とんとんのヒトリゴト

のんびり成長中のムスメの成長記録と趣味や日々の徒然話など。

ウマネーゼたちの言い分

2005-10-20 | 日々の呟き
電車に乗っていて必ず目を通すのが電車の中吊り広告ですが、先日とある記事に目が留まった。それが今回のタイトル「ウマネーゼたちの言い分」だ。
凄い造語だよね(爆)なにやらそのタイトルが気になってしまい、お昼の友にと思い珍しく購入してしまいました。

記事の内容を掻い摘んで説明すると
少子化の原因として最近クローズアップされているのは「なかなか結婚しない男女」のほかに「結婚しても生まない男女(これを産まねーぜ=ウマネーゼ)」が増えていると言う事に注目。実際昔よりも子供が欲しくない人が増えているという数字としての結果もあるらしい。
それをベースに自分のライフスタイルを維持する為に子供を生まない選択をした人や、生みたくてもやりたい事がたくさんありすぎて出産までパワーがいかないひとなど色々な体験談が掲載されている。
その他に、先延ばしにしている内に結果セックスレスになったとか、金銭的にとても子供を生むのは無理だったという人の話など結構具体的な話が載っていて、記事に賛否両論あるのは分かるけれど、私自身は頷きながら記事を読むことが出来た。
子供が欲しくてもなかなか出来ない人から見たら「とんでもない話だ!」って事だと思うけどね。

例えば、仕事をどんどん続けたいと思う人にしてみれば、出産によっての仕事が途中で遮られる事は恐怖にも近いと思う。一時的に第一線から離れる事と頭で理解していても、将来その場所へ戻れる保障など何一つ無いんですもの。
頑張った人ほどその不安は大きいと思う。そして、その記事の中でキャリア志向で子供をぼちぼち生んだ女性は皆親に子育てをサポートしてもらえる人ばかり・・・と訴えている。もう、これには激しく同意(笑)
保育園はベビーシッターに預けて忙しく駆け回らないのかと想像するだけでぐったりしてしまう・・・とその女性はコメントしているが、それはあながち嘘ではない。私はかなり優遇してもらっているが、それでも辛いと思うことが多い。これが本当にフルタイムで働けっていうならば、私は絶対無理だったと思う。

そんな中、もう一つ注目したのは子供を持つ事の価値より、デメリットや大変さがクローズアップされていないだろうかという人の話だった。
働くママの苦悩や、少年犯罪、虐待などそんなニュースが流れる中、子供と接する機会が少ない若い人ほど子供が欲しいと思えなくなっているんじゃないか?と言う事なんですけれどね。
なんかそれも分かる気がするんですよね。ある意味現実なんだけれど、だからと言ってそればかり耳にすれば二の足を踏んじゃいますよね。人生何があるか分からないし(笑)

経済学的には、夫婦が子供を生み育てる選択をするのは出産と子育てによる「便益」が「子育て費用」を上回った時だとされるらしい。
ちなみに「便益」とは子供を持つ事から得られる喜び
「子育て費用」とは、子育て期間中に中断した事で得られなかった所得や子供の教育費・・・の事。
ようするに、経済学的には現在この「子育て費用」の負担が物凄く高まっている事が少子化の要因になっていると言うらしいんですよね。
ほぇ~目から鱗だけど、笑えないものは確かにあり。
幼稚園の芋ほりに5000円近く取られる世の中なんだものね・・・(苦笑)
初めて聞いたとき、引きつっちゃったよ。
お兄ちゃんと妹、二人幼稚園に入れてたら芋ほりで10000円。10000円稼ぐのに、いくら働かなきゃいけないと思ってるんだよ~ってつい突っ込みたくなる(滝汗)

はぁはぁ。
なかなか良い答えが出ないのが難しいところですが、あれこれ考える前に勢いで生んじゃうのが、ある意味一番幸せなのかもしれないと考える今日この頃。


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