昨日はいろいろ日ごろからお世話になっている、小唄三味線奏者・田﨑義明さんのライブに行ってまいりました。場所は、錦糸町のインド料理店「リトル・インディア」。
日々、小唄の魅力を精力的に発信される田﨑さんですが、今回はさらにパワーアップして、江戸情緒あふれる小唄の代表曲を演奏され、場内は大変盛り上がりました。
小唄というのは、男女の恋情・機微を主にうたったもので、江戸庶民の基本的な素養ということだったのでしょうね。昭和では、かの宰相・田中角栄氏や、経団連のお歴々の7割がたが習っておられたという逸話もあるそうです。
三味線の弾き方も、ほかの長唄や浄瑠璃、常磐津などとことなり、ちいさな空間で弾くものなので、撥ではなく、爪でひくのだそうです。
全部で小唄は14曲披露されましたが、いずれも非常に粋でいなせなものばかり。ある程度の年輪を重ねて、ようやく理解できる境地に私もなりました。
仲入りでは、「お楽しみ」ということで、「シャレード」などの映画音楽も披露され、小唄の奥深さを感じさせました。
お料理も大変おいしくいただけ錦糸町の夜は、和やかにすぎていきました。
おめにかかったみなさま、そして、このすばらしい会をひらいてくださった田﨑さんに心からお礼申し上げます。
またこういう機会をどんどん設けていただいて、小唄の魅力をさらにたくさんの方に広めるお手伝いを、私もできればとおもっております!