とんとんのヒトリゴト

のんびり成長中のムスメの成長記録と趣味や日々の徒然話など。

学校見学初体験♪

2007-06-11 | 小学校を選ぼう!
ということで、近所の某小学校に併設されている「ひよこ学級」にぶーちゃんと二人で見学に行って参りました♪
ちなみにひよこ学級がある某小学校は、今通っている保育園から徒歩で5分ほどの小学校。家からは自転車で10分位って所にあります。
知的障害児を受け入れている特別支援学級に当たるところです。
ちなみに、小学校案内に通う条件として設定されているのは「知的な遅れはあるが、ほぼ身辺自立し、小集団での学習が出来る事」だそうです。
・・・うーん、微妙だ(苦笑)

と思いつつ、初参戦。
日曜日のせいか、天気が悪かったのに結構な人出でちょっとビックリしましたが、受付を済ませて早速ひよこ学級に向いました。

ひよこ学級は一階に二クラス。一応低学年と高学年で別れているようですが、発達の度合いに合わせて学年を越えて入り乱れている感じです。
丁度体育の授業が終わり着替えの時間になっていたため、私を始めとした保護者の方々はみんな廊下で待つことになりました。
で、ちょっと勇気がいったのですが(苦笑い)近くにいたお母さんに少しお話しを伺ってみたんです。
「今回初めて見学に来たんですが、地域の療育施設にも通ったことが無くて、どんな風に今後就学相談を進めていけばいいのかさっぱり分らないんですが・・・」って(汗)
馬鹿丸出しだよね~
でも、本当右むいても左むいても分らないんですもの(汗)
なので、そう聞いたんですがとても親切に相談に乗ってくださったんです~(感謝)
要約すると、今すぐに教育委員会とかに連絡しても「まずは学校をみてください」とか位しか言われないらしいので、とりあえず学校見学をして、それから相談した方がいいってこと。
そして、支援級か養護がいいかの判定をするテストを受けることになるけれど、養護判定のお子さんも結構支援級に通ってきているとのこと。
とりあえず、二学期ぐらいから「体験入学」という形で授業に参加することが出来るから、それを何度かやってみる方がいいですよって事。
あと、時間割を見せてもらって「学習面のチェックをしたいなら○曜日にもじかずの時間(国語や算数系ですね)があるから、その日に見学してみた方が良いかもしれませんよ」って事まで教えてもらった。

大感謝!!!

そうこうしているうちにようやく授業がスタートしたので、お礼を言って早速授業を見学しました。
ちなみに見学した授業は生活(自立活動)と図工の時間(2時間枠)そして給食の様子です。たっぷり3時間半・・・何とずっと立ちっぱなしで見学していました。
勿論ぶーちゃんもですよ!!(爆)途中でぐずってしまうかと思ったのですが、おもちゃ(といっても、お気に入りの紐ですが)を渡したらそれをいじりながらずっと傍らにいてくれました。
ある意味それも凄かった・・・

とりあえず、感想を言うとですね・・・思ったよりもずっと良かったんです。
12人ぐらいに先生が3人。授業の流れもゆっくりだし、受けた印象は「保育園での課題制作の時間の雰囲気に似ているなぁ~」って感じでした。
でも、やっぱり配所がとてもなされている。
日付を尋ねられた子どもが答えられずに首を傾げていると、カレンダーを持っていってあげて「指で指してみてね」と促してあげる。
天気を尋ねられた子どもが間違った天気を答えると、「それじゃ、ちょっと見てみよう」っていいながら窓際に連れて行って、空を眺めながら正しいお天気を確認し合う。
もしかしたらグループ療育などを受けている人には当り前の光景なのかもしれませんが、そう言う体験をしたことのない私にはとっても丁寧に教えているなぁ~って印象を受けたんですよね。
授業が押せばその分次の授業の開始を遅らせる・・・って感じの緩やかさも良かったかな。
多動や、授業中興奮してお喋りしてしまう子も当然いたのですが、声を荒げることなくちゃんと対応しているのもマル。
とにかく、初体験の私としてはかなりの好印象でした。

そんな風に見学していると、うちと同じように来年就学予定というご家族連れがやってきて、またまたお話しをうかがうチャンスに恵まれたんです。
私と違ってそのお母さんは今までに地域の支援級のある学校をいくつか見てきたらしいとの事。
そして、そのお母さんから見てもここの学校は結構好感度高しってお話しを伺う事が出来たんです。
興味津々のアタクシ。図々しくも、どの辺が違うんですか・・・と聞いてみたんです。
とある学校では先生がかなり厳しい感じだったらしく、見学をしていても教室内がぴりぴりした感じが伝わってきて辛かった・・・とか、支援級が全然別棟にぽつんとあって何か隔離されている感じがして嫌だった・・・とか。
正直ビックリしてしまいました。だって学校によってそんなに差があるとは思いもよらなかったんですもの~。

でも、そう言われて初めて気がついたんです。
三時間、クラスで見学していてもぶーちゃんは何事も無かったようにそのクラスにいられた。
もしそれが先生の怒る声が響いてクラス全体がピリピリしていたら、とてもそんな気にはなれなかったと思うんです。
そしてこのひよこ学級のある棟は一階にひよこ学級が、そして二階、三階に高学年のクラスがあるんです。なので、ひよこ学級と高学年のお兄ちゃんお姉ちゃん達の下駄箱が同じ所にあって、昼休みともなるとひよこ学級の辺りも元気な声がわんやわんや聞こえてくるんですよ。
昼休み、ぶーちゃんが廊下でうろうろしていると、気軽にお兄ちゃん達が「こんにちは~」とか声かけてくるし。
タオルくわえて返事もせず、明らかに怪しい挙動しているんだけどね~。
でも、あまり気にならないみたいなんですよね。
多分、彼らにとって返事が出来ない子もいるって事が当り前の認識としてあるからなんでしょう。
なんかね、ひよこちゃんたちの存在が許されているって感じがひしひしと感じてきたんです。

私はこれしか知らなくて、多分このお母さんのお話を聞かなければこの状態がどれほどいいことかって事に気がつかずに終わっていたかもしれないんですよね。
本当、学校によってそれほど違うとは露知らず・・・療育の先生方が口酸っぱく「とにかく見学してね」といった意味がようやく分ったような気がしました。

見学の途中、保育園のお友達のママが自分の子どものクラス見学をしたついでに、わざわざひよこ学級まで足を運んできてくれた。
「結構いいよ~ひよこ学級」と私が言うと「でしょ?だって、この学校ここに(支援級に)結構力いれているもの~」と後押ししてくれた。

うー!ココロが揺れる!!
実はこの後、また在校生のお母さんとお話しをする事が出来たのだが、放課後のオープンスクールにも支援級の子どもも気軽に参加する事も出来るし、学童もヘルパーを付けて通っているお子さんもいるらしいんですよね。
それもビックリしました~。
学童も今のように週5もいらない。週2日でもヘルパー付けて通えるならば、私自身の仕事もほんの少しやり方を変えるだけで細々と続ける事が出来るかもしれない。
しかも学童には保育園のお友達がほとんど通うので、顔なじみばかり。
学童が無理でも、オープンスクールに参加できるのならばたまにはそう言うのに参加してお友達の声を聞きながらのんびり過ごすのもいいんじゃないかと思う。

でも養護学校に行ってしまうと、スクールバスで帰ってきたら何処にも行く場所が無くなってしまう。学童なんて当然無いし。
まぁ、子どもとの関わりなら毎日公園にでもいけばいいんでしょうけれど・・・。
今まで普通に過ごしてきたお友達との関わりの時間がぐんと減ってしまうのはどう考えても否めないですよね。

多分、支援級のある学校が保育園の近くではなくまるっきり新しい環境だったら迷わなかったんだと思うんです。
でも、顔なじみの子どもがたくさん通い、学校自体も支援級に力を入れてくれている。しかも、その学校が家から自転車で通える範囲にあるのだ。
あっさり諦めるには正直もったいなさ過ぎる~。

とはいえ、現実的にどうなのかは授業を見た感じは微妙なところだ。
正直な話。
クラスの中にぶーちゃんと同じようにまるっきり喋れないってお子さんは一人もいませんでした。
ぶーちゃんも言葉の意味が全然分っていない訳じゃないんだけれど、すっきりでは無いんですよね。だから、何度か言わないと動けないし、動かないときだって多い。
そして身辺自立も、クラスのお友達を見た感じではギリギリって所だ。
唯一クリアーしているかと思ったのは、椅子にずっと座ってられるって事ぐらいだろう。(それも気分次第だけれど~)

・・・例えば、名前を呼ばれてきちんと返事が出来るならば、迷わず支援級に行く事を決意しただろう。
でも、ぶーちゃんはそれが出来ない。
その現実が、私を迷わせる。

でも、7対3で養護にいかせようと思った気持ちが6対4にはなったのは事実です。

何にせよ、次は養護学校の見学だ。
先生の言っていたように「見学をして見なければ」何も分らないですものね。
とりあえず、支援級の良さは充分に感じたので、今度は養護ならではの良さをしっかり見学してこようと思います。



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4 コメント

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悩みますよね (レイコ)
2007-06-11 23:41:12
こんばんは。
就学かー、悩みますよね。
子供にとってどこが一番なのか・・・前もって見極めるのって難しいことだと思います。

私もとんとんさんと同じように、息子のことを見知ってくれてる地域で当たり前に暮らしたいっていうのが夢です。
だから、地域の特殊学級に惹かれる気持ちとてもわかるなあ。
でも養護学校だと自立に向けて、専門的な配慮もしてくれるだろうし、同じような子が集まってるからこそ気兼ねすることが少ないってのも(コレは親の・・か)正直気持ちが向いてしまいます。

ウチもまだまだ2歳なんて思っていたら、あっという間に就学なんでしょうね~
ぶーちゃんにとって、いい6年間が過ごせそうなところが見つかるといいですね
とんとんさん、頑張ってくださいね~
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良さそうな所だね~ (てるぼ~)
2007-06-11 23:41:29
近くに良い所があったんだねぇ。
お話しを読んだ限りでは、凄く良さそう!
受け入れてもらえるなら、養護学校より近くの学校の支援級の方良いんじゃない?って思っちゃいました。
でも、とんとんさんの言う様に、養護学校もきっと別の面で良い所があって、見学してみないと見えてこない部分があるよね。

見学報告を待ってます。
次の見学、頑張ってねっ!
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レイコさんへ (とんとん)
2007-06-12 21:52:12
こんばんは~♪お久しぶりです
新しい生活が始って早2ヶ月ですが、リョウさん含めて皆さんお元気ですか?

就学問題ね~ついに来ちゃいましたよ(笑)

身辺自立もそうだけれど、なるべく地元に根ざした暮らしを送らせてあげたい。
多分、この気持ちはどの親御さんだって持っていると思うんですよね。
だからこそ、支援級にも引かれるんだけれど~正直厳しいです。
今日、0才の頃から見てもらっている小児神経科の先生にも相談したんだけれど、今現在のぶーちゃんの状態ではやはり養護の方が良いだろうって事でした。
言葉でのコミュニケーション(というか、ある程度の理解)が無い状態では支援級は難しいみたいなんですよね。
身辺自立に関しても丁寧さに関してはやはり養護の方が軍配が上がるみたいですし(当然ですよね)
そうはっきり言われたのは初めてなんだけれど、やっぱりなぁ・・・って少し考えさせられちゃいました。

もちろん支援級に行くことを諦めた訳じゃないけれど、養護に通いながら私達が理想とする地元に根ざした環境を作って行くためにどうしていけばいいか・・・って事もきちんと考えて最終的に結論を出せればいいなぁって思っています。

>同じような子が集まってるからこそ気兼ねすることが少ないってのも

そうね~。
実は私、今回初めて同じ様にハンディを持っているお母さんやお子さん方ときちんとお話ししたんだけれど、こんなにも楽なのか(爆)と思いましたよ。
普段も別に無理している訳じゃないけれど、挙動不審なぶーちゃんの事をいちいち説明しなくても理解してもらえるのは気持ち的にホッとしました。
だからレイコさんがそう思う気落ち、よく分りますよ。
長い子育て、子どもの環境も大切だけれど親の環境だってやっぱり大切だと思うんですよね。
あまり無理せず、丁度いい妥協点を見つけて色々なことに関わっていけるといいですね。

リョウさんはまだまだ時間があるけれど、色々専門的なアドバイスも早くから受けられるでしょうから、それらを活用して就学活動に繋げてくださいね♪
私の珍道中が少しでも参考になれば幸いです。

ではではまたね!


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てるぼーへ (とんとん)
2007-06-12 21:58:46
こんばんは~♪

>お話しを読んだ限りでは、凄く良さそう!
でしょ?
私も、頭から「支援級なんて絶対無理!」って思いこんでいただけに、今回の見学では色々驚かされたんですよね。
なんと言っても近いし♪

でもね、まぁ実際のところ受け入れてもらえるのかって聞かれれば、やっぱり難しい部分はあるんだけれど~(苦笑)
でも、てるぼーの言うようにまた養護学校を見学したら色々新たな気づきを得られるかもしれないしね。
ぐずぐず考えるよりはまず見学。そして相談。そして体験・・・って形でやっていきたいと思います♪

てるぼーにはあまり参考にならないエントリーですが(笑)また何か思うことあったら突っ込んでくださいね。
てるぼーのアドバイスは男ならではのスッキリとした見方があっていつも感心してるんだもの。
これからもどーぞ宜しくね♪

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