◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

嗜好な事や色々の思った事を再び書き連ねます。

H監督の御挨拶とアウォーズ

2005年12月08日 23時48分57秒 | FC.名無しさん
アウォーズの優秀選手にドイちゃんとコンちゃんが選出か。
凄く近くで見れる(しゃべれる)のかと思ったけど、
横浜アリーナは広いし、優勝チームのファン以外は2階席らしいので、
視覚的サイズは、普段の見方と同じみたいだな。

監督の御挨拶は、思いっきり名無しさんの忘年会と日にちが被って居るね。
新宿集合って事だけど、結局はスタジアムで集合しそうな予感がするよ…(苦笑)

でも今回の監督勇退は本当に残念!
終盤戦に成り、凄く来期以降に希望を感じる感じに成って来たので、
それを継続する為にも続投して欲しかったけどなぁ~…
それと早稲田卒はうちで良いんだろうか?
数チームと天秤に掛けて、打算の中でうち。と言う印象は拭えないな。
来るなら来るで、ズバっと来るべきだよ。
何だか、近い将来の海外移籍までの、腰掛的な雰囲気ぷんぷんで、筆者は実は余り好きじゃ無いんだよね。
それに君、君はあの若手育成大好き監督だから使って貰えていたんだよ?
その使ってくれていた人が居なく成っちゃったけど、それで良いのか?君は!?

みずほ証券がジェイコム新規上場株式を誤発注

2005年12月08日 22時04分31秒 | 兜町の乞食
 多分日本株式史上でも、これはちょっと無い、大珍事だと思います。
と言うか、普通にヤバイと思います。

 この事件が、何処が凄いのか良く解らない読者の方に説明しますが、
みずほ証券が、本日新規上場されたジェイコム株(ケーブルテレビ会社では無い)を、
発行株式数以上の枚数で、一株一円で空売り注文を出してしまった訳です。

 これの何がマズイかと言うと、通常の株式売買の手法と言うのは、
資金を払って株を購入して、株価が上昇した所で株を売却して
売買差益で利益を得ると言うのが普通ですが、
 今回、この売り注文が、空売りだと言う事が、非常にヤバイのです。

 空売りが何故ヤバイのか?と言えば、
空売りと言う株式売買の手法は、まず売りから入る売買法です。
 高い株価に有り、今後将来的に値下がりしそうな状況で、
証券会社からその会社の株券を、その対価の資金を預けて借りて、それを市場で売却します。
そして値下がりした頃合に資金を払いその株券を買い戻し、株券を証券会社に返します。
その時、株券を借りた時に対価として預けて居た資金を、全額返して貰う訳です。

 例えば、100円の株を借りて(証券会社に100円を預ける)空売りをし、50円に値下がりした時にその会社の株券を買い戻し、証券会社に株券を返します。
 株券を返した時に、証券会社に預けていた100円を証券会社から返して貰う訳です。
 つまり、借りて返す株を買い戻す資金、50円は実際に払い、無くなりますが、
株を返した時に売値の100円を返してくれるので、50円の差益を手にする事が出来る。
と言う売買手法です。

 と言う事は、空売りと言うのは、売った株券はいつか買い戻して返さないといけない訳です。
これが第一の問題です。

 次に、この空売り注文の発注株枚数が、この会社の発行株式数よりも多い枚数で売ってしまった。と言う事です。
 発行株式数よりも多い数の大量売り注文(しかも1円で売りたいと言う発注)。
当然市場では売り過多に成り、値幅制限幅一杯のストップ安に成ってしまいました。
しかし、この誤発注の噂を聞きつけた市場関係者が、
すぐさまこの売り注文を買い漁ります。
買い注文の総数が、売り注文と同数にまで成り、売買は成立してしまいました。
当然約定値段は、ストップ安の値段です。
 このストップ安で売ってしまった売り建て玉は、買い戻さなければ成りません。
当然、誤発注でストップ安に成って居た事を突き止めて居る買い方は、
買い戻す間も与えず次々と買い上がります。
そして遂には、逆に値幅制限幅一杯の、ストップ高の値段で張り付いてしまいました。

そして今日、この会社の株は、ストップ高比例配分のまま、取引を終えました。

 ストップ高と言うのは、売りたい人不在で、買いたい人ばかりの時に起こる現象です。
ですので、取引は成立しなく成ってしまいます。
と言う事は、この株券を大量に空売ってしまった”みずほ証券”は、この株を絶対に買い戻さないといけない訳です。
 当然それを知っている株保有者は、より高値で売りたいが為に、容易には売り注文は出さないでしょう。
 そうすれば、おのずと連続ストップ高で、どんどん株価は青天井で上昇して良く事でしょう。
青天井に上昇すれば、売却価格より買い戻し価格がドンドン乖離して上昇してしまう”みずほ証券”は、
上昇すればする程、損失が雪達磨式に膨らんで行きます。
空売りの怖い所は、値段に際限が無いと言う事です。
買った株券と言うのは、下がっても1円より下がる事は有りません。
しかし、株価の上限は無限に上昇し得るのです。
つまり損害は、無限大に広がる可能性も有るのです。

 だからこの事件は非常にヤバイ事件でした。

 更に問題なのは、普通の投資家では絶対に不可能(物理的にも無理)な、
発行株式総数よりも多い枚数と、値幅制限を越えた値段の発注が出来てしまった。
(実際に売買成立もしてしまった)と言う事です。
これは、一般の投資家には出来ない、不正な発注が、大手証券会社には出来てしまうシステムに成って居た。
と言う事が、完全に証明された事と、実際に今までも不正な発注が行われて居た疑いが強く成った事です。

 これにより、株式市場が、大手機関投資家(大人)だけが、簡単に勝てて、個人投資家の資産の搾取の場で有った。
と言う事が裏付けられてしまった可能性が高いです。
 そう言う意味でも、捜査のメスや、政治問題に発展する可能性が高いと思います。

 また、物理的に青天井に成ってしまう可能性が有る今回の事件。実際に青天井に成った場合、みずほ証券のみならず、
親会社で有る、みずほフィシャンナルグループの損害も甚大に成り、損害額青天井とも成ると、
日本の根幹を担う、大銀行の破綻にも繋がりかねません。
ともすれば、日本経済の崩壊と言う最悪の事態も見込まれるので、このまま通常売買を続けさせる。
と言うのも現実的で無いので、政府なり東京証券取引所なりが介入・調停して、
話し合いで事態を収拾する方が、現実的だと思われます。

 どちらにしても不正は不正なので、今後も一悶着以上の事は、絶対に起こるでしょう。
筆者も、今後の事例の参考の為に、この事件の行く末をしっかり見届けたいと思います。