【小田急】2008年3月15日ダイヤ改正

　小田急線は来たる3月15日よりダイヤ改正を実施することを発表しました。（→同社ホームページのリリース）

　今回のダイヤ改正は、湘南急行登場・急行の10両運転が新松田までに拡大した2002年以来の白紙大改正とも言えるでしょう。これに伴って名物列車が無くなります。それは新宿発の急行・箱根湯本行きの消滅です。今回のダイヤ改正では、新宿～小田原間の急行電車を原則10両運転にする（新松田分割の廃止）と共に、輸送力過剰気味だった箱根登山線・小田原～箱根湯本間を小田急車4両編成に統一することにより、箱根急行の分断という措置に至ったと同社リリースで公表されています。

　「特急ロマンスカー以外でも箱根に行ける」というのは、沿線住民だけでなく広く世間から「小田急＝箱根観光」を印象付けたのではないでしょうか。その箱根急行が今度のダイヤ改正で無くなります。 80年代前半に登山線大型車対応工事に伴って一時的に差し替えられたのとは事情が違うようです。もう二度と見られなくなるのでしょうか。



新宿駅からまた名物表示が消えます。急行・箱根湯本


箱根急行と言えば、今は無き9000形と5200形、そしてこの8000形。
いわゆる「1段下降窓車」グループの独壇場の時期がありました。


これぞ正調「箱根急行」　5266F＋8000形4連の急行・箱根湯本行