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『フラメンコとスペイン・手作り衣装のお話。』

アトリエ*セスタ・デ・コスチューラ*

進化するバイラオールとフィギュアスケーター [El bailaor y El patinador]

2022-06-23 09:30:00 | フラメンコ衣装制作&リフォーム・スペイン旅・Flamenco

Hola

2022年の上半期も終わろうとしています。

長く続いたコロナ禍。

多くのエンターテイメントが中止や延期となっていましたが、

最近ようやく本来の形に戻ってきてくれて嬉しいですね。

 

私もエンタメに触れる機会が増えてきました。

 

先日19日には、世界屈指のスケーターとアーティストの生演奏コラボが熱く

メッセージ性のあるプログラムで観客を魅了する

「Fantasy on Ice 2022」のライブビューイングに行って来ました。

 

3時間の見応えある素敵なプロ達の最後に登場した羽生結弦くん。

北京五輪で「出しきった」と涙を堪え語ってから4ヶ月あまり

「引退してしまうのかなぁ?」と心配していた方も多かったと思いますが

そんな様子は微塵も感じさせない圧倒的な存在感

しかも!今回のソロは競技ではあまりお目にかかれない前衛的な振り付けで

ダンサー?ミュージカルスター?音や歌詞に重ね合わせる自己投影能力がハンパない!

圧巻のパフォーマンスに一つのアート作品を見ている様な気持ちになりました。

留まることなく進化し続ける彼のスケート、やはり目が離せない。

と‥なんだか羽生くんのファンブログみたいになってきてしまった。

 

進化を続けているのは、なにも羽生くんだけではないのだ!

先週6月16日は 土方憲人さん Estudio Futuro の 創作LIVE『ウリムとトゥンミム』を観てきました。

パウロコエーリョの小説「アルケミスト」からヒントを得て創り上げたというストーリー性のある作品で

ゲストの屋良有子氏のしなやかで優美なバイレと憲人氏の巧妙で力強いバイレの相性が心地よく

カホンの容昌さん、カンテの大渕さん、ギターの長谷川さん『Los Tres』の音が最高でした。

 

そして!『旅人 -土方憲人の世界-』では アレグリアスの調べに合わせて 

小粋なレトラ・キレッキレのサパテアード・洒落っ気たっぷりのタパオ・・・・・

スタイリッシュな黒のレースのトップス衣装で、その世界に魅了されました。

 

私は憲人さんのアレグリアスがとても好きで、過去にコレオを受けさせてもらったのですが‥

当たり前ですが、悲し過ぎるぐらい別物ですわ。

 

今年2月に行われた 第11回CAFフラメンコ・コンクールでの土方憲人さん。

本選の「アレグリアス」衣装をお作りさせて頂きました。

写真:大森有起

この時のアレグリも配信映像で観覧させていただいたのですが

気迫溢れる至極のバイレで、これはconcurso? conciertoでは?と思うぐらいの感覚でした。

 

表現する場所は違えど‥

フィギュアスケーター羽生結弦の「レゾン by 宮川大聖」

バイラオール土方憲人の「旅人」

新たな世界を教えて魅せてもらい またひとつ利となりました。

「ウリムとトゥンミム」次回作を楽しみに待ちつつ

皆の進化に置いてかれない様、私も日々衣装作りに励んでいきたいと思います。

Hasta luego

 

 

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コンクールのフラメンコ衣装 *Vestido de flamenco para concurso*

2022-04-29 23:18:05 | フラメンコ衣装制作&リフォーム・スペイン旅・Flamenco

Hola!

2022年が始まり、もう4ヶ月も経ってしまいました。

ホントに一年があっという間に過ぎ去る!そんな気がしてなりません。

 

今日からゴールデンウィーク‥大型連休(どれも廃語かなぁ??)

ともあれ!今年はやっとコロナの規制も緩和されましたし、

長いお休みを満喫できると良いですね。

 

私は連休前を狙い、先日「羽生結弦展2022」に行ってきました。

かねてより結弦くんの演技に魅了されていたのですが

北京五輪後、ちょっぴりロスっていたので

100点にも及ぶパネル写真と細部までじっくり見れるキラキラ衣装に感動!

演技に合わせた素材選びやグラデーション着色、動きを考慮した生地のカッティングと細かな装飾の数々。

改めて、衣装の持つ力と奥深さに感銘しインスピレーションが高まりました。

 

と‥結弦くんにインスパイアされたところで

私が年末年始で製作した衣装をご紹介します。

2022年始めに開催された「第11回CAFフラメンコ・コンクール」

今回始めてチャレンジした『安藤樹理奈さん』

 

昨年秋の一次予選を通過。

今年1月「Theatre1010」での二次予選「Siguiriya シギリージャ」用に仕立てたお衣装です。

                                                           写真:大森有起

「紫の衣装でシギを踊りたい!」と希望を受けたのは、確か昨年二月頃だったと思います。

私は見る角度によって発色が変わり陰影が強く出る、シャンブレータフタ生地をお勧めしました。

柔らかなサテン等と違い硬質な光沢感は旋律的で、特にこの生地の紫は影の部分が黒光りして厳かな雰囲気です。

 

私は制作中、キリストの受難を偲ぶスペインの宗教行事 

[セマナサンタ(聖週間)]の紫三角頭巾と今回の[シギリージャ]の紫衣装を重ね合わせていました。

樹理ちゃんの表情も悲壮感たっぷりで鬼気迫るものがありますね〜。

今回は無観客開催だったのでライブで見れなくて残念でしたが…二次予選通過!!

すご〜く嬉しかったです。

 

                                                           写真:大森有起

そして、本選は打って変わって「Guajira グアヒーラ」

こちらは、Paula Comitreのグア衣装をトリビュート。

 

サーキュラー型のファルダに柔らかな生地のBata(ガウン)を重ねた花びらの様な衣装。

20世紀初頭にブームになったと言われる「グアヒーラ」

同年代にヨーロッパの服飾史でムーブメントになった

オリエンタリズムのエッセンスを帯の様にしたレースベルトでちょっぴりプラスして

アバニコとベルトとサパトスの色味を合わせてポイントにしました。

 

そ〜そ〜前にも語ったのですが、アバニコ(扇子)は日本発祥の代物です!

そんなこんなで、グアヒーラはいつも私をエモーショナルな気持ちにさせてくれます。

 

優雅なグアヒーラの音に乗せて、クラシコ・エスパニョールの一幕を見ている様な夢心地気分になりました。

樹理ちゃん 素敵に踊ってくれてありがとう。

 

樹理ちゃんは、この連休中〜沢山のステージに出演予定です。

詳細は →JURINA FLAMENCO

 

それではまた、素敵な連休をお過ごしくださいね〜

Hasta luego

 

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2021年もありがとうございました。 *Feliz Navidad y Próspero Año Nuevo*

2021-12-20 13:34:25 | フラメンコ衣装制作&リフォーム・スペイン旅・Flamenco

HOLA!

 

今年も残すところ2週間。

コロナ禍で迎える2回目の年末、皆さんどうお過ごしですか?

この一年もまた、コロナのニュースに振り回されながら

あっという間に一年が経ってしまった。

私は、そんな感じです。

 

それでも!今年は昨年末と比べたら、コロナとの向き合い方も少し分かってきた様に思います。

 

そう・・今年は、とても素敵なバイラオーラ

「塚原利香子フラメンコ教室」主宰 塚原利香子さんとお知り合いになれて

衣装も何点かお作りさせて頂きました。

スペイン・アルティスタのタブラオ動画の衣装にインスパイアされてオーダー頂いた、

19世紀後半の絵画に描かれている様なバッスルスタイルの衣装。

お作りしている最中、気分はその時代のお針子さん。楽しかったです^_^

この衣装で踊る「Guajira・グアヒーラ」ライブで見たいで〜す。

 

バッスルドレスとは対照的なマチョな衣装は『Farruca・ファルーカ』

キリッと凛々しい利香子さん。

 

以前からお持ちだった白のマタドールジャケットに合わせて

夜の闇のように深い紺色で統一して芯の強さをアピール。

光沢が美しい水玉ジャガード生地でハイネックブラウス、

ピンストライプのスーツ生地で Iラインのファルダをお作りしました。

ファルダに配したORO(黄金)は「闇夜に輝く月」・・的なイメージだったのですが

「マツケンサンバ」「東山の金さん」と思われた方が多かったと伺いました^_^

ともあれ!印象に残って下されば 万々歳です。

 

かなり余談ですが・・

あの炭治郎くんも言っていた「人間はいつだって夜の闇の中で戦ってるんだ!」

「ファルーカ」ってそんなイメージでもあるな〜と私は思っています。

 

踊ってる時のイメージとは対照的でお話ししている時の明るくフレンドリーな利香子さん。

スタジオでお話ししてるとついつい長居してしまって^^; その節はお邪魔しました。

楽しいひと時をありがとうございました。

また、写真掲載のご承諾もありがとうございました。

また来年も、お会い出来ること楽しみにしています。

 

皆様もどうぞ素敵なクリスマス&新年をお迎え下さい。

 

Felices fiestas.

¡Nos vemos el año que viene!

 

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オリパラ・フラメンコ 調和する世界  *Armonía del mundo*

2021-09-08 21:24:24 | フラメンコ衣装制作&リフォーム・スペイン旅・Flamenco

Hola!

緊急事態宣言の延長がくり返される中『2021+1 東京オリパラ』が終わりましたね。

開催に当たっては賛否両論ありましたが、スポーツ観戦好きな私としては

月並みですが‥全身全霊で戦う選手達の姿に心揺さぶられました。

 

パラ最終日の「男子・車いすバスケ決勝」多彩なプレーの数々すごかった!!

コロナが終わったら会場で見てみたい。ファンになりました。

 

と…衣装屋としては、各国のユニフォームに興味津々。

ケニアの亀甲柄を模した様なカラフルユニフォーム」一番のお気に入りです。

 

そして衣装で見逃せないのは新体操

どの国も趣向を凝らしていて素敵だった!!→NHK2020より

ウズベキスタンの「セーラームーン」はアニメよりカワイイのでは?

 

体操競技のレオタードもすっごくオシャレで、その機能美衣装にインスパイアされて

「フラメンコ衣装にも応用出来そうだな〜」と画面を見ながらせっせとデッサンしました。

 

もちろん!アーティスティックスイミングも…

スペインのパンチが効いたデュエット「野球」実況中継音楽? めっちゃ笑った (o^^o)

一方、チームのテクニカルルーティンは「フラメンコベースの音」に手話を交えた演技

「聴覚障害者にもアーティスティックスイミングを楽しんで欲しい。」

その想いに共感しました。

 

パラの閉会式「調和する不協和音」

多様性・個性を活かした様々なダンスやユーモア溢れる衣装にも感銘を受けました。

 

多様性と言えば、フラメンコもそーですよね!

かつて多種多様の民族が往来し、様々な文化が融和されたアンダルシアの地。

その音楽・舞踊に自分達の想いを共生させたロマ(ヒターノス)

 

ロマやアンダルシア人はアンダルシア以外の地方音楽とも結びついて、

魅力的な曲を残していますよね〜。

そのひとつ「Garrotín / ガロティン」

私も大好きな曲で陽気な歌でバイレはちょっぴりコケティッシュ。

 

オリパラ直前の7月18日の「Futuro 土方憲人フラメンコ教室 第1回コンサート」

ガロティン用に製作した ”太田いず美さん” の衣装です。

 

写真・末澤昭宏

ベリーショートヘアがマニッシュなコルドベスにぴったりで大人可愛い ”いず美さん”

 

スペイン製マントン柄の生地をメインに、フェイクレイヤードのチャレコ風ブラウスと

いず美さんのお気に入りのティアード形のファルダに華やかな柄生地をたっぷり使いました。

 

写真・末澤昭宏

本番前、練習しすぎて…ファルダが緩くなってしまったそ〜。

次回着用時には、バッチリに修正しますね。

 

私自身もこのコンサートに出演させて頂き(衣装のお話は次回また(^ ^)

私的なことですが

コロナ禍に万全の感染対策して開催協力して下さった グランデセオ のスタッフ皆様。

不安な状況の中、応援に駆け付けて下さったお客様。

素敵な歌とギターで支えて下さった

カンテ El Fuegoさん

ギター 北岸麻生さん

リハーサル・本番と励ましてくれたクラスの皆さん。

そして憲人先生 たくさんのご指導を下さりありがとうございました。

 

皆様、本当にありがとうございました。

 

『踊り手・曲・物語・・・』

それぞれの持ち味が花開く魅力的な衣装をお届けできるように

これからも日々精進していきたいと思います。

 

 

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あれから10年。 [10años han pasado desde entonces]

2021-03-11 21:46:19 | フラメンコ衣装制作&リフォーム・スペイン旅・Flamenco

¡Hola!

今日で東日本大地震から10年が経ちました。

「誰かのために衣装を作りたい!」
あの震災がなければ、衣装製作の道を選んでなかったかもしれないな~と改めて振り返る。
2011年 私はスタイリストをしていた。
フリーランスとして仕事を始めて約20年。有難いことにお仕事は回っていたように思う。
3.11あの日…夜からの打ち合わせに備えて自宅でのんびりしていた記憶がある。
その後、仕事のキャンセルが相次ぎ一日中テレビの報道に釘付け。
連日テレビから流れてくる衝撃映像に、ただただ呆然として何も手付かずの毎日だった。
多くの尊い命が失われ、悲しみ苦しみを抱えてる人々が大勢いる中、
何も出来ない。誰も救えない。」と…自問自答を繰り返していた。
たぶん、どちらかと言えば”ポジティブ思考”な私でも
「このままではダメになる。何かしなければ!」と思った。
あの時、私が無心で集中出来ることと言えば、
開催が未定になってしまった”お教室のフラメンコ発表会”で着るための自身の衣装作りだった。
震災前から習っていた「刺繍」を施した、自身を奮い立たせるための衣装。
開催できるか?使用できるか? あてもない衣装作りでしたが、夢中になれて助かった。
刺している間…自分自身とじっくり向き合うことが出来た。
今までのこと、これからのこと。
「初心を忘れて、驕り馴れ合いなり、雑になっていた仕事や仲間」に反省し
もっと丁寧に誠実に、ひとつひとつを大切に大切に!悔いのない様に日々過ごさなければ。
多くの人々、そして私自身も不安で先が見えない。
なんだかポカっと空いてしまった心に、ひとつ想いが浮かんで来た。
「ひとりでも多くの人が笑顔で舞台に立てますように…その力になりたい。」
この想いが衣装製作という仕事を目指すきっかけになった。
震災から10年の節目である今年。
コロナ禍で新たな困難を抱える人々が増えている。
終わりが見えない戦いに、私自身もたまに挫けそうになるけれど…
「あの時の気持ちを忘れず、前を向いて少しづつ進んでいけるよう」ブログに綴っておこう。
最後になりましたが
震災によって犠牲になられた多くの命に哀悼の意を表しますと共に
被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
皆さんもどうぞ心も身体も健康で元気でありますように。

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