昔のことわざに「暑さ寒さも彼岸まで」。今年の彼岸は雨模様。前日までの暑さは何処へやら。この日を境に、嘘のような涼しい日がよみがえって来た。コンピューターを駆使した天気予報も昔の人の知恵の前に兜を脱いだ。あまりの蒸し暑さの最中は、この夏は終わらないのではないかと疑ったが、これまで、死ななかった人はいなかったし、終わらなかった夏もなかったのだった。いかに現実が惨めでも、暗闇の向こうには輝く明日がある。そう考えないと生きていけない。
民主党と自民党の党首選が始まった。国民から見れば、井の中の蛙の親分の決定戦である。これまでの奴に変わり、誰が庶民をいたぶるかの決める選挙である。誰が勝とうが我々の明日は暗いものとなろう。この阿呆どものいざこざの中で、ほんの少しまともな人間がいたとすれば、民主党の赤松元農水大臣だったと思う。しかし、彼の主張に耳を貸す人間はいなかった。
野田は、のらりくらりと解散を先延ばしにするだろうが、永遠というわけにもいくまい。選挙になれば自民党プラス維新の会プラス民主党の新自由主義者の面々が勝利する。憲法は改正され、原発は全て再開、新設もすんなり通ることになる。事態は震災前より後退し、我々は夏は終わっていないことに気がつくだろう。
代議制民主主義、そんな民主主義はこの世にないのだ。選挙で何票とろうが、知ったことではない。愚かな民が誰を選択しょうが、そんなものは私の代表ではない。社民や共産、緑の党が一定の支持を得る前に国は滅ぶと思う。私たちにできるのは、選挙に行かず、「選挙は無効だ。不正があった」とデモるしかないと思う。
みすぼらしい世相は忘れ、涼しさに乗じて牧草をまいた。牧草さえあれば冬怖いものはない。妻は秋野菜の種まきに忙しい。夏の花菜類と違い、秋野菜は虫の被害が多い。虫のこないように布で覆う。生物農薬なるものもあるそうだが、得体のしれない者は使わない。
イネの方は熟れ色になって来た。遠目には豊作に見えるようだが、よく見ると枝梗いもち病が酷い。あわてて石灰(鳥インフル防止にと、行政が配布したもの)を振るが、時、すでに遅し。年を取ると体が動かず「明日しょう、明後日しょう」と言っているうちに時期を逃してしまう。「おいぼれ」とはこのことか?他人さまのイネにもいもち病が来ているのを確かめ己を慰める日々~。
オスプレイが2~3機墜落し、原発が2~3基爆発する。これ以外に、この国を変えることはできないのかもしれない。私には良い農政も悪い農政もいらない。愚かな行為の巻き添えになることだけは御免こうむりたいのだ。
Fhoto 「夏草(イネ)や つわもの(イノシシ)どもの 夢のあと 」
民主党と自民党の党首選が始まった。国民から見れば、井の中の蛙の親分の決定戦である。これまでの奴に変わり、誰が庶民をいたぶるかの決める選挙である。誰が勝とうが我々の明日は暗いものとなろう。この阿呆どものいざこざの中で、ほんの少しまともな人間がいたとすれば、民主党の赤松元農水大臣だったと思う。しかし、彼の主張に耳を貸す人間はいなかった。
野田は、のらりくらりと解散を先延ばしにするだろうが、永遠というわけにもいくまい。選挙になれば自民党プラス維新の会プラス民主党の新自由主義者の面々が勝利する。憲法は改正され、原発は全て再開、新設もすんなり通ることになる。事態は震災前より後退し、我々は夏は終わっていないことに気がつくだろう。
代議制民主主義、そんな民主主義はこの世にないのだ。選挙で何票とろうが、知ったことではない。愚かな民が誰を選択しょうが、そんなものは私の代表ではない。社民や共産、緑の党が一定の支持を得る前に国は滅ぶと思う。私たちにできるのは、選挙に行かず、「選挙は無効だ。不正があった」とデモるしかないと思う。
みすぼらしい世相は忘れ、涼しさに乗じて牧草をまいた。牧草さえあれば冬怖いものはない。妻は秋野菜の種まきに忙しい。夏の花菜類と違い、秋野菜は虫の被害が多い。虫のこないように布で覆う。生物農薬なるものもあるそうだが、得体のしれない者は使わない。
イネの方は熟れ色になって来た。遠目には豊作に見えるようだが、よく見ると枝梗いもち病が酷い。あわてて石灰(鳥インフル防止にと、行政が配布したもの)を振るが、時、すでに遅し。年を取ると体が動かず「明日しょう、明後日しょう」と言っているうちに時期を逃してしまう。「おいぼれ」とはこのことか?他人さまのイネにもいもち病が来ているのを確かめ己を慰める日々~。
オスプレイが2~3機墜落し、原発が2~3基爆発する。これ以外に、この国を変えることはできないのかもしれない。私には良い農政も悪い農政もいらない。愚かな行為の巻き添えになることだけは御免こうむりたいのだ。
Fhoto 「夏草(イネ)や つわもの(イノシシ)どもの 夢のあと 」