とんとんのヒトリゴト

のんびり成長中のムスメの成長記録と趣味や日々の徒然話など。

意外な展開。

2007-09-18 | 小学校を選ぼう!
就学相談もそろそろ終盤戦に入った我が家。
何年も前から見学や相談をしている方々に比べれば全然頑張っておりませんが(笑)それでもそれなりにこの数ヶ月はあれこれ情報を仕入れ、ぶーちゃんに少しでも良い場所を・・・と思って考えてきました。

長年ぶーちゃんを見てくれている小児科の先生や療育の先生方にも相談した。
保育園の先生にも相談した。
もちろん親にも相談した。
ダメ元で行ったひよこ学級(知的障害児の支援学級)にも参加し、そこの先生とも相談した。
その結果、誰もが「養護学校に行かせた方がぶーちゃんには良いよ」ってアドバイスをしてくれました。

その大きな要因は、やはり言葉によるコミュニケーションが一切出来ないって言うことがあります。
これは確かに痛いです。名前呼ばれても返事しないしね。

そしてもう一つは身辺自立がしっかりしていないこと。
例えば、洋服を脱いだり着たりは出来ます。でも、常に傍らに誰かがいて誘導を多少でもしてあげないと出来ないんです。
この「常に」という部分があると、なかなか支援級は難しかったんですよね。

そして最後は、「きめ細やかで丁寧な指導をすれば、この子はゆっくりでも伸びていってくれると思う」という意見でした。
集団の刺激は確かに大切だけれども、ぶーちゃんにはそれ以上に一対一での関係の中で丁寧に指導を受ける方が為になることが多い。
その為には教員の人数が多く、対応になれている養護学校の方が合っている。
そんな風にどの先生方もアドバイスしてくださったんです。

最後に、ぶーちゃんの相談に乗ってくれている担当者の方が私に言いました。

「障害があるお子さんは、18才までは必ず学校と言うところで保護された生活が約束されています。だから家族で真剣に考えなくてはいけないのはその先の人生なんです。パン屋で小銭を稼ぐのでも良い、作業所で働くのもいい。とにかく卒業後、どんな形でも良いから社会に関わって生きていけるようにするために何が必要なのかを考えてあげてください。小学校はその為の単なる通過点なんです。」

そんな風に言っていました。
言われてみればごもっともです。
小学校でドキドキハラハラしていますが、一番大切なのはこれから10年後に来るであろう、学校という組織から離れて社会にでたその時なんですよね。
いやはや、6年あっという間に過ぎたんですもの。
まだまだ・・・なんて言っているうちにあっという間にその時が来てしまうのは間違いないような気がします・・・(汗)
そういうことも踏まえた上で、我が家の結論としては・・・最後のイベント「行動観察」を終えた結果、先生方がどんな判定を下したとしても「養護学校」への進学をお願いしようと言う話をしたんです。

行動観察まであと一週間。
あぁ、それで全て終わるのね・・・そんな風にちょっぴりセンチメンタルになっていた私の元に、一本の電話がやってきました。
それは教育委員会の担当の方からでした。
一体何だろう・・・?と思いつつ用件を問う。

担当者  「各学校の体験や見学をされたと思いますが、今現在ご家族の進学希望先についてお伺いしたいんですが・・・」

とんとん 「はぁ・・・まぁ、支援級の方もやんわりと受け入れられないと拒否されていますし、私達も養護学校の方が彼女のために良いだろうと思ってますので、最後の行動観察でどんな結果が出たとしても、恐らくその方向でお願いすると思いますが・・・。」

担当者  「そうですか。ご家族の考えが養護学校で・・・と言うことで決まっているんでしたら、そのような形で進めますので来週の行動観察は無理にやる必要は無いんですがいかが致しますか?」

と聞いてきた。

はぁ???

待ってくださいよ。
確か「行動観察」は、教育委員会の人や教育関係者、医療従事者の先生方の前でぶーちゃんの行動や反応をチェックして、それを元にその子供にあった進学先を提案(と言う形の指導)をしてくださるんですよね?
そして、その判定に異論がなければ進学先が決定・・・と言うことになるはずなんですよ。
それがいらないっていうのはどーゆーことなのさ??

ってことを、言葉丁寧に尋ねてみた(笑)
するとですね、その殺気を感じたのか恐縮した感じで答えてくれた(爆)

要するにですが、進学先の決めるための大きなイベントである「行動観察は」普通級、支援級、支援学校(養護学校)のうちどれに行くかを迷っている子供が受けるものらしいんです。
逆に言えば、「養護でいいです」なんて迷い無く決めてしまった場合は、わざわざ子供に負担をかけてまでテストを受ける必要は無いんですよ・・・って事らしいんです。

まぁ、言われてみればごもっともです。異論はありませんよ・・・。
でもね、何かモヤモヤしたんです(汗)
最終的に進学先を決めてあったとしても、「これで本当に良かったのかな?」って迷いはずっとつきまとうんだと思うんです。
だって、この選択が良かったかどうかなんて分るのはずっと未来の話ですもの~(涙)
だから、相談できるところには全てやり、やるべき物を全てやった上で最後通達(笑)をもらい、進学先を決めていく。
それが自分の心を納得させるために必要なプロセスだと私は思っていたんです。
それをね~なんだか目の前でポキッと折られた感じがします。
何とも言えないな~(汗)

子供の人数が増えている事もあるせいか、就学相談は年々増えていて担当の方々も非常に大変な思いをしているのだと思います。
その中で、なるべく相談が必要な人に多く関わるために色々合理化を図っているのは分るんです。
だが、その合理化に呑まれるのはちょっとばかりスッキリしないんですよね。
実は、ちょっとその前にもお役所方の手違いのせいで、ぶーちゃんを連れてわざわざ出向かなきゃいけないことがあったりもしたせいかな・・・なんだかお役所に振り回されている気がします。

とりあえず「もう一度相談してから折り返し電話します」と言って即答は控えたが、どーしようかなぁ・・・。
「ぶーちゃん」という存在を色々見定められる行動観察が気持ちの良い物ではないんですよね。多分やったらあまりの出来無さに凹むのは明らかなんだよね~。
でも、やらないのもスッキリしない。

どーしたもんか・・・ちょっとばかり揺れています。



最新の画像もっと見る