今年は春野菜の値段が高かった。夏になっても野菜の値段は落ちない。メキシコから輸入されたカボチャから国産に替っても300円以上していた。先日、激安を売り物にしているスーパーで覗いたら大きな恵比寿カボチャが95円。えらく下がったものだ。三分の一カットの値段を見ると240円。おかしい。改めて大きいものの値段を確認すると、なんと950円。腰を抜かす。しかも、大きいのは大きいがまだ熟れていない。貧乏で子だくさん(こんな家があるかどうかしらないが・・・) の家庭で買える値段だろうか?
我が家のカボチャも生育が遅れたが自分の家で食べるくらいは熟れている。息子はアキレスけんの手術をしたので家から通っている。娘が日曜で帰ってきた。そこで昼食は夏野菜のカレー。ナスは素揚げし、そこらにあるカボチャなどの野菜を放り込む。今年は大豊作で食べきれないトマトも容赦なく入れる。(注意!カレー作るのは妻です!)
カラフルなカレーが実にうまい。野菜はもちろん、米まで無農薬だから値段の付けようがない。これを調味料だけの出費(ほとんど「ゼロ円食堂」)で頂けるのだから有難い。百姓仕事の喜び、ここに極めり。
カボチャの高値もすぐに終わるだろう。100円ほどになれば子だくさんの家庭も安心するだろ。そして、高かった時のことは忘れて粗末にに扱われるに違いない。農家が泣いていることなど忘れて・・・。
カボチャだったからまだいい。これが米だったらどうだろう?いきなり単価が9倍。金持ちで子供なしの家庭でもビビルだろう。「な~に、そんな時はタイ米があるさ」と気楽に考えている者どもがTPPを進めている。何時かの様に高値で困っている民から、娘をかっさらうように奪ってくるつもりなのだろう。そのタイでは干ばつでコメ不足が懸念されているという・・・。
カレーはまだ残っている。明日の昼飯が楽しみだ。昨日漬け込んだキュウリと茗荷のヌカ漬けも出来上がっているに違いない。いい感じで夏がやってくる・・・。
Fhoto 「有機栽培だから1950円ぐらいの価値あり?~米や野菜の値段がどうなろうと人さまには売るつもりはないから知ったことではないが・・・。」