昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ポエム 焦燥編 (happy? はっぴー?)

2023-11-06 08:00:18 | 

独立したわたしの部屋には、CDコンポがあります。
ベッドがあります。冷蔵庫も、洗濯機も、あります。
大変、嬉しいです。
その上に、エアコンさえも取り付けてあるのです。
わたしは
倖せ、なのでしょう……

でもわたしは、寒いのです。

すべてが整いすぎていて それが為にわたしは、
人とのコミュニケーションを失くしているのです。
すべてが、わたしの部屋で完結するのです。

わたしは、いつも寒い思いをしています。

これが
大人になるための階段、
なのでしょうか。

大人になるための試練、
なのでしょうか。

だから
大人って、
我慢をしなければいけないのですか。

それが大人と言うなら
わたしは、なりたくない!


(背景と解説)

「独立した部屋」というのは、「こころ」です。
CDコンポにベッド等々は、むろんのこと比喩です。
エアコンによって快適なこころ持ちを、いつも維持しています。
だから、人とのつながりを拒絶しています。
父親とすら、です。
この寒々とした部屋で、膝を抱えて詩(うた)っているのです。



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