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mixi上場から一年以上… その行方

2008年01月07日 22時52分03秒 | 兜町の乞食
一昨年の9月にmixiが上場され、この記事を書いてから一年以上経ちました。

一年経っての結果を、年が明けたら書こうと思って居ましたが、すっかり忘れて居ました。
書こうと思って居た事を思い出したので、書いてみます。

上場から現在までの値動きは、この画像の通り。

話題が高かった銘柄に多い例に漏れず、ほぼ上場を山頂にして、
下降して行きました。

一時底値まで行った時には、上場後直ぐの高値より、半額まで落ち込むと言う散々たる体たらく。
しかし去年後半に、広告収入が多くなった。との報道により、出来高を伴って急騰。
そして一時上場来高値よりも約1.5倍にまで成りましたが、そこが天井で、
現在は上場初値近辺の様です。

 前回の記事では、ITバブル時の優良株ソフトバンクやヤフーの様な事が有れば、
100倍に!?と言う様な事を書いたと思いますが、
現在(と言うか今までも)、個人的にですが、筆者はこの銘柄には投資対象としての魅力は感じません。
 現在までの値動きを見ても解るとおり、一時半値にまで落ち込み塩漬けを余儀なくされ、
その後戻して1.5倍に成ったとしても、それまでに約1年の期間を擁しています。
(しかも現在は上場時と同水準)
これでは、投資パフォーマンスとしては、余り美味しく無いですね。
他の銘柄でしたら、一年でもっと良い値動きをする銘柄は、たくさん有りますし、
それに一時は、半値までも値下がりしています。
これはホルダーにとっての精神的ストレスは尋常じゃ無いと思いますし、
これだけ長期に資金拘束されると言うのもツライと思います。

 まぁ、他のパフォーマンスが良い銘柄に行っても、予測を見誤れば傷は余計に大きく成りますし、
1年間で1.5倍(売り時を見誤ならねれば、の話)と言うのは、
相場(特に個人投資家は)は、勝っている人より、
負けている人の方が多いと言われる状況では、決して悪い成績では無い。
むしろ良いと思いますが、長期保有を考えるならば、やはり他の銘柄の方が良いでしょうね。

まぁ、値動きは良いと思うので、買った売ったを繰り返すデイトレーダーには、
良いのかも知れませんが、それだとしても、
空売りでヘッジが出来ない分、前半のパフォーマンス&難易度は高かったと思います。

 どちらにしても、筆者はこの銘柄は長期でどうこうする銘柄では無いと思っています。
と言うのは、この会社がメインで運営している、mixiと言うもの自体が、
あまり将来性が有るとは思えないからです。

 これには理由が有って、要は、今はこの招待制で身内だけのネット遊び、
と言う一見真新しいシステムが珍しくて皆やって居る。と言う印象だからです。
 この状況って、インターネットが流行りだした。所謂ITバブルの頃の、
ネットに凄い似ている気がしませんか?
 あの当時は、筆者の身の回りでも、仲間内のHPの掲示板等が、
やたらと活況だった記憶が有ります。
 PC通信等を昔からやっていた一部のマニア以外の、殆どユーザーは、
この真新しいインターネット遊びが珍しくて、一生懸命やってたのだと思います。
 しかし、それが当たり前に成ると、皆それに飽きてしまって、
いまはどこもゴーストタウンです。

 筆者に言わせると、あそこでの日記もblogも、コミュニティーも身内掲示板も、
大した違いは無いと思います。
blogだって、流行った時は猫も杓子も、って感じでしたが、殆どの人が三日坊主で終わったらしいですから、
blogで三日坊主だった人が、あそこの日記をちゃんと書けるとは思えないです。

 兎に角、もう数年で、ユーザーの飽きが来ると思います。
それで、はたと、以前やってたネット遊びと変わらないな…
と思った時に、潮が引いた様に活動する人間が居なくなると予測しています。
そうなると、もうジリ貧です。

 それまでに他業種に進出したり、買収すれば活路は有るかも知れませんが、
そう言う不確定要素に掛けるのはギャンブルと同じなので、
やはりリスキーな気がしてます。
そんな感じの筆者の予測でした。

 今回で、多分筆者はこの”銘柄(東マ2121)”に付いての記事を書く事は無いと思います。
ただ、この遊びに関しては何か思う所を書く事は有るかも知れませんがね。