¡HOLA!
体育の日の今日、気持ち良い天気でしたね〜。
こんな日は夕暮れ時の空がとってもキレイ!
沈みゆく太陽のオレンジ色に闇が迫ってくる・・蒼のグラデーション。
私は、このちょっぴりセンチメンタルな黄昏時の色合いが大好きです。
今回は、そんな夕暮れ色にヒントをもらった「カーニャ」の衣装のお話です。
「カーニャ」はソレアの前身とも言われ、フラメンコの中でも最も古い歌のひとつで
マラガ県ロンダの山岳地帯が発祥地と言われています。
Lamento(ラメント)と呼ばれる 嘆き・叫び・哀悼を意味する
『イーイーイーイイ〜』というリフレインが特徴的で、なんともメロディアスで物哀しげな曲です。
この哀愁ある ゆったりした曲調のカーニャはマントンやバタ・デ・コーラを用いて踊る事が多く
その揺れ動き舞い立つ姿は荘厳で神々しくもあります。
今回はマントンを使用して踊るカーニャで お二人が選んだのは赤珊瑚色のマントン。
私は、『あ〜!!あの日の夕暮れ色が絶対キレイだ〜!』と思いました。
身生地は、この秋冬のトレンド素材 クラッシュベロア を提案しました。
この生地、今年はカジュアルなお洋服にも多く使われているけど・・
本来はとてもドレッシーな印象で照明によってキラキラと輝く舞台映えする生地です。
ファルダ(スカート)部分には同色のレースとサテンを重ねて異素材のカラーグラデーション。
そして・・ディティールを少しだけ違えたシンプルで大人っぽいデザインのドレスに
セビージャの手芸屋さんで購入した花のモチーフをポイントに付けました。
りえちゃん・あきちゃん お二人のカーニャ!
息が合いつつ それぞれの個性も出ていて ほんとにほんとに素敵でした。
二人で沢山たくさんの課題を乗り越えてきたんだな〜と・・なんだか心震える感じでした。
衣装を担当させてもらえて嬉しかったです。ありがとうございました。
そして・・この会を機に身体メンテナンスのお休みに入った あきちゃん!
また一緒に舞台に立てる日を楽しみにしていま〜す。
舞台写真:撮影 大森有起
さてさて、最後まで読んでいただいてありがとうございます。
私は、明日 2017/10/10〜二週間ほどの日程でスペインに行ってきます。
今回は、主にスペインのワインを巡る旅ですが・・
セビージャではモチーフやフレコ等を仕入れてくる予定です。
帰国したら またブログアップしますので どうぞヨロシクです!
最後に りえちゃん・あきちゃん 写真掲載へのご承諾ありがとうございました。
余談ですが・・
スペインで生ビールをオーダーする時「Una caña de porfabor(ウナ カーニャ ポルファボル)
って言うけどフラメンコと関係ある??のですかね??
どなたか 知っていたら教えて下さい
¡Hasta luego!
TOMOMI SATO
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