Hola
2018年も残り1日・・一年が立つのって本当に早いですね。
今年始めには平昌オリンピックがありました。
私は、毎日!大興奮して目を腫らしていた記憶が・・あれから10ヶ月も経ったなんて!!
私はフィギアスケートを見るのが大好きです。
スポーツとアートの融合については色んな批評があると思うけど・・
もし全ての選手が、同じ曲・同じ振り付け・同じ衣装で演技する競技だったら
私は、こんなにも好きにならなかったなぁ?と思う。
と・・フラメンコはスポーツの領域ではないけれど、その魅力を伝えると言うことに関しては同じだな〜
そして衣装屋の私としては、その魅力の一つが衣装です。
そんな訳で??
リフォームの依頼が多かった今年。締めの衣装ブログは
「同デザイン衣装を3曲のパターンにリフォーム」
下記の写真 左(ANTES)の衣装は群舞用に作った皆さんお揃いの衣装です。
三者三様!ソロのヌメロ為にリフォームしました。
先ずは『ソレア・ポル・ブレリア』を踊った、知性的で清楚な雰囲気のKYOKOさん。
生成りのファルダ全体にミッドナイトブルーのレースを被せてボルドー色をポイントに配色。
ブラウスもファルダに合わせて製作。
グッと大人っぽくエレガンテな衣装に変わり、スペイン仕込みのモダンな振り付けにピッタリでした。
次に『カーニャ』を踊った、独自の世界観が魅力的なYORIさん。
ブラウスのフレコを外し、透け感ある素材を取り付けてオーバードレス風にアレンジ。
ファルダの細かいボランテが、オーバースカートから覗いてミステリアスな個性的な印象になりました。
私は、今まで「カーニャ」にはダークカラーの衣装が似合う様に思っていましたが、
どこか幻想的なシアーなこの衣装、宗教曲的な雰囲気がある「カーニャ」に合うのだなぁ。と新たな発見でした。
最後は『アレグリアス』を踊った、華々しいYUKAさん。
シャーベットカラーのオレンジ水玉のボランテを追加し、共布でエナグア(ペチコート)を作りました。
要所要所にグリーンとオレンジのトリミングテープを配して 明るくキュートなイメージに。
幾重にも重なったボランテはカーネーションの様に花々しく「アレグリ」が咲き乱れました。
あっ!余談ですが・・カーネーション(スペイン語で clavel (クラベル) は スペインの国花なんですよ!
オペラ「カルメン」の影響なのか? フラメンコ=バラ みたいなイメージがありますが、
元々「カルメン」の髪飾りも「クラベル」だったらしいですよ〜
今年最後の投稿、どうでしたか?
衣装のリフォームは、時には新品を製作するより大変な作業で、時間もお金も 新品より掛ったりしてしまう場合がありますが・・
思い出ある大切な衣装をリフォームしながら何度も着る。
そんな気持ちも、とても贅沢でスペシャルなことですね!
今回の掲載にご承諾下さった KYOKOさん YORIさん YUKAさん ありがとうございました。
新しい一年が皆様にとって素晴らし年になります様に・・
また来年も宜しくお願い致します。
¡ Que tenga un feliz año !
TOMOMI SATO
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