差は
続いて合格者の男女差を見る。
（ ）内の数字、男子合格者が女子より何人多いかを示している。
マイナスなら女子の方が多いということ。
2023年度 男子が多い都立高校
東大和南 65（+54）
保谷 65（+42）
光丘 59 ※（+59）
杉並 55（+29）
秋留台 55 ※（+55）
高島 52（+40）
江北 49（+22）
淵江 48（+46）
調布南 47（+15）
大崎 44（+40）
日野 43（+19）
日比谷 41（+25）
拝島 39（+38）
東大和 37（+35）
狛江 36（-6）
葛飾野 33（+18）
田無 33（+48）
雪谷 31（+15）
五日市 31 ※（+31）
久留米西 31（+31）
定員割れを除けば、男子の募集人員を女子が奪っているのが明白。
例外は田無高校だけ。
狛江高校なんて、受験者が男子218名、女子182名。
合格者は男子126名、女子132名と逆転。
逆も見よう
（ ）内の数字、女子合格者が男子より何人多いかを示している。
マイナスなら男子の方が多いということ。
2023年度 女子が多い都立高校
富士森 75（+51）
鷺宮 68（+38）
三田 59（+41）
豊多摩 49（+44）
桜町 39（+32）
竹早 39（+30）
竹台 38（+30）
昭和 38（+31）
神代 37（+44）
広尾 34（+28）
井草 34（+42）
松原 30（+26）
富士森、鷺宮、三田あたりは男子が検討している。
だが女子の方が合格数が多いのはどこも同じ。
◆2022年度は？
では上記の学校、2022年度一般入試ではどうだったか見ていこう。
この年は男女別定員制の緩和が全普通科に適用された。ただし枠は一般入試募集人員の1割（2023年度は2割）
（ ）内の数字、男子合格者が女子より何人多いかを示しているのは同じ。
※は定員割れだ。
東大和南 6（-6）
保谷 3（-11）
光丘 13 ※（+13）
杉並 9（+8）
秋留台 74（+49）
高島 21（+14）
江北 38（+31）
淵江 23（+7）
調布南 3（+8）
大崎 51（+30）
日野 32（+35）
日比谷 60（+27）
拝島 39 ※（+38）
東大和 21（+18）
狛江 31（+14）
葛飾野 42 ※（+42）
田無 6（+4）
雪谷 9（+2）
五日市 22 ※（+22）
久留米西 28 ※（+28）
江北、大崎、高島、日野は変わらず男子人気が高い。
続いて女子が多かった高校の2022年度一般入試。
（ ）内の数字、女子合格者が男子より何人多いかを示しているのは同じ。
※は定員割れだ。
富士森 3（+4）
鷺宮 45（+14）
三田 41（+15）
豊多摩 16（+17）
桜町 -25（-24）
竹早 3（+15）
竹台 9（+8）
昭和 30（+20）
神代 62（+15）
広尾 50（+13）
井草 51（+15）
松原 39（+13）
鷺宮、三田、昭和、神代、広尾、井草、松原は変わらず男子人気が高い。
富士森、そんなに男女の受験者数に差は無かった。
2021年度も男子受験者156、女子受験者157とほぼ同数。
昭和、2021年度の男子受験者170、女子受験者176と差はない。
ずっと女子人気が高いのは三田、広尾、井草、鷺宮、竹早。
特に竹早は14年連続で、女子受験者の方が多く集まっている。
「女子が有利」ではなく「女子に人気」と考えよう。2023年度入試でギリギリ竹早に受かった男子レベルだと、2024年度は苦しい。
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