Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

ラス・タファーライ

2005-08-10 | Africa Afrique

レゲエを聞いていると、歌の中で「ジャー、ラス・タファーライ」という言葉をよく耳にします。ジャーは神のことで、ラス・タファーライは、ハイレ・セラシエ皇帝が即位する前の名前であるラス・タファリ(・マッコネン)の語尾の【i】の音が【ai】に変化したものです。つまりここでのジャーとは、神格化されたエチオピア皇帝、ハイレ・セラシエ1世のことをさすのです。

セラシエ皇帝を神と崇め信仰する(ごく)一部のジャマイカの人たちは「ラスタファリアン」、その思想・活動は「ラスタファリズム」(正式には「ラスタファリリズム」らしいのですが、誰もが「ラスタファリズム」と言っています)と呼ばれ、通称「ラスタ」の呼び名で通っています。1970年代にラスタファリズムに傾倒していたボブ・マーレーの音楽とともに、ラスタファリアンの(思想は必ずしも理解されないままに)風俗だけが世界に拡がりました。例えば、赤・黄・緑・黒からなるラスタのシンボルカラー「ラスタカラー」のファッション。これは、もともとエチオピアの国旗の色です。モップのような独特の髪型「ドレッド・ロック」も「ラスタ」のトレード・マークです。