松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

賀川豊彦氏「クリスマスと友愛」

2009-12-26 10:42:12 | その他
朝日新聞「窓」を読んで。(25日付け)

社会運動家(になるのか!?)の賀川豊彦(1888~1960)がクリスマスイブに神戸のスラムに入り、貧しい人々の救済活動を始めたのは一世紀前。


近代日本を代表するキリスト者で、生活共同組合、労働者や農民の組合など社会運動の先駆者。


神戸の救済活動を題材にした小説「死線を越えて」は400万部売れた。
ノーベル賞の平和賞と文学賞の候補にもなり、海外から高い評価を受けた人物。

日本では忘れられた存在だったが、神戸への「献身100年」を機会に再評価の動きが出てきている。

ネットではホームページをはじめ、多くの記事が次々と出てくる。
「名前だけはみなさんご存知でしょうが・・・」とあり、それすら知らない自分を恥じつつ・・・

本妻の子ではないということや、早くに両親をなくしたことで苦労はあったが、経済的には恵まれていた。

旧制徳島中学校時代に、人生を決定づけるアメリカ人宣教師ローガンとマヤスと出会い、1904年16歳で洗礼を受け、生涯信仰と共に生きた。

日本のガンジーとも云われ、共感。

いつもこういった一握りの人達のお蔭で人類は生き延びているのだろうな。


「友愛の政治経済学」(1963)などで、機械文明と金銭崇拝に傾く経済体制が富を少数者に集中させ、失業や恐慌の脅威に社会をさらしていると分析した。

兄弟愛的な協力に基づく「友愛」経済への転換が必要だ、とも説いた。

ここで、「友愛」を掲げる鳩山首相!!腕の見せ所ではありませんか

今はそれどころではないか(情けない限り)

政権交代の今!! 「私」を捨てる覚悟で賀川豊彦氏に見習って頂きたいものだ。



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