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熊さんのトリ小屋通信

800羽のトリを飼いながら自給自足の農業をつづけている農家の日々の思いを綴ったもの

「途中下車?」

2016-06-11 07:26:34 | エコ
ノートパソコンなど持たないので2週間?はお休み。その後のことは私にもわからない。読者はもっと楽しいブログを探しなさい。もし病院から生還できたとしても、私はもう別人になっていると思う。
 消化器内科の医者が「抗がん剤を投与すると飯がまずくなると思うので、今のうちにうまいものを食って、やりたいことをしておきなさい」と言う。「まずい飯は慣れています」と言おうとしたが、横に妻。
 「うまいもの?」、思い浮かばない。玄米食の身、肉類、砂糖分は避けたかった。 思い切って(思い切らなくてもいいのだが…)回転ずしへ。アナゴ3皿とタコ、イカ各1皿。アナゴは涙が出るほどうまい。イカも旬なのだろうか、身が厚く、「最後の晩餐」にふさわしいうまさ。思い残すことはない。
公園で一休み。思えば、「忙しい、忙しい」で公園に二人で来ることなどなかった。隣が有名な別府の砂湯。妻は数年前から行きたがっていた。『O女子が、「砂の中に埋まっていると体の毒が抜けるかも」と言っていた。確か、自然食の東条百合子さんも同じことを~』と妻。二人で砂の中に頭を並べる羽目に。
あらかじめ砂かけ婆(「砂かけレディー」と言わないとセクハラになる)が掘った穴に横になる。どんどん砂をかけられる。少し重いが気持ちいい。空には鰯雲。ゆっくり東へ流れていく。「この辺にカラスはいないでしょうな。こんなところをカラスに見られると頭をつつかれる」とレディー?に聞くと、「このあたりのカラスは礼儀正しいので大丈夫です。お客さん、カラスに恨みを買うことでも?」、「少し心当たりがあるのです!」。
湯上りの風が気持ちい。二人で木陰に座っていると、この先面倒なことが起きるとは思えなかった。公園には南国の枇榔が林立しており、港にオレンジ色の貨物船が寄港していた。私が船をバックに写真をせがんだ。「何か残しておこう」と思ったのである。
 田植えを見ていなかった。帰りに田に向かう。水を入れ続けたためか、水は澄み、水面には空と山がくっきりと映っていた。苗は整然と植えてあり、あたりの田んぼに引けを取らなかった。この景色を見るために私はどうしても戻ってこないわけにはいかないのだ。しばし、また! アディオス アミーゴ

   鶴見山頂上~峠は越えていたがミヤマキリシマがきれい

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大丈夫 (田夢ちゃん)
2016-06-13 23:37:19
明日から制がん剤での治療とのこと、私には治療方法がわかりませんが、注射が痛かったらお医者さんに「痛い」といってください。頑張らなくてもいいんです。つらかったら「つらいよ」と大きな声で叫んでください。
大分大学病院は一流の医者ばかりなので、必ずがんをハジキ飛ばして直してくれます。二週間後のブログの中で、いつも通りの元気で楽しい文章を待っています。そして、次の東京オリンピックを一緒に見ましょう。
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