松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

盲導犬

2014-09-17 13:57:09 | その他
この地球で圧倒的権力を揮っている人間が、わんちゃんに命を預けている・・・

盲導犬、それはどんなに精神的・肉体的に厳しい任務か・・・

どうしてわんちゃんにこんな残酷なまでの負担をかけさせているのか?

そう!盲導犬を見る都度、感心しながらも辛くはないのだろうかと、いじらしくもあり

何か割り切れない複雑な思いを抱いてきていた。



犬は人類最古の友達とか
長い歴史の中でお互いに信頼関係が生まれ
人間の生活を手助けする狩猟犬や家畜の番をする牧畜犬が育ってきた等々・・・
これ!すべて人間の一方的な解釈

ペットブームの今も、犬に対しての躾という名目で
あれこれもっともらしく、行動強制が当たり前のようになされている。
同じ地球に生存する生き物としてお互いに最低限のルール、マナーは不可欠。
でも!!いき過ぎていませんか?
犬のコンテストだのといった類のものは、犬より強いただただ人間のエゴから
うまれた自己満足を満たすためのものでは・・・。

もし自分が、犬だったら?どう思うだろう?


友達だから、自然に少しづつ助け合っていくようになった結果が狩猟犬や牧畜犬?


そして盲導犬、どうしていつどんな風にして存在するようになったの?

     犬が目の不自由な人を誘導して歩く手助けをしていたことはかなり古くから知られている。

          太古の火山噴火で知られる有名なポンペイの壁画には、目の不自由な男性が犬に導かれて

          市場を歩く姿が描かれていた。

          1819年、ヨハン・ウィルヘルム・クラインというウィーンの神父が犬の首輪に

          細い棒をつけ、盲導犬として正式に訓練したのが最初。

          現在のように盲導犬の訓練が、施設で福祉事業として取り組まれるようになったのは

          第一次世界大戦後のドイツ。

          その主な目的は大戦で目の見えなくなった多くの軍人を助けること。

          1916年、ドイツ赤十字のシュターリンとドイツシェパード犬協会のシュテファニッツ

          が、第一次世界大戦中、盲導犬を育成しようとオテルブルグに学校を設立。

          翌年には盲導犬が育てられた。

          1923年ポツダムに国立の盲導犬学校が設立、たくさんの盲導犬が誕生し

          戦争で視力を失った軍人の社会復帰を促した。

          1927年頃にはドイツ国内で4000頭もの盲導犬を使用。

          その後盲導犬育成事業はスイス、アメリカ、イギリスなど20数か国で行われている。

          日本に盲導犬が紹介されたのは、1938(S13)

          盲導犬を連れて旅行中のアメリカ青年ゴルドン氏が日本に立ち寄り講演して回ったことが最初。

          1939(S14)民間人によって、ドイツから4頭の盲導犬が輸入された。

          ドイツで育ち訓練を受けた犬たちは、日本シェパード犬協会の蟻川氏がドイツ語の命令を

          日本語に教え直した後、日本の交通事情などに合うようにもう一度訓練され

          失明軍人に寄贈された。

          1940(S24)日本でも研究が始動

          1957(S32)日本で最初の盲導犬・チャンピーが

          アイメイト協会創始者の塩屋賢一氏によって誕生。             (2008年の記事)      
                                                            ネット検索より



 
この7月、埼玉県で盲導犬・オスカー(雄8歳)が刺されたという事件。
犯人は未だみつからないけど、捕まっても「器物損壊」の罪。
盲導犬は物ではないし、いわば人間の犠牲になり、多くの犬が送る本来の生活を一生奪われたわんちゃん達なのです。

2012年、九州・長崎では、盲導犬アトム(雄6歳)の失踪事件、虐待が原因か?

ユーザーが盲導犬を虐待!?

調べれば調べるほど、許せない人間の所業、疑惑がたくさん・・・
一方、今まで拠りどころとしていたユーザーと盲導犬のまさに信頼関係と愛情を確信する話も。


まず!盲導犬がお仕事をしている時は、優しく見守ってあげること。
そして必要あれば、ユーザーに「何かお手伝いできることありますか?」と声をかける。


 
今回、初めてはっきりと「盲導犬」制度は止めるべきだと思った・・・。
目の不自由な方々のため、わんちゃんではなくて、他に方法は考えられるはず。考えるべき。
それに今現在、盲導犬を必要としていらっしゃる方々のうち、どのくらいの方がユーザーでいらっしゃるのか?

多くの時間と費用を費やし訓練されたわんちゃんたちは利用されるだけ?
引退後のケアーは果たして本当に感謝に満ちたものなのだろうか?

以前、動物奇想天外とかいった番組で取り上げていたのを思い出す。
当時は感動して見ていた・・・。
それがすべて真実?マスコミ用ということも。


こうしていても社会は変質者による子供誘拐、信じられない詐欺事件等々・・・
戦争のない世界も存在せず・・・

微力でも一人一人が目を光らせ、社会全体で犯罪防止に徹し、より良い生活ができるよう
協力していくしかないのよね。(かっこつけてるわけではないけど
         
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