しじまに聞いて

深い眠りに入った時の気分で。昼間の喧騒も懐かしく-。

修験者の道なき道~国宝投入堂

2012-05-18 22:14:45 | お寺巡り

三徳山三佛寺。
以前から朱印に留めたいと思っていたお寺。

母といっしょに見ていた
深夜のTV番組「ロケみつ」。
ブログは見た事もないけど、
旅の方は最初の和歌山・串本から
昨年6月までずっと見ていた。
桜 稲垣早希が踏破した際
結構詳しく映し出された山内の
様子が想像通りだった。

次の鳥取への旅なら先ずここだな、と。

三朝温泉が付録になっちゃうほど
強烈なインパクト、

県唯一の国宝建築物である投入堂。

開祖、役の行者は奈良の葛城出身。
彼がまいた蓮の花びらが
奈良の吉野山、四国の石鎚山、
そしてここ、三徳山に落ちた。

断崖絶壁に風雪にも耐えて建つ神々しき
投入堂。
役の行者が投げ入れた伝説も信じたくなる。

「こんなとこにどうやって建てたのだろう。」
鐘楼堂に吊ってある3トンの鐘を
どうして上げたのかと同様の奇跡。

そしてそれを目にするのもちょっとした奇跡。

季節、天候、時間、そして自分の体力。
どれかひとつでも条件に不足ならば
たどり着けないところ。

お寺から借りる輪袈裟はさながらお守りのよう。

「ざーんげ、ざーんげ、ろっこんしょうじょう・・・。」
両手両足を必要とする登山道を
短いが、我が人生に準えて登って行く。
履き慣れた靴で登ったが、
わらじならもっと実感できたかも。
文殊堂、地蔵堂、鐘楼堂、納経堂、観音堂
迎えてくれる古舎に祈りを捧げる。
往復を40分足らず。
でも、プチ修業の後、
これから先の見えてくる何かがある。

 


 


 

 


 



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