さて、9月は怒涛の「パーヴォ月間」でもあります♪
9月6日(水)に、ショスタコーヴィッチの傑作歌曲である「カンタータ/森の歌他」を
収録したCDをこちらも発売しました(^_^)/
演奏はエストニア国立交響楽団です。
ショスタコーヴィッチは、私はあまり聞く機会がなかったのですが、
大変ショッキングな音楽構成で、すばらしいです!!
このCDを収録するにあたって、パーヴォは次のようにかたっておられます。
「アーティストは、二重の人生を送ることを強いられることに
どのように呼応しているのであろうか、道徳と非道徳、受け容れられることと
受け容れられないこと、愛国的であることと、非愛国的であることの境目はどこにあるのだろう。
これらの根本的な問題は、スターリン時代のロシアと同様、
今日も関係していることなのである」
ショスタコーヴィッチの複雑な人生を想うとき、
いまの世界情勢、日本の情勢、ロシア情勢なども考え合わせると、
非常に深い意味をもつCDだと思われます。
2012年に発売されたものですが、日本国内向けに再リリースされたものなので、
ぜひパーヴォのメッセージ(詳しい内容がさらにあります)を受け取っていただいて、
人間の尊厳と現代における芸術の存在意義について思いをめぐらせていただきたいと思います。