快読日記

日々の読書記録

読了『大人の少女マンガ手帖 オカルト・怪奇ロマン』「このマンガがすごい!」編集部

2016年07月09日 | 漫画とそれに関するもの
7月8日(金)

本屋で偶然『大人の少女マンガ手帖 オカルト・怪奇ロマン』(「このマンガがすごい!」編集部編/宝島社)を見つけた。
高階良子(一番好きな漫画家をひとりだけ挙げよ、という拷問のような質問を受けたら、この人の名前を叫ぶ)、楳図かずお、山岸凉子、あしべゆうほ、わたなべまさこ、美内すずえ…って、好物ばっかりじゃん!

さらに感動したのは、菊川近子や成毛厚子が取り上げられていること、高階良子先生のインタビューがあること、そして、あの『東京マグニチュード8.2』!
小学生のころ、おばあさんの家に転がっていた雑誌で1度読んだだけなのに、あれから30年以上、ずーっと脳裏から離れない超こわいやつだ!
覚えているのは自分くらいだと思っていたけど、そういう人がいっぱいいたんだ、と思って興奮し、すっかり忘れていた作者は「中森清子」という人で1981年にコミックスも出てると知り感涙。

B級の匂いが怖さを一層引き立てた「ひばり書房」と「立風書房」の怪奇マンガの記事もあって(小さいけど)、この本作った人が目の前にいたら何かご馳走したいくらいだ。

「オカルト・怪奇ロマン」というタイトルのおかげで、自分が物心つく頃からずーっっと好きだったもののジャンルの呼称が知れてうれしい。