快読日記

日々の読書記録

読書中『定本 消されたマンガ』赤田祐一+ばるぼら

2016年06月13日 | 漫画とそれに関するもの
6月10日(金)

ぬ~すんだば~いくでは~しりーだす~♪と歌うのは、犯罪を助長するんだそうで、夜の校舎窓ガラス壊して回ったり、15歳がおぼえたてのタバコをふかして自由を求めたりするのもだめなんだろう。
バカも休み休み言え、と言いたい、いや、そういう人たちと関わるのも遠慮したいかんじ。

非寛容社会という言葉があるけど、何がそんなに許せないのかなあ。
でも、赤田祐一+ばるぼら『定本 消されたマンガ』を読むと、そういう「許せない」感覚は今に始まったことでもなく、ずっと昔からあるみたい。

1940年代(!)から現在までの「消された」マンガ作品が羅列してある。
「定本」を名乗るだけあって、データベースとしても信用できる。
ひとつの作品が「消される」には様々な理由があるが、どこまでが事実で、どこからが未確認が、というしっかりした表記もいい。