家人の勤める病院の近くには地域有数の暴力団事務所がある。
暴力団の健康診断というのも何だかおかしいけれど、この事務所からはしょっちゅうお客さんが来るらしい。
切った張ったで来られるのは迷惑だが、もっぱら風邪やら腰が痛いなどが関の山だ。
病院内ではいつもの威勢はどこへやらである。
それでもヤクザは虚勢をはる。
大のにがての注射はこうだ。
腕を「あらよっ」とたくし上げ「センセー、注射なんぞ何本でもやってくれぃ」などといいながら目はシッカリとつぶっているらしい。
消毒綿が不意に触れようものなら、飛び上がって「ア・イテッ!」。
女医:「まだなにもしていませんが・・・」。
ヤクザ:「センセー、思い切ってやってくんなよ」
女医:「わかりました、では今日の注射は昇り竜の目に入れてあげましょ・・・注射の場所が特定されるとますます怖がるヤクザ。
「わっ!センセイ、竜の目だけはご勘弁・・・」と言うまもなくずぶりとやってしまう先生なのです。
「アグッ、もういけねえ、刺されちまったぁ~昇り竜と一緒に昇天で~ぃ」と、あくまでヤクザをうそぶく組員でありました。
みかじめ料をとるわけもないが、その種のトラブルがあると直ぐに駆けつけてくれるらしい・・・
松のことは松に習へ、竹のことは竹に習へ。
「三冊子」
暴力団の健康診断というのも何だかおかしいけれど、この事務所からはしょっちゅうお客さんが来るらしい。
切った張ったで来られるのは迷惑だが、もっぱら風邪やら腰が痛いなどが関の山だ。
病院内ではいつもの威勢はどこへやらである。
それでもヤクザは虚勢をはる。
大のにがての注射はこうだ。
腕を「あらよっ」とたくし上げ「センセー、注射なんぞ何本でもやってくれぃ」などといいながら目はシッカリとつぶっているらしい。
消毒綿が不意に触れようものなら、飛び上がって「ア・イテッ!」。
女医:「まだなにもしていませんが・・・」。
ヤクザ:「センセー、思い切ってやってくんなよ」
女医:「わかりました、では今日の注射は昇り竜の目に入れてあげましょ・・・注射の場所が特定されるとますます怖がるヤクザ。
「わっ!センセイ、竜の目だけはご勘弁・・・」と言うまもなくずぶりとやってしまう先生なのです。
「アグッ、もういけねえ、刺されちまったぁ~昇り竜と一緒に昇天で~ぃ」と、あくまでヤクザをうそぶく組員でありました。
みかじめ料をとるわけもないが、その種のトラブルがあると直ぐに駆けつけてくれるらしい・・・
松のことは松に習へ、竹のことは竹に習へ。
「三冊子」
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