Hola!
2022年が始まり、もう4ヶ月も経ってしまいました。
ホントに一年があっという間に過ぎ去る!そんな気がしてなりません。
今日からゴールデンウィーク‥大型連休(どれも廃語かなぁ??)
ともあれ!今年はやっとコロナの規制も緩和されましたし、
長いお休みを満喫できると良いですね。
私は連休前を狙い、先日「羽生結弦展2022」に行ってきました。
かねてより結弦くんの演技に魅了されていたのですが
北京五輪後、ちょっぴりロスっていたので
100点にも及ぶパネル写真と細部までじっくり見れるキラキラ衣装に感動!
演技に合わせた素材選びやグラデーション着色、動きを考慮した生地のカッティングと細かな装飾の数々。
改めて、衣装の持つ力と奥深さに感銘しインスピレーションが高まりました。
と‥結弦くんにインスパイアされたところで
私が年末年始で製作した衣装をご紹介します。
2022年始めに開催された「第11回CAFフラメンコ・コンクール」
今回始めてチャレンジした『安藤樹理奈さん』
昨年秋の一次予選を通過。
今年1月「Theatre1010」での二次予選「Siguiriya シギリージャ」用に仕立てたお衣装です。
写真:大森有起
「紫の衣装でシギを踊りたい!」と希望を受けたのは、確か昨年二月頃だったと思います。
私は見る角度によって発色が変わり陰影が強く出る、シャンブレータフタ生地をお勧めしました。
柔らかなサテン等と違い硬質な光沢感は旋律的で、特にこの生地の紫は影の部分が黒光りして厳かな雰囲気です。
私は制作中、キリストの受難を偲ぶスペインの宗教行事
[セマナサンタ(聖週間)]の紫三角頭巾と今回の[シギリージャ]の紫衣装を重ね合わせていました。
樹理ちゃんの表情も悲壮感たっぷりで鬼気迫るものがありますね〜。
今回は無観客開催だったのでライブで見れなくて残念でしたが…二次予選通過!!
すご〜く嬉しかったです。
写真:大森有起
そして、本選は打って変わって「Guajira グアヒーラ」
こちらは、Paula Comitreのグア衣装をトリビュート。
サーキュラー型のファルダに柔らかな生地のBata(ガウン)を重ねた花びらの様な衣装。
20世紀初頭にブームになったと言われる「グアヒーラ」
同年代にヨーロッパの服飾史でムーブメントになった
オリエンタリズムのエッセンスを帯の様にしたレースベルトでちょっぴりプラスして
アバニコとベルトとサパトスの色味を合わせてポイントにしました。
そ〜そ〜前にも語ったのですが、アバニコ(扇子)は日本発祥の代物です!
そんなこんなで、グアヒーラはいつも私をエモーショナルな気持ちにさせてくれます。
優雅なグアヒーラの音に乗せて、クラシコ・エスパニョールの一幕を見ている様な夢心地気分になりました。
樹理ちゃん 素敵に踊ってくれてありがとう。
樹理ちゃんは、この連休中〜沢山のステージに出演予定です。
詳細は →JURINA FLAMENCO
それではまた、素敵な連休をお過ごしくださいね〜
Hasta luego
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