昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

「信頼はするが、信用はしない」

2023-05-17 09:06:04 | よもやま話

思い出しました。
「信頼はするが、信用はしない」。
そんなようなことばを、第一次長嶋監督時代で負けがつづいていたころに、記者団にたいしてお話しされたと記憶しています。
当時は意味がわからずにいたが、いまはよくわかる――というより、自分がそうだと思えているのです。
「ルールにこだわる男」。自分のことをそう思っていますし、まわりにもそう思われていることは疑いの余地がないと思います。

フランスのパリ旅行(会社催行)でのことです。
車が来ないからと信号無視をしてしまうフランス人の多いこと、でもわたしはじっと我慢の子でした。
青にきり替わってからわたりました。
世界共通のルールですが、添乗員さんによると、フランス人は合理的な考え方から、「車が来ないのであればわたってもよい」ということになるらしいです。

「法は法なり」という、ソクラテスだったかが牢獄で言ったということばを思い出しました。
bing chat で確認したところ、プラトン著 「ソクラテスの弁明・クリトン」に行き着きました。
またそこから[ TANTANの雑学と哲学の小部屋 ]というサイトに入り、「悪法もまた法なり」とありました。
くわしくは前述のサイトにありますが、bing の回答として、「不正な判決に従わないことは、国家と国法にたいして不正をはたらくことであり、それは人間社会の秩序や生活をおびやかすことになる」とありました。
どこかの、○○体制の論法のようにも思えますが、わたしにはある意味、当たり前のことと感じました。
ただ、もっと詳しく知りたくなったので、中古本での購入をしました。

わたしの場合の、「法は法なり」はすこしちがうのです。
他人が信用できないから、ルールに従うのです。
「ルールを守る」に頼って、まさかのときの言い訳にしているわけです。
防衛手段です、自身の。
いや、他人だけではなく、身内にたいしてすら、「信頼はするが信用はしない」かも?
かなしいことに……



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