愛、麗しくみちる夢

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Pray for you あとがき

2021-02-21 14:28:39 | 小説の解説
映画を観た時に、あ、フォボスとディモスの話を書かないと!と思いました。

幼馴染の設定では、フォボスとディモスは葉月ママが若い頃からずっと、レイを求めて、深美も含めて傍にいたんだけど

セラエタを見て、セラクリ3期を改めて見直して、あぁ、みちるさんを見守るフォボスとディモスを書きたい!と思って書きました。

もう何度も言っていますが、私の小説はどのカップリングもどんな設定も、根底にあるテーマみたいなのが

「大事な人の大事なものを大事にする」つまり「愛する人の愛する者(人)を、同じくらい愛する」と言うのがあります。
それは自分自身の信条みたいなものかも知れないですが、1つのキャラクターの持つ「清らかさ」として存在していればいいな、と思っています。

フォボスとディモスがみちるさんを見守り、時には身を挺して守ったのも、それはみちるさんを守るというよりは「レイが(いつか近いうちに)愛する人を守りたい」という思いがあるからです。

それって、結構難しいことだな、と思います。でも、愛するという証明の一つでもあると思います。

セラエタの後にセラクリを見直して、2人の出会いをまた、書きたくなりました。

ここのところ?もしかしたら数年?レイのクリスチャンを全面的に出している感じがあって、
でも、やっぱり信仰と火野レイはとても相性がいいと思います。

クリスマスに聖歌を歌い、お正月に神社に参り、旅先でお寺や神社にお参りするのも、何かに祈りを捧げる一つの、信仰です。
豊作を祈ったり、海の安全を祈ったり、交通安全祈願だったり、合格祈願だったり

日本人の心の中には、祈り、願い、乞うということが、魂に刻まれていると思います。

3期はほたるがメインの話ですが、アニメ3期を見直してみて、ほたるの父や、そして母親、カオリナイトは犠牲になり、そして、学園は崩れ、生徒は実験にされました。

レイちゃんは、そのことをどう想っているんだろうと、何となく考えていました。
救えないことを嘆くことができなくても、その魂のために捧げる愛を、レイちゃんは抱いていると思います。
それは、うさぎが持つ銀水晶の力ではなく、火野レイとして生きてきた、慈しみの想いです。
マーズとして出来る戦いと、犠牲者への弔いはまったく別のものです。

神なんていないと言う思いを声に出すことで、犠牲が出ることに苦しむ自分の心を守っているんだと思います。

この小説の中のみちるとレイは、互いの欠けた何かを満たす関係だと思います。
この後の小説とはまた、違った出会いとして、これはこれで、とてもいい2人の在り方だと思います。

お読みいただきまして、ありがとうございました。









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