人生の目標に向かって

残りのキャリアパスと人生目標について3日間みっちりと考えた研修、最終日は人生の目標へむけた直近の3年間のロードマップを作成、グループの中で発表。
家族や妻との絆に話が至ると、目がうるうるしてくるのが分かる。
思えば人生目標などと大仰にこれまで考えたことも無かった。

それに同じ会社の人間といえども、これほどプライベートな中身を聞かせてもらえる機会もなかった。

本当にたくさんの「気づき」をいただいた。これからは中身の濃かった研修の結果を時々思い出して家族と日々すごして生きたいと思う。

研修所の帰り、坂道の途中で学校帰りの小学生1,2年生の女の子に声をかけられた。
「どこへ帰るの？」
唐突だったので、何を聞かれたのか戸惑う。
「藤沢だよ」とこたえると、
「遠いとこ？」と。

この子は研修所を知っていて、研修帰りの社員たちが日本全国から集まってくることを知っているのかもしれない。

「小田原から30分くらい」と答えると、そうか、という顔をして
「さようなら、バイバイ」とにっこりと手を振ってくれた。

わたしには「これからもがんばってね」というように聞こえ、胸がキュッと熱くなった。

今では女房子供持ち
思えば遠くへきたもんだ
此の先まだまだ何時までか
生きていくのであらうけど

中原　中也