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ヴエルタ・ア・エスパーニャ2009

2009年08月30日 19時00分06秒 | サイクルスポーツ
今年一年の、最後のグランツール、
ヴエルタ・ア・エスパーニャが昨日開幕しました!

この大会、スペイン一周レースですが、今年はスタートが何とオランダ!
弟4stまでオランダ(とドイツとベルギーをちょこっと)を走り、
5stに成って、やっとスペイン国内に行くので、
今年は、スペインは半周くらいしかしません。

毎年、グランツールの中でも、一段下と見られているこの大会なので、
毎年出場選手を見ると、この大会を狙って来る選手以外は、
ちょっとパっとしない事が正直有るのですが、
今年の出場選手を見ると、なかなか良い選手が出ているので、面白そうです。

筆者的優勝候補を挙げると…

今大会、一番の注目は、カザフスタンの英雄、アレクサンドル・ヴィノクロフの、
ドーピングから2年間の謹慎解除での電撃参戦。
2006年には、バルベルデとの壮絶な一騎打ちの末、この大会を制しても居ます。
しかし、2年のブランクがどう影響するのか、未知数な部分も多いと思います。

そして、彼の名を出したのなら、次に来るのはやはり、
アレハンドロ・バルベルデでしょうね。
今年は、ツールにこそ、イタリアへの入国拒否の影響で出場出来なかった物の、
その前哨戦での、ドーフィネリベレで、見事2連覇をしましたし、
2006年のヴエルタは、鳥肌物のヴィノクロフとのデッドヒートだったので、
その再現と成れば、面白いレース展開に成るでしょう。
前回の対決では、ヴィノクロフには、カシェチキンと言う強力なアシストが居た事を考慮すれば、
あの時の雪辱を晴らす事が出来るかも知れません。

そしてイバン・バッソ。
アシストが強力な上に、ジロではダブルエース状態でチームの作戦が一貫せず、
迷走気味でしたが、今回は彼の単独エース!
周辺の条件だけは今大会TOPクラスの好条件です。
後は、本人の調子次第でしょう。

そしてアンディー・シュレク。
ツールでは2位入賞を果たし、
ツールで圧倒的だったコンタドールが、
今大会は不参戦なので、彼も優勝候補として有力です。


ここまでは、一人を除き、筆者的に優勝しそうな順に書きましたが、
実は、最後のその一人が、筆者的優勝候補筆頭だったりします。
多分、一般的にはノーマークに近いんじゃないかな?と思いますが、
筆者的には、今回凄い来そうな気がします。
その選手とは… ?












サミュエル・サンチェスです!!

一般的には、実力派の山降りがめっぽう速い選手。
と言う印象が強い(だけ)かも知れませんが、

近年の主な成績では、06年のプロツアー(最上位カテゴリーの世界レベルのレース)、
年間総合リーダーにも成る等、実力は凄い物が有ります。
また、昨年には北京オリンピック男子ロードの金メダリストでも有り、
ワンデーレースでの総合力は折り紙付き。
そして実は、何気にグランツールに出場すれば、普通にいつも総合上位に居るんです。
ですので、長丁場での総合力も目立たないですが有ります。
そして、注目はアシスト陣。
イゴール・アントンは、自身もグランツール総合上位に食い込める実力者ですし、
エゴイマルチネス・エステバンは、06年、ヴエルタで山岳賞を獲得。
今年のツールでも、ペッリゾッティーとの熾烈な山岳争いを演じました。
その他、中規模のレースでも山岳を獲得しているみたいですし、山登りの実力者。
そんな彼が、自らのタイトルを捨てて、サンチェスのアシストに徹したら、
イゴール・アントンと並び、山岳での強力なアシストと成ります。
その他のアシストの選手も、今回やたらと豪華な気がします。
チームが地元スペイン(バスクに特化してるチームですが)ですし、
今年は、凄い本気を感じます。
ですので、筆者はこのサミュエル・サンチェスを、総合優勝争いの筆頭に挙げたいです。


他にも、一般的に名前が挙がっているのは、
ダミアーノ・クネゴや、カデル・エヴァンス辺りですが、
彼らは、本人の近年のリザルトや、調子、そしてアシストが揃わない等、
ちょっと優勝は難しい様に、個人的には感じます。
ただ、頑張っては欲しいです。


この様に、長丁場のグランツールでの圧倒的実力者の、
アルベルト・コンタドールが不参加の中、
それを追う選手の実力は拮抗して居て、
その有力な選手が今回一杯でて居るので、
今年のヴエルタは、06年を超える面白いレースに成りそうなので、
今から楽しみです。

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