トイレが詰まりやすくなったので、配管をチェックしたところ、パイプのつなぎ目に段差ができて、そこで紙や固体がひっかかってしまうことが判明しました。いくつかの業者に見積もりをとってもらい、ともちゃんのパパにそれを見せて相談しました。(ともちゃんのパパは上水道工事関係の仕事をしてました。もう引退したけどね。自営業だから社長だったのです。つまりともちゃんは社長令嬢だったのさ。従業員が2人でも、会社は会社だもんねー

)
おっと、話がそれました。見積もりを見たパパは、「そんなに高いんか!よし、ワシがやる。」と言い、すぐに道具を持って奈良まで来てくれたのです。ともちゃんも、その日はデパートでワインとアパタイザーの試飲&試食会に無料招待されていたのですが、それを断腸の思いでキャンセルし、助手として働くことにしました。優雅にワイングラスを持つはずだった手に軍手をはめ、スコップを持って、いざ出陣。結局こんなのが似合うのよね。

まずはパイプの上を覆うコンクリートを切ります。コンクリートカッターがうるさいのなんのって。ご近所さん、ごめんなさい。

次にドリルでコンクリートを細かく砕きます。これもかなりうるさいです。

コンクリートを取り除き、パイプ周りの土を掘り出します。

下がってしまったパイプを針金で持ち上げ、それにつながる「汚水ます」の底面と同じ高さにします。

針金を木切れで固定した後、土を戻します。

空間を砂利や砕いたコンクリートで埋めます。
セメントを流し込み、表面をコテで叩いてならします。およそ3日後、セメントが乾いたら、木片を取り除き、ペンチで針金を切れば完了です。
助手のともちゃんが優秀だったおかげか、ともちゃんパパの腕がいいのか、夕方までかかると予想されていた工事は何と午前中で終了してしまいました。パイプの継ぎ目には、セメントがすぐに乾く液を加えたので、午後からはトイレを使えました。安心してトイレを流せる幸せが再び戻ってきました。