とんとんのヒトリゴト

のんびり成長中のムスメの成長記録と趣味や日々の徒然話など。

学校見学、色々(笑)

2007-06-23 | 小学校を選ぼう!
バタバタしている間にも、養護学校など一通り目星の学校の見学をこなしてきました♪
その感想などをちょっとばかり報告です。

まず、今回の見学でしみじみ感じたのは「学校によって全然違う」って事でしたね。先生方が口を酸っぱくして「とにかく見学!」と言っていた意味がよーく分った気がします。
そう思ったのは、とある支援級の学校公開に参加したからなんです。

先日、前回見学した支援級「ひよこ学級(仮称)」と同じく、別の小学校に併設されている「にわとり学級(これまた仮称)」を見学してきました。
実は我が家からは自転車等で通える範囲内に支援級をもつ学校が偶然にも2つあったんですよぉ~。
普通は支援級なんて近所に一校あればもうけもの。逆に言えば、その学校に通うためにわざわざ引っ越しをしたりする方もいらっしゃる・・・という状態らしいんですよね。
そこから考えたら、実は凄く恵まれた環境にいたらしいんです・・・(汗)
物理的にいえば、保育園の近くにある「ひよこ学級」の方が全然近く、「にわとり学級」のある学校はもう少し距離があるって感じかな。
なので、毎日の通学など色々なことを考えて全然視野に入れていなかったのですが、「ひよこ学級」の素晴らしさにココロ打たれた私。
「もしかしたら、にわとり学級もいいかもしれない!!」と思いましてね・・・(苦笑)
偶然学校公開もあったので、いそいそと参加したんです。

ところがです・・・ぶっちゃけいうと、ひよこ学級とは全然違う支援級がそこにはあったんです。

まずビックリしたのは1年生から6年生までが同じクラスで一斉に勉強していたことでした。
前回のひよこ学級では、一応発達に合わせて低学年のクラスと高学年のクラスとでクラス分けされていたんですよね。
そして低学年のクラスでは、机が先生を取り囲むようにコの時に配列されていて、非常に先生との距離が密接に感じられたのです。

ところが、にわとり学級は全学年で15人という人数のせいか、たまたま見学した「文字、かずの時間」の時には、全員同じクラスで勉強していたんです。
机の配列は普通の学校と一緒で横に4列、縦に4列・・・という形。
前の方に低学年の子が、後ろの方に高学年の子が座って授業を受けるという形になっていました。
先生は全員で4人・・・4人に1人という人数配分なので、決して先生方が少ない訳じゃないんでしょうがね・・・。
全体的に落ち着きが無く、常に人がうろうろしているっていう印象を拭うことが出来ませんでした。

先生方が目を配っているのはよく分るのですが、だからといって後ろの方まで手が伸びる訳じゃありません。
例えば、高学年の多動系のお子さんはすぐに立ってうろうろしたり、他のお子さんにちょっかい出したりするんですよね。
すると、まずは声がけで子どもを制止、それでだめなら移動して椅子に座らせる。
ようするに、それを何度も繰り返すんですよ。

なんとなーく、落ち着かない・・・

しかも、にわとりクラスの入り口は少し奥まったところにあって、非常に暗く感じるし(実はこれが一番気になった)、先生方の雰囲気もちょっと個人的にだめで・・・(涙)
結局1時間目だけ見て帰ってきてしまいました。

一番の問題は、多分1年生から6年生まで一つのクラスで纏めようとしている所だと思うんです。低学年には低学年にあったきめ細やかさが、高学年には今後中学に進学するに当たって必要な忍耐や言葉がけによる行動などの指導・・・のように、子ども自身に必要なスキルって全然違うと思うんです。
もちろん支援級にそこまで求めるのは無理だとは思うけれど、少なくともひよこ学級の方は発達に合わせてクラスを別けて、指導方法を変えていたんですよね。
そう言う意味でも、私としてはひよこ学級の指導方針の方が全然共感できました。

ぶっちゃけ、にわとり学級の様な大きなクラスでは、ぶーちゃんはどう考えてもついていけません。
ひよこ学級の低学年クラスでも「ギリギリか・・・」って不安に思うんですもの。
結果的に、この支援級はあっさりリストから外れてしまいました(笑)
いや、でも見学して本当に良かった。
こんなに学校によって差があるとは思いもしなかったのでね・・・(汗)

さてさて、そして大本命の養護学校の見学もいってきましたよ~♪
療育などに通っている家庭の方は、年中の頃からばんばん見学に行かれているようですが、私は今回が初めて。
そして、改めて思いました。

先生方・・・大変だわ~!!

我が家が検討している養護学校は、知的障害を持つお子さんだけが通う小学部のみの養護学校です。
なので、非常にこじんまりとした作りの学校なのですが・・・通う生徒さんは皆さん色々な意味でパワフルなんですよね~。
私、ビックリしました。
多分あの中にぶーちゃんがいたら、全然目立ちません(笑)

やはり支援級とは違い、多動系や若干自傷系のお子さんも結構多くて先生方がつきっきりで面倒を見ているんですよね。
付きっきりは語弊があるにせよ、大体3~4人に一人は先生が着いている感じで、その指導の仕方はやっぱりきめ細やか・・・という一言に尽きます。
クラス分けはその子の特性に合わせて細かくクラス分けされているので、大体一クラス5人程度しかいません。それで先生が大体1人から2人。
障害の重い子どものクラスには、補助の先生も入っていました。
指導に関しても支援級とは違い「その子どもの発達に合わせて教材を作ったりして指導をする」という明確な目標を打ち立てて、きめ細やかに対応してくれている様子でした。
なんといっても、先生方が汗を流しながら子ども達と接している姿に心打たれました。
学校公開といういつもと違う状況に耐えきれず、暴れたり、泣きじゃくる子どももたくさんいた中でも、声を荒げることなくじっと忍耐強く子どもを納得させるその姿勢・・・感服しました。親でも辛いですもの、あの状況はね~。
にわとり組の叱責に近い先生方の声に違和感を感じていた分、その様子がとても印象に残りました。

1年生の授業は、正直ぶーちゃんが保育園に入る前の頃に通っていたリトミックや、多分幼稚園の年少組ぐらいの子どもがやる課題などを色々形を変えてやっている感じでした。
でも、発達年齢が2才程度のぶーちゃんにしてみれば、ある意味適正レベルの授業内容なんですが・・・でも、その授業にも色々工夫がされているんですよね。
その中で今回分ったことは、実はこの学校は都の自閉症関係の教育、指導に関しての研究を行っているらしく、そのモデル校として色々実践をしているらしいって事でした。
実は、この学校に通う子どもの障害状況を見たときにびっくりしたことがあったんですよ。
それはほとんどのお子さんが自閉症だったって事。
それをOTの先生に言ったら、凄いビックリしてたんですよね~(苦笑)
でも、ようやく理由が分りましたよ。
ぶーちゃんも自閉症の傾向はやはり持ち合わせているので、それもちょっと心強いかなって思ったりもしました。

語ると長くなるのでなんですが、初めて見た養護学校は「さすが」と唸らされる事ばかりでした。
唯一マイナスだったのは学校が狭いことでしょうか。
ここ数年の児童数の急激な増加の影響もあるみたいですが、一つのクラスをついたてで2つに別けて使っていたりと明らかに「狭っ!」って感じがあったんですよね。
まぁ、今でギリギリ限界でしょうが・・・今後もっと増えたらどうなるのかしらなんて不安にも思ったりします。
住宅地の中でこれ以上拡張するのも無理でしょうしね・・・その辺だけがちょっとマイナスポイントでした。

色々見学した結果ですが・・・。
ぶーちゃんの今現在の発達状況を考えたとき、やはり養護学校の方が彼女にとってはあっているような気がしました。
ひよこ学級も非常に丁寧に見てくれているのはよく分るのですが、やはり「言葉によるある程度の意思疎通」が出来ないぶーちゃんには、かなり厳しい部分があるような気がするんですよね。
背伸びして、背伸びして、無理してようやく引っかかるかなって感じ・・・。
それに比べれば、養護学校の方がある程度同じレベルの仲間達と、ゆっくりとしたペースで出来ることを積み重ねていけるって感じがするんです。

そんなわけで、再び7.5対2.5で養護にキモチが揺らいでます(笑)

学校見学も一通りすんだ所で、就学相談の申し込みをしました。
私達の考えは考えとして、後は色々客観的な視点でぶーちゃんのこれからを考えていきたいと思っています。
今の所、OTの先生も、神経小児科の先生もみなさん「養護」判定なんですよね。
さてさて、就学相談でどのような結果が出るかはお楽しみ(?)です。

余談ですが。
就学相談の申し込みをしたときに、現在のぶーちゃんの様子などを簡単に説明したんですがね。
「まだ喃語の状態で、言葉は一切話しません」といったら、電話口の向こうで「あ・・・そうなんですか・・・」と絶句されました。
いや、絶句するキモチはよく分るけれど、露骨にされると結構傷つくんだよ
ちょっとばかりブーたれたくなったとんとんでした。


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2 コメント

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Unknown (たぁ)
2007-06-25 00:17:00
学校見学色々してみたんだね。
やっぱり、学校によって違うよね。
あたしも今日、2つ目の学校見学に行ってきたよ。
我が家の学区ではないけれど、今日の学校の方が近いし、少人数なので、ひろには合ってるかも。
しかも、幼稚園のお友達も何人か行くし、新しい環境が苦手なひろにとってはこれもいいことだしね。今日見学した学校にしたいなぁ~と思ってる。学区外だから申し込みしなくちゃいけないんだけどね。
先生たちの印象も良かったし、心配性のあたしは校長先生にお話ししに行こうかとも考え中(笑)
話しやすそうな校長先生だったのよ。

見学に行った養護学校は我が家よりもっと奥(お隣の県寄り)にある学校よね。たまに近くまで行くことがあるわ~

就学相談は、ぶうちゃんも一緒に行くのかな?会いたいなぁ~
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悩みは尽きないよね・・・ (とんとん)
2007-06-25 10:09:14
たぁさん、こんにちは。
学校見学、頑張っているんだね♪

>今日見学した学校にしたいなぁ~と思ってる。
たぁさんの厳しいお眼鏡にかなった学校が見つかったなら良かったよ~。
確かに幼稚園のお友達が通うなら、見慣れた顔があってヒロ君も安心だろうし、小規模校ならあまり騒々しくなくて落ち着いて生活を送れるかもしれないもんね。
それに校長先生が話しやすいのは◎だよね。
やっぱり学校のカラーって校長先生の考え方一つだと思うからね・・・。
本当、学区外の受け入れがあるようで良かったね。
うちのほうは受け入れ不可の小学校がほとんどなので、保育園でも道路一本違うだけで同じ学校に行けない~と泣いているお友達も結構いるんだよ。
手続きは面倒くさいでしょうが(笑)是非とも頑張ってくださいね。

就学相談はもちろんぶーちゃん付きで行きますよ。
あとでメールするけれど、是非是非会いましょう~。
久しぶりに大きくなった生ぶーちゃんを見て下さいね♪
もしかしたらスタスタ動いているぶーちゃんを見るのは初めてじゃない?
いつも置物だったからね・・・(苦笑)


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