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『フラメンコとスペイン・手作り衣装のお話。』

アトリエ*セスタ・デ・コスチューラ*

ペテネーラ [ Petenera ]

2016-05-22 04:15:51 | フラメンコ衣装・Flamenco・スペイン

Hola!

お日様も風もとっても心地好い季節になりましたね!

私はこの初夏の薫りが大好きです

ウキウキの夏まであと少し・・・

そんな夏に向けて、たくさんの衣装製作!! 今は嬉しい悲鳴の真っ最中です。

 

と、そんな中・・

先月、とっても素敵なギタリスト「山崎まさしさん」のフラメンコライブを聴きに行ってきました。

年輪を重ねて円熟した彼のギターの調べは、荘厳でどこか柔らかい。

奏でるギターの音に引き込まれ、涙したり愉快でノリノリになったりと充実した一夜でした。

 

多くの感動の中、私が一番心に残ったのは『Petenera ペテネーラ』

以前、お世話になった方への『Homenaje (オマージュ)』の意を込めて

山崎さんのギターとクーロ・バルデペーニャスのカンテで踊ったヌメロです。

あの時は、踊りきることだけで目一杯でこんな哀愁を感じられていたかなぁ?

まさに!センチメンタルな気持ちになりました。

 

ペテネーラと言う曲は実在した カンタオーラ「La petenera」が自分自身の名前を冠にした曲を創造したのだそう。

このペテネーラさんは、とにかく!モテモテで男の人たちを次々と手玉にとっていたらしく?

* 嫉妬に狂った男の手にかかって死んでいったとか・・

* 黄色のドレスを着用し舞台で歌っている時に倒れて亡くなったとか・・

スペインの歌い手たちの中には「ペテネーラ」は不運をもたらすと、歌わない人や十字を切る人もいたようです。

 

カディス県にある「パテールナ・デ・リベーラ」という街にこの人の像があって

私はこの曲を踊る前に彼女にご挨拶に行こう!と ハリキッテ調べてみたものの、あまりの便の悪さに断念しました。

いつかまた、もう一度踊ることが出来たら時は・・ほんの少しでもオーラをもらいに会いに行きたいと思います!

 

「ペテネーラ」を踊るために作ったベロアの衣装。

私の中でベロア生地は、ちょぴり扱い辛く妖艶で一筋縄では行かない。そんな印象です!

深い闇の中から妖しい光を放つ。。。

ラ・ペテネーラはそんな女性だったんじゃないかな?色んな空想が膨らんでいく。

山崎さんのギター音色は、どこか遠い世界に連れて行ってくれる。

 

山崎まさしさん 今回はブログ掲載にご承諾いただきありがとうございました。

次回、ペーニャでもお世話になります。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

山崎まさしさん はじめ

カンテ * クーロ・バルデペーニャス・斉藤綾子

ギター * 川満慶

パルマ * 土方憲人・有吉真理子

指導振付・構成 * 大塚千津子

素敵なキャストに囲まれて7月31日に「サラ・アンダルーサ」で踊ります。

新作の衣装も何点か登場します! 皆さんの応援待ってま~す。

詳細は→コチラ

 

ではでは また次回

Hasta luego!

 

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フラメンコ ピアス [ El pendientes de flamenco ]

2015-06-22 16:37:54 | フラメンコ衣装・Flamenco・スペイン

Hola!

蒸し暑いこの季節、皆さん体調崩したりしていませんか?

私は雨振りで気持ちが浮かない日・・北欧の冬の人々の暮らしではありませんが、

「晴れ渡る気持ちいい日」「植物達が生き生きとしている姿」なんかを思い浮かべながら

時間が経つのも忘れて、せっせとアクセサリー制作をします

写真はフラメンコの用に「大きな透かしパーツ」を使用して制作した

エキゾチックな雰囲気のピアス達です。

フラメンコでは、よく大きなピアス『Pendientes(ペンディエンテス)』を付けて踊りますが

なぜだろう・・私が思うにやっぱり

フラメンコとの繋がりがとっても深い ジプシー『Gitana(ヒターナ)』

にあるんじゃないかな〜と思ってます。

 

ピアスの起源はエジプトやインドといわれ、元々は耳から悪霊が入るのを防ぐ

『魔除け』の為につけたのだそうです。

きっと、日本でいうところの『勾玉』みたいな感じですね。

耳から悪霊というのは?『耳なし芳一』みたいですね

他にも、ピアスには貴族、奴隷など 身分や身元を証明するような役割もあったらしいです。

 

ピアスの起源と同様の起源を持つジプシー達・・

彼等は、手先がとても器用だったそうで典型的な職業の中に「金・銀 細工加工」があります。

ジプシー達は この繊細な手業を使って貴族達と取引をしていたんですね

グラナダのアラブ人街『Calderia (カルデリア)』のお店に沢山並んでるエキゾチックなピアス。

きっとジプシーの踊り子達は、こんなピアスを身につけて宮中に出入りしていたんだろ〜な

貴族の女性達は初めて見る繊細細工のピアスにどんなに心躍らせただろう

な〜んて考えただけで ドキドキ・ワクワクします。

 

そんなドキドキ・ワクワクを皆さんと共有出来たら嬉しいな〜と・・

ハンドメイドマーケットサイト minne にショップを立ち上げました

まだ数点しかアップ出来ていませんが是非覗いてみて下さいね!

 

ではでは また

Hasta luego!

 

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子供の日と母の日 オレンジのフラメンコ衣装

2015-04-30 05:56:34 | フラメンコ衣装・Flamenco・スペイン

¡ Hola !

ゴールデンウィーク前半が始まりましたね

今年はサンサンが続く気持ちイイ連休になりそうですね

連休後半の5月5日は端午の節句の子供の日 そして・・10日は母の日です

そ〜んなイベント目白押しの5月にちなんで親子セットドレスをご紹介しまーす

以前、Alegrías(アレグリアス)バイレ用に作った右のドレスと

今回、友人のお子さん用に作った90センチ子供用のフラメンコ風フリフリドレスです

※子供用のドレスはバイレ用ではありませんが、ずーっと作りたかったドレスです

 

スペイン セビージャでは春のお祭り Feria de Abril (フェリア デ アブリル)が終わったばかり・・・

私はまだこの春祭りに行ったことはないんですが

皆がフェリア用のフラメンコドレスに身を包みSevillanas (セビジャーナス)を踊り明かす

華やかでキラキラしたお祭りでオシャマな子供達もいっぱいです

毎年、ワクワクを眺めているうちに、制作意欲がメラメラと沸き上がっていました

 

そして・・満を持して出来上がったのが

フリフリ ボランテ(フリル)の3歳の赤ちゃん用ドレス

小さい花びらがいっぱい集まって華々しく可愛らしい花ダリアをイメージした『DALIA』です  

 

ボランテを裁断する際にまん丸に残る生地で作ったコサージュ

母の日のカーネーション風に仕上げました 

土台を付けて髪飾りやブローチになります とっても簡単なので作ってみて下さいね

ちなみに、スペインの母の日(Día de la madre)は5月の第一日曜日で

カーネーションを贈る習慣はないようです。

 

そして大人用のバイレ衣装として制作したドレス

スペインの生地屋で一目惚れして購入した

水玉刺繍の綿生地と日本のバックサテン生地をカラーブロックしました。

ボランテには、やはりスペインで購入したコチーボ(ちりめんのような生地)の水玉を

使用して捌き易いように軽やかさを出しました。

ドレスの中心に使用した刺繍生地

出逢った瞬間にオレンジ「スペイン語でNaranja(ナランハ)」をイメージしました。

アンダルシア地方は街路樹も広場も・・町中にオレンジの木が植わっていて

青い空の下、力強く青々とした葉っぱと陽気なまでにタワワに実るオレンジの堂々たる姿

たまに、お化けみたいにでっかいオレンジや病気みたいなイボイボのオレンジがあったりして

な〜んか、和むというか 力が漲るというか とにかく幸せな気分になるんです

『Naranja』の衣装は元気と勇気を与えてくれますよ

 

 

余談ですが、オレンジの花言葉は「花嫁の喜び」「純粋」「愛らしさ」などなど

ヨーロッパでは愛のシンボルと言われて親しまれているそうです

子供の日、母の日、たくさんの愛が溢れますように・・

 

ではでは Hasta luego

 

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フラメンコ ☆ノスタルジー

2014-08-13 11:40:45 | フラメンコ衣装・Flamenco・スペイン

Hola!
世の中はお盆休みということで、私も本日は作業をお休みして家で事務仕事&家の片付けをしてます
そんな訳で!いつもお家でお留守番をしているフラメンカ雑貨コレクションを撮影しました。

ノスタルジーな気分になって幼い頃を懐かしく思う・・・癒し系のフラメンカ達です

 

 先ずは、お友達がどこかのお祭り?温泉地?商店街?で見付けてきてくれた

「なりきりフラメンカ小物セット」パッケージのイラストの表情が

昭和のレトロ感がムンムン近所の駄菓子屋さんにあったよ~な

 そしてセビージャのサンタクルス街のお土産に仲良しそうに並んでいたサシェドール
二人ともモレーナ(小麦色の肌)でヒターノの雰囲気たっぷり


 グラナダのフラメンカ スノーボール
なんかセクシーだけど・・ちょっとポーズが不思議なんだよな~

スノーボールはお土産品として世界共通なんですね

幼い頃、ラムネと一緒でどうやってお水を入れてるんだろ~ってずーっと眺めていました。


最後はマラガのピカソ美術館近く・・

若いご夫婦お二人で営んでいた小さくて可愛い雑貨屋さんにちょこんと座っていたフラメンカ。

衣装の細部までこだわっていて愛を感じます。

そーそー小学生の頃、フェルト人形作りがすっごく流行っていて夏休みに沢山作りました

昔昔を懐かしんだところで・・週末はお墓参り行ってきまーす。

それではまた Hasta luego!

 

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